DEATH STRANDING Director’s Cut の発売にともなって、今まで PlayStation 4(PS4)でプレイしていたオリジナル・カットのセーブデータを投げ捨てて、心機一転、最初から Steam 版の Director’s Cut を目下 PS4版の進行状況に追いつくまで進める予定のプレイ日記です。Twitch でやっている配信をもとに記録を残していきます。え、まだ4回目なの?――という気持ちを抑えて今日もブログを更新します。

このブログを書いている人間の現実の話をすると、コロナ禍のゴタゴタがちょっと落ち着いてきた頃に、人からの紹介で新しいプロジェクトに関わることになったんですが、これが事前の説明と違ってガッツリ週5日で仕事の予定を入れてくる企業で、ここ2~3か月ぐらい本職と合わせると週休が一切ない状態で、子供の世話もしなくてはいけない夏休みシーズンを駆け抜けてきました。さすがにそろそろ出勤しなきゃいけない日が減ってきたので、うまくいけばブログの更新も再開できるんじゃないかなと私自身も期待しています。

まあ、私の話はどうでもいいので、配信の初っ端にやった Director’s Cut の新規追加要素から取りあげていきます。この仕切り直しの遠征記では、PS4版に追いつくまで物語を進める前に一つだけ、この Director’s Cut で新しく追加された依頼もちょっとずつやっていくことにしています。今回は前回やったナゾの廃工場にもう一度行くことになるようです。

物語の本筋のほうは、すでに前回で中部エリアのレイク・ノットシティまで進んでいるので、新規追加された依頼を受注できる東部エリアに戻るには、ひとまずプライベート・ルームに入ってフラジャイルを呼ばなくてはいけません。ところがこのとき、変なイベントが始まりました。シャワーを誰かが勝手に使っているようなムービーだったので、以前に見た光景と重なり、配信では呑気に「フラジャイルが来たね」と言っていましたが、どうも様子が変です。これは私が初めて見る新手の悪夢ですね……!

シャワーに人の気配

首をちょっとかしげてシャワーブースの中で棒立ちする人影が見えます。フラジャイルのときは足下や顔が透けて見えていましたけど、今回は上から下までぼかしがかかっていて誰かわかりません。

シャワーの人影

ベッドから体を起こしてシャワーのほうをいぶかしそうに見つめたサムですが、そのまま特に何も起こらず見慣れないムービーが終わり、いつものプライベート・ルーム内での操作ができるようになってしまいました。いつものようにみんなからメールも届きますが、それでも部屋はいつもより薄暗いし、人影は相変わらずシャワーブースの中で微動だにせず立ち続けています。画面に [1シャワーを使う] の操作案内がこれでもかと出ているので、導かれるままにシャワーを浴びることにします。てか、この状態ではさすがのサムもウンコを気張る気にはなれないようです。

シャワーを浴びようとサムが近づくと、中の影が挙動不審な動きを見せるようになり、次第にブースの中を暴れ始めました。この動きは化け物っていうより、心霊系ですね。P. T. のリサあたりのオマージュかな? とすると、名前が同じサムのお母さんの来訪とも考えられます。ママー!

女性っぽいポーズ

しばらくブースの中で暴れた人影は、ピタッと上のような品を作ったポーズでとまりました。さっきまでの棒立ちとは違って、このポーズは女性っぽいですよね。しかし正面のガラスに投影されているナゾの丸いマークがうまいこと股間の位置に来ているせいで、ご立派な金玉感もあります。この歯車みたいなマークは何なんでしょうね……? フラジャイルの入浴シーンを見返しても、あのときはこんな表示なかったんですよね。

カメラがそろりそろりとシャワーブースに近づくと、扉が開いて中から BT が飛び出してきました。なかなかのびっくり演出ですな。

小島監督……?

録画しておいた配信の映像を見返したら、ここの BT はサングラスを着けていました。ということは、小島監督のカメオ出演ってことですね。つまりサムの母は監督であり、P. T. のリサも監督の仮装であった可能性があるとな。

BB-28

まあ、サムの生みの親が小島監督なのはあながち間違いじゃないんですけど、そんなテキトーな話はどうでもいいので、BB-28をあやして気持ちを落ち着かせたら、さっさとフラジャイルを呼んでK2西配送センターに飛ばしてもらいます。

フラジャイルジャンプ

まだこっちのデータでは酷使しているつもりはないんですが、姿を現したフラジャイルがすでに涙を流していました。そんなに飛ばしてもらったっけ……? それか、あれか。前回サムの前で鼻血を流すイベントでさんざジャンプしたあとだからかな。

K2西配送センター

配信では意外とキャピタル・ノットシティから行くほうが道中安全かな~なんて言ってたんですが、普通にミュールの集荷基地もあるし、どっちにしろ新規追加された依頼は K2西配送センターからしか受注できないので、おとなしくベンジャミン・ハンコックさんのところに行くことにしました。

ダイハードマンからの通信

K2西配送センターのプライベート・ルームに到着するとすぐに、ダイハードマンから通信が入りました。

サム、廃工場から回収した荷物は施設内部の情報を収めた記録媒体だった。あそこは、かつて放棄された施設だ。だがデータによれば、その後も使用されている。なぜ、何のためかはわからない。正体不明の集団と関係しているのかもしれない。もう少し調査が必要だ。K2西配送センターの端末で依頼(オーダー)を確認してくれ。君に災いが及ぶかもしれんが、受ければ君のためにもなる。

ダイハードマン
サム指名依頼 No. 78 「廃工場内部に潜入し、記録媒体を回収せよ」

前回廃工場から荷物を持ち帰る最初の依頼を終えたあと、ここの配送端末にさっそく次の新しい依頼が追加されていたのは確認済みなので、この通信を待たなくても Director’s Cut で新規追加された一連の依頼を連続して受けることはできるはずです。この通信は、物語を終盤まで進めたプレイヤーに、新しい依頼がここにあるよと都度注意喚起する意図がある呼びかけなのかもしれません。物語をある程度進めると、東部エリアの配送端末なんてまず見ませんからね。

廃工場は、ブリッジズの管轄下にある施設だった。
引き続き調査を行うため、廃工場内部へと潜入し、荷物を回収してほしい。
遠隔でセキュリティを解析したため、施設内部へ通じる扉のロックも解除できるはずだ。

サム指名依頼 No. 78「廃工場内部に潜入し、記録媒体を回収せよ」の依頼の詳細より

今回の依頼の詳細に目を通すと、目的地の廃工場は、大方の予想どおり、ブリッジズが管轄していた施設だったと正式に認められていました。もとは何かのプロジェクトの下請けみたいなことをしていたんじゃないですかね。それから都合が悪くなってブリッジズが組織ごと切り捨てたので、恨みを買って武力衝突さえ辞さない対立関係になったんじゃないかな。「遠隔でセキュリティを解析したため、施設内部へ通じる扉のロックも解除できるはずだ」ってさらっと書かれてるんですけど、そんなことできるなら最初からやってよ! せめてサムを行かせる前に解析を済ませて、できるようになってからサムを送り込んだほうが探索も荷物回収も効率よかったでしょ! ……って配信中は思ってたけど、前回サムが持ち帰った荷物の解析でやっとできるようになったとか、そんなとこ?

Goliath

配送端末で前回見送っていた次のサム指名依頼 No. 78「廃工場内部に潜入し、記録媒体を回収せよ」を受けて、配送センターをあとにすると、また新しい曲が流れてきました。前回と同じ Woodkid というフランスのアーティストの曲で、今回は Goliath というタイトルです。

Director’s Cut の新しい依頼は、本編でよく流れていた Low Roar ではなく、彼の曲でイメージが統一されているようです。ちなみにこの曲のミュージック・ビデオはグラミー賞にノミネートされていたらしいです。巨大な掘削機を動かして仕事に従事する作業員の男性が、ノイローゼのような症状を起こしながら勤務し続けるうちに、巨大な化け物の幻影を見る流れになっています。ここらへんは、自分の仕事の重責に苦しむサムの姿にも重なるかなという気がします。最後のくすぶる石炭の怪物みたいな存在も、タールをまとう BT とイメージが重なるところがあります。

いつもより長く流れていた気がする彼の曲を聴きながら、ルーデンス・マニアのシェルターあたりの崖を登っていたら、なんとなく聞き覚えがあるような気がしてきました。これ、小島監督自ら用意したファイナル・トレーラーで採用されていた曲ですね。

ということは、Director’s Cut 全体のイメージ・ソングでもあると言えるかもしれません。配信中に歌詞を調べて適当に直訳で意味がどんな感じか話していたんですが、あとになってトレーラーを見返したら、歌詞の和訳が右に出ていたので、公式なこの曲の見解はそっちを見たほうがいいと思います。

“Goliath”は日本語で言う「ゴリアテ」で、当時ただの羊飼いの少年であったイスラエルの王ダビデによって倒されたと聖書に書かれている巨人の名前です。配信では時期的にジブリ映画『天空の城ラピュタ』を連想すると言っていました。同作では味方のドーラ一家が、敵方の巨大戦艦をその巨大さと戦力から「ゴリアテ」と呼んでいました。ミュージック・ビデオにも巨大な掘削機が出てくるのでイメージは近い気がします。

ところで、ゴリアテは歌い手か、歌い手が「いつまで眼を背ける?」と問いかける相手のどちらなんでしょうね? 配信でも言ってたんですが、私はなんとなく職務に苛まれるサムの自問かなという気がしていました。目を背けるっていうのはルーデンス・マスクの私の解釈に近いので、どちらかと言えば、質問を投げかけられているほうがサムのような気がします。この前に「とりつくろっても剥がれ落ちる仮面」という歌詞もあるので、ヒッグスとの会話に出てくる仮面の話にも絡めて考えられそうですね。

荷物のシール増えた?

いったん立ち寄ったルーデンス・マニアのシェルターからさらに上へ登り、廃工場の目の前まで来ました。一度倒したはずのミュール連中がまた起き上がって見回りしています。しゃがんで隠れつつ入り口に近づこうとしたときに、ほかのプレイヤーが設置したロープが崖上から垂れているのを発見したので、興味本位で登ってみようとしたんですが、しゃがんだままロープをつかんだのがよくなかったのか、うまく登れませんでした。

ここでサムの脚に付いている荷物ケースがアップになって気付いたんですが、Director’s Cut になって、ケースに貼られているステッカーの種類が増えていませんか? なんか剥がれ具合といい、妙にリアルになった気がしますが、丁寧に扱ってねといった今さら何の効果もなさそうなそのメッセージ性が、リアルさの追求というよりは、オブジェクトのデザイン優先って印象を受けますね。

見つかっちゃった。

もたもたしているあいだにミュールに見つかってしまいました。縄登りは諦めて、ストランドに持ち替えて応戦します。

ミュールとの戦闘

ここでは終始ストランドで戦っていたんですけど、せっかく前回手に入れたメーザー銃を持ってきたので、おとなしく銃を撃てばよかったなとあとになって思いました。正面から素直に斬りつけてきてくれるならいいんですが、今回はよく背面に回り込まれて荷物を落とされた気がします。そうなるとストランドでとっさにパリイできないんですよね。

転けちゃうサム

戦闘がヘタクソなのに、無理に殺傷能力が低い武器で華麗に戦おうとするから、槍で小突かれて見事に坂道で転けてしまったうちのサム。気絶寸前です。

坂道での戦闘はミュールもよろめいたりするので一瞬お得かなと思ったんですが、自分が坂下にいると坂を上るのに必死で、相手がよろめいてもとっさに近づいてストランドで絞めることができなかったり、サム本人も転けやすくなったりで、やっぱり戦闘には向いてない場所だと思いました(知ってた)。

ロープを構えるサム

武器を構える相手を目の前にして、ストランドを構えるサムはすごくカッコいいんですけど、このサム、一度敵前逃亡して体力が戻った頃に性懲りもなく戻ってきた負け犬です。けっきょくここの建物前のミュールはみんなストランドで倒しました。操作方法すら忘れているうちのサムではリスクしかない戦法でしたね。

あと、ミュールに一瞬奪われた荷物が梯子だったので、配信中ずっと「なんでワイ、梯子なんか持ってきとるんや」と疑問を口にしていましたが、依頼を受けるときにしっかり「メーザー銃と梯子が支給されるわ」と言っているんですよね。どうも、3秒経つと記憶が吹っ飛んでしまうサム・鳥頭・ブリッジズです。

建物の入り口

建物の入り口前の駐車場っぽい場所まで来ました。前回荷物を回収したポストが右手にあります。今回はここの扉が開くようになっているので、さらに奥へと入っていきます。

サム、扉の横に操作パネルがないか。それで工場内部への扉が開くはずだ。

ダイハードマン

前回ロックされて開かなかった扉が視界に入るところまで来ると、ダイハードマンが扉横のパネルを操作して扉を開けと指示をくれます。

RDY

扉横のパネルはタッチパネル式の全面液晶画面です。なんか放棄された施設にしては最新鋭って感じがしますね。「RDYって何だ?」って配信中に言ってたんですが、たぶん“Ready”の母音をそぎ落とした略語ですかね。扉が開く準備は万端、いつでもどうぞって感じ?

サムは迷いなく画面下部のバーに指を当て、スマートフォンのように右へスワイプしてスマートに扉を開けます。すごいな。私だったら初見では操作方法がわからず、バーをタップして開かないとわかるやいなや、うろたえ始めて画面をあちこち無駄に触ってしまいそうです。そして、しばらく格闘したあと、スワイプで開くことをやっと探り当てるという展開になりそう。サム、天才か。あるいは、この手の液晶パネルはブリッジズ内にもあるのかな?

扉を開けるための操作方法がスワイプって、ユーザー・フレンドリーなんでしょうか。デジタル・ネイティブの子たちなら、画面の表示を見ただけで迷わずできる操作なのかなと、ちょっと気になったんですよね。私みたいな BBA は、動作が少ないタップとかにして、そのタイミングで指紋承認とか一気にできるシステムだとそれっぽいのになって考えちゃうんですけどね。

ホログラムの女性

扉が開くと、通路の奥に消えていくホログラムの女性の姿が見えます。ちょっと亡霊っぽい演出ですね。

しかし、ホログラムという性質を考えると、どこかにご本人、あるいは関係者がいて、あえてこの姿をこのタイミングでサムに見せようと操作でもしていない限り、いろいろナゾが残る演出でもあります。でも意図的に見せているとしたら、えらくもったいぶった演出に見えますよね。逆に何かの理由で勝手に見えているホログラムなら、なぜ見えるのかという疑問の掘り下げも、過去に説明があったカイラルグラムの仕組みや、アメリのホログラムの説明と同じ要領で考えていいんでしょうか。

アメリと第一次遠征隊は、東から西へ北米大陸を横断し、孤立した都市に「結び目(KNOT)」を整備した。だがインフラが整っただけで、カイラル通信は繋がっていない。今できるのは、無線と有線による音声通話と、わずかなデータ通信という程度だ。ローカルデータで補完しないと、カイラルグラムは表示できない。君が見たアメリやブリッジズのメンバーは、皆ローカルデータを元に再計算したホログラムだ。

ダイハードマン

そうすると、まずこの廃工場にカイラル通信を利用できる設備があるのかどうかがネックになってきます。つながっていないなら、サムと再会した当初のアメリのようにローカルデータを活用しないといけません。この女性の姿は、ここの廃工場に保存されているデータを使って表示されていることになります。反対にカイラル通信のような反則級のサービスが利用できるなら、なんでもありな状況なのでどうとでも理由付けはできます。それこそビーチに何らかの理由で留まっているご本人の魂が見せた幻というような解釈で、一種の亡霊としてとらえることもできるでしょう。

サムがカイラル通信をつないだときに一瞬映るカイラルネットワークのエリア図を見た限りでは、どうやらこの廃工場はぎりぎりキャピタル・ノットシティの通信域に入っているようです。ということは、なまじ元がブリッジズの施設だっただけに、サムが第二次遠征隊として動き出すより前、カイラル通信が試作段階の頃から利用できていた可能性もあります。じゃあ、可能性は無限大ですね。

Enter at Your own risk

扉を開けてすぐの通路には、いろいろ落書きのような注意文が書かれています。上の画像のものは“Enter at Your own risk(これから先に入るなら、何があっても自己責任)”というふうに読めるので、サムのようにここに足を踏み入れる人間に向けて書かれているようです。猛犬注意みたいな感じ?

ヒッグスが隠れていたシェルター

こういう壁の殴り書きは、うちのプレイ日記ではまだ出てきていませんが、ちょっとヒッグスがこもっていたピーター・アングレールのシェルターを思い出しますね。手書きに見えて、全く同じ文章がスタンプで押したように繰り返し登場する点も似ています。なんだ、ヒッグスも絡んでいるのか?

DEATH TO INTRUDERS

配信中にあまりにも手書き文字過ぎて読めないと話していた落書きは、“DEATH TO INTRUDERS(侵入者に死を)”だったみたいです。最初の部分が読めなくて、「“MATH”かなぁ~?」なんてふざけて言ってたんですが、さすがになかったようです。確かに私は数学が苦手で、ここに足を踏み入れた瞬間に難しい数学の問題を出題されたら脳みそが爆発して死んでしまいそうだとは思ったんですけどね。

あとは“OFFLIMITS(立入禁止)”や“LEAVE OR DIE(去らないと死ぬぞ)”、さらには“KILL U ALL(お前ら全員殺してやる)”というような物騒な文字が並びます。

注意書き

壁の殴り書きは比較的新しそうですが、この施設がまだ機能していたときに掲げられていたと思しきちゃんとした注意書きもありました。でもここの英文、“LIABLE TO SEARCH”とか、“FOUND”だけを名詞の後ろに持ってきて修飾節のように使っている点とか、ところどころ言い回しにちょっと違和感が残ります。こういう文章って独特だから、ネイティブが見ると自然なのかな。

とりあえず、書かれている文章を読むと、社外秘の情報であふれた施設だったということがよくわかります。そしてサムは明らかに歓迎されていません。さすがブリッジズのアレコレの一端を担っていた施設です。

入り口の見張り

呑気に壁の古い注意書きを読んでいましたが、すぐ隣の扉がなくなった戸口の向こうに見張りが一人立っていました。間抜けなことに入り口に背を向けて、味方がたくさんいる奥ばかり眺めています。うちのサムでも簡単にストランドで縛り上げることができましたが、Director’s Cut で再度アプローチしようとしていたんじゃないかと思われる METAL GEAR SOLID シリーズのファンはこんな難易度でいいのか……?

GTHCX

ほかの殴り書きは配信が終わってから落ち着いて見ると、だいたい意味がわかったんですが、唯一この“GTHCX”だけは今でも意味がわかりません。なんかの略語っぽいので検索してみたら、インベスコ・リミテッドというアメリカ合衆国の資産運用会社が運用しているファンドの銘柄のティッカーのようなものがヒットしました。じつはここでブリッジズの活動資金でも調達してたとかそんなんなの?

それ以外では米ノースカロライナ州の大学のバスケットボール部を応援するキャッチフレーズに“Go to Hell, Carolina!(大暴れしてやろうぜ、カロライナ!)”というものがあるらしく、それの略語が“GTHC”らしいです。この廃工場がある場所って、ノースカロライナ州にあたるのかな? この場合、最後の“X”がナゾに余りますが、隣に書かれている“OFF”になんかかかっているのか、あるいは「キス」とかバツマークみたいなものと解釈すれば、なぜか一人だけここに強烈なバスケットボール・ファンかアンチがいて、思いの丈を壁にぶちまけずにはいられなかったみたいに考えることもできますね。みんなが侵入者を警戒して脅し文句を書き連ねる中、自分が好きなものを書かずにはいられない個性の強さ、わりと好き。いや、たぶん、というか、絶対違うけど。

ダミー荷物

この先の部屋にはミュールが複数人待ち構えているようなので、私の腕ではちょっと背後に忍び寄って縛り上げるというような簡単なステルス戦法では切り抜けられそうにありません。いよいよメーザー銃の出番ですが、せっかく持ってきたのでスモークが出るタイプのダミー荷物もここで活用することにしました。

STAY OUT

ダミー荷物を右手に握りしめて設置しようとして、扉にも殴り書きがあることに気付きました。“STAY OUT(入ってくんな)”の矢印が入り口と反対方向なのが笑えます。先ほど意味がわからなかった“GTHCX”の横に書き添えられていた“OFFLIMITS(立入禁止)”も単体でこちらにあるので、あっちはたまたま隣になっただけで連動した意味はない可能性があります。

しかしこの扉、見た限り外開きなので、扉を閉めるとこの脅し文句が内側に向けたものになっちゃうんですよね。裏面にもきちんと書いているのかな? いずれにせよ、普段から開いているのが基本のスタイルのようです。言葉とは裏腹に、扉を開けて侵入者を歓迎していくスタイルですね。

ダミー荷物を置くところで見つかるサム

ダミー荷物をシレッと戸口に置いてこようと思ったら、部屋の正面にミュールがいて見つかってしまいました。さすがに奥ばかり見てくれないか~。施設内に警報がとどろいて、一気に慌ただしい雰囲気になりましたが、どのみち私の腕では遅かれ早かれ見つかっていたので、まったく問題ありません。

待ち伏せメーザー銃

ちょっと戻って廊下の L 字型になった場所であとを追ってくるミュールを待ち伏せしてメーザー銃の電撃をお見舞いしてやることにしました。無駄弾を撃ちまくりながら、一応攻撃を食らうことなく対処することができました。

ダミー荷物、設置!

しかし侵入者の気配に釣られて出てきたのは、わずか二人。残りはまだまだ部屋の奥にいるはずなのに、まったく出てきてくれません。ダミー荷物にも誰も引っかかってくれないなんて、ちょっとさびしいサムなのでした。こういう微妙な敵の AI が賢くなってる気がする、Director’s Cut。気のせいかもしれないけど。

部屋に侵入

仕方がないので自分から顔を見せに近づくことにしました。オレ、オレ! 伝説の配達人だよ~! 数歩歩けばダミー荷物が見える位置にいながら近寄ってこないなんて、ミュールの風上にも置けないな! 柱やイスなど、やたらとオフィスっぽい什器に無駄弾を放ちながら、なんとかこの部屋は制圧することができました。

ダミー荷物に群がるミュール

部屋の奥にいたミュールを一人倒したら、残ったメンツも何かのスイッチが入ったのか、みんなサムがいるほうへ移動してくるようになりました。先ほどの待ち伏せポイントまで下がると、二人ほどダミー荷物の近くから動かなくなったので、壁沿いに安全に隠れて接近して、電撃を浴びせることができました。煙は出ませんでしたが、せっかく持ってきたダミー荷物、一応これで役に立った……のかな? なんか AI がおかしくなって棒立ちになってただけのような気もするけど、まぁいいか。

研究施設のオフィスみたい

敵を倒したあとにあらためて部屋の中を見渡すと、パソコンやキャビネットのほか、顕微鏡などもあるので、どこかの研究施設のオフィスみたいに見えます。まあ、どこかというか、ブリッジズなんですけど、今までのブリッジズでも、ここまでオフィスらしいオフィスは見たことがありませんでした。

実験室っぽい雰囲気

部屋の奥には一面ガラス張りの大きな窓があり、その向こうに実験室のような空間が見えます。さしずめここで人体実験でもしてたんでしょ?

調子はどうだ、サム

さらに部屋を出て奥へと進みます。奥は鍾乳洞の中にコンクリートの壁で建物を造ったような構造になっています。自然の洞窟の中に秘密の施設を造ったのか、地下に造った施設がデス・ストランディング現象でもとの鍾乳洞に侵食されたのか、よくわかりませんが、このコンクリートの廊下を進んだ先もオフィスみたいです。

ここで突然「どうだ、サム」と独り言を言い始めるサム。そこも敵地だからそんなことをしている場合じゃないぞ!「どうだ」じゃねえ!

実験室

廊下の先のオフィスを抜けると、先ほど大きな窓ガラス越しに見ていた実験室にたどり着きました。棺みたいなカプセル型のベッドが中央に見えますね。

大統領の脇から伸びるチューブ

棺型ベッドの隣に置かれているのは、死に瀕したブリジット・ストランド前大統領の大統領執務室にあった医療機器と同じように見えます。ここらへんは単なるオブジェクトの使い回しかな?

脳死母の医療用ベッド

近くで見ると、この棺みたいなベッドは、サムのお母さんが寝ていたカプセルみたいなベッドに似ているような気がしてきました。

そう言えば、天井からぶら下がっている黒いチューブもブリジット・ストランド前大統領の病床と同じですね。死の床にある前大統領が、脳死母と似たような状態というのは面白いですね。案外、私が前にどこかで書き殴っていたような、絶滅体がブリッジ・ベイビーを実母の脳死母から自分の母胎につなぎ直している説もいけるんじゃないですかね。

サムのお母さんが寝ていたカプセルのようなベッド

同じ配信でプライベート・ルームから出るとき恒例のクリフのフラッシュバックが見られたので、比較のためにサムのお母さんのベッド画像を載せておきます。この廃工場、ブリッジ・ベイビーの研究施設だったんじゃないかな?

BB ポッドを固定するアーム

そして隣にある円形のアームが、ブリッジ・ベイビーのポッドを固定するためのスタンドでしょ?

クリフのワイングラスに映るサム

同じフラッシュバックの映像中もクリフが持つワイングラスにちょっとだけ視点主のブリッジ・ベイビーの姿が映り込んでいます。円形の青い光が中心のポッドをぐるっと取り囲んでいるのがわかります。たぶんこれじゃなくても、物語終盤の映像だと、もっとポッドの固定台がはっきり映っているシーンもあったはずです。

こりゃ、ほぼブリッジ・ベイビーの研究施設で間違いないですね。だからいろいろ研究が行き詰まって、倫理的な問題が浮上してきたときに秘密裏にブリッジズに切り捨てられたのかな。それで、利用されるだけされてお払い箱になってしまった研究者のグループが怒って反撃に出たって流れになるんでしょうね。

ロックされたドア

なんとなくそれっぽい情報は得られたものの、この実験室には調べられる物も拾える物もありません。奥に進もうとすると、目の前にはまたも施錠された同型の扉があるのみで、先に進むことができませんでした。どうやらさすがのブリッジズも奥のドアの遠隔解析はまだできていなかったようです。スワイプでドアを開けられる操作パネルは、赤色で“LCK”と表示されています。これも“LOCKED”の母音を端折った略語かな。

廃工場のポストから荷物を回収

開かないドアの左手前にまたミュールのポストがあるので、中を漁ります。今回の目標になっている記録媒体はこの中にあるようです。施錠された扉の向こうは次の依頼で進むっぽいですね。

廃工場の女性のホログラム

ポストからお目当ての荷物を回収すると、隣の棚をのぞき込む女性のホログラムがまた見えます。入り口の廊下で見た女性と同じですね。完璧に亡霊のような使い方をされていますが、ホログラムなので、サムの心理が投影された幻覚ではなく、誰かが意図してサムに見せようとしているのは間違いありません。上にも書いたとおり、いまいちよくわからない仕組みです。

女性のホログラムが見ていた写真

ホログラムがじっと見つめていたのは、家族写真のようでした。ホログラムの女性は髪型からしておそらく一番左の子供を抱いた女性ですね。女の子が黒人だったので、配信中は、小島監督の作品で黒人の女の子が普通に出てくるなんてめずらしいと話していました。

でもこの女の子、黄色いレインコートを着て雨の中を歩いているんですよね。黄色はカイラル結晶の色である金色に近いので、ビーチに近い色なんじゃないかと推測していました。雨は言うまでもなく、時雨につながる現象です。だから配信中にこの女の子はビーチの向こうの存在、つまりすでに死んでいる説を立てていました。まあ、ここの写真に写っている人物はいずれも、ブリッジズに対抗している組織の人間だろうから、全員ビーチ送りにされていてもおかしくありません。この人の作品で黒人の女の子はめずらしいと言いましたけど、どうせ虐げられる端役だからマイノリティでもいいと思ったのかしら。どうせすでに退場しているなら物語に深く絡んでこないでしょうしね。

黄色と言えば、左の親子写真だけフレームが明るい黄色なんですよね。右の二つは金属が錆びたみたいな鈍い色をしているので、左の方が重要、あるいは右の2枚が時系列に古いことを示していそうな印象を受けます。あと、錆びた金属って、ちょっと SILENT HILL シリーズの悪夢の世界っぽいですね。

母娘像

ムービーでアップになった母娘像の姿です。人種が違うので、血がつながっていない可能性もあるけど、祖母と孫の関係ならあり得なくはないし、親しそうに身を寄せている姿からして保護者なのは間違いないでしょう。

色の話題が出たので、服の青い色に注目すると、サムが着ている配達人のスーツが青色なんですよね。ブリッジ・ベイビーはサムも関わっている配達ツールでもありますから、そういう関連でしょうかね? 日本語で言うところのボーダー柄と考えると、登場人物の議論にたびたび登場する「分断」という言葉と“border”がかかっているのかもしれません。

女性が着けているペンダントは、まさにカイラル結晶と同じ金色をしています。形状はブリッジ・ベイビーのポッド、あるいは先ほど見た脳死母のベッドと同じ棺をモチーフにしてたりしますかね? 現実だったらかなり縁起でもない感じのアクセサリーにはなりますが、こういう毛色のゲームだといかにもな感じです。

ミサンガ

似たようなアイテムを誰か身に着けていたかな~と考えて、最初に頭に浮かんだのがフラジャイルが持ってきたミサンガでした。こっちの結晶は棺の形というより、自然の母岩から削り出したかち割り水晶のようないびつなひし形をしているので、私の気にしすぎかもしれませんが、もともと棺型に成形されていたものが、使い続けることで劣化してこの形になったみたいな可能性もあるかなと思いました。

このミサンガにはフラジャイルの血とカイラル結晶が編み込まれていて、フラジャイル・エクスプレスが配達を担当しているプレッパーズのシェルターに出入りする際に必要となる ID 代わりにもなっていました。サムがブリッジズの配達人として持ち歩いているストランドにもサムの血が編み込まれていて、同じようにブリッジズの ID 代わりになっています。このミサンガもまた、何かと何かをつなぎ、つないだものを雁字搦めにして座礁させるストランドの可能性があるわけですね。ホログラムの女性のペンダントも一緒かなあ?

カップルかな?

女の子は育てていた子供として、一緒に映っている男性は恋人か夫婦関係にあるパートナーかな? そうすると女の子と人種が違うという問題がまた浮上してきますが、実子じゃなくて養子、あるいはやっぱり孫とかの線が濃厚ですかね。

配信では写真が小さすぎてよくわからなかったんですが、配信後に拡大してみると、この男性が着ているジャケット、先ほどペンダントとミサンガの比較のために出した画像のフラジャイルのスーツとデザインがよく似ていますね。それに気付くと、彼の腕の文字も“FRAGILE”と読める気がします。腰から下げているのはサムのストランドと同じ縄でしょうし、配達人なのは間違いないようです。配信中は気付いてませんでしたが、フラジャイル・エクスプレスを立ち上げたフラジャイルのお父さんっぽいですね。少なくともフラジャイル・エクスプレスに所属していた配達人なのは間違いありません。ここにきて、このホログラムの女性がフラジャイルを産んだ実母である可能性も出てきました。

ただ、フラジャイル・エクスプレスの活動エリアは中部エリアで、この廃工場がある東部エリアからはグラウンド・ゼロ湖を挟んで致命的に隔たれています。男女の関係だったとしたら悲恋レベルの遠距離恋愛だろうし、実は東部エリアがフラジャイル・エクスプレス生誕の地みたいな隠し設定でもなければ、物語の背景に矛盾が出てくる可能性もあります。ここらへんの整合性、大丈夫なのかな? やっぱりただ片道切符覚悟で遠方に配達に来ただけのフラジャイル・エクスプレスの配達人かな?

もしフラジャイルのお父さんなら、小説版の DEATH STRANDING では、過去の回想シーンとして、エルダーに「しばらくあんたのところには来られない。実は、父親になるんだ」と語る場面があります。続く言葉で「いろいろ事情があって、おれが育てなくちゃならない」と説明しています。フラジャイルは産まれる前から、父親に引き取られて男手一つで育てられることが決まっていたようです。子供嫌いのキャリアウーマンが母親ならともかく、写真を見る限り、この女性は子育てに抵抗がないように見えます。そんな人が自分の子供を手放して、父親に押しつけるかなという疑問を考えれば、やはりおそらくもうこの世にはいないんじゃないかという読みが妥当な気がしてきます。少なくとも、それこそ自分が脳死母になってしまったみたいな、自分の手で育てられない健康状態になっているとか、事情がありそうですよね。

目標達成

サムはホログラムの女性に注意を奪われ、棚の写真を見つめて立ち尽くしていますが、ポストから目当ての荷物が引き出されたことで、ブリッジズ本部のダイハードマンには無事にミッション完了となったことが伝わったようです。通信で「見事だ、サム。目標の荷物を回収したな。速やかに戻って、その荷物を届けてくれ。施設の奥にはまだ部屋があるが、その先はセキュリティが堅い。当面、解析は無理だろうな。荷物の納品を優先するんだ」と指示を出してきます。

たしかに、ここにはもうこれ以上どうこうできるものは残っていないので、帰り道にこのプレイ日記用の写真を撮影したり、改めて気になったオブジェクトを観察したりしながら帰ってきました。

棺型のベッドに乗るサム

どうも脳死母のものっぽい棺型のベッドの隣に立ったら、登る操作キーが画面下部に表示されていることに気付いたので、好奇心に負けて押してみました。結果はやっぱり不謹慎な感じになりました。サムは悪い子だ! この鬼め!

こう、医療用ポッドっぽい見た目をしたカプセル型のベッドが割れているのって不吉な印象ですよね。さらに割れているのが胴の部分なので、なんか中で寝ていた人のお腹からエイリアンみたいな怪物が食い破って出てきたみたいなホラーの気配を感じるんですよね。まあ、つまりはブリッジ・ベイビーがその怪物なんですけど……。

BB-28の悪夢

ところで、今仕事で違う RPG ゲームを触っているんですが、基本ファスト・トラベルをどんどこ利用できるシステムになっています。だからこの依頼が終わった帰り道も、あとはファスト・トラベルで……と思わず考えてしまいました。このゲーム、そういうゲームじゃないんだよなあ。

労働の苦労と、その苦労に見合う感動みたいな仕掛けだと私は考えているんですけど、やっぱゲームは手軽にちゃっちゃとやりたいことだけやって達成感を味わいたいという趣味ゲーマーの気持ちも分かる気がします。ゲームで仕事させられるなら、実際に働いて収入を得たほうがいいですしね。オリジナル・カットが面白くなくて離れた人にはそういう人もいるんじゃないかな。

K2西中継ステーション

帰り道に、そう言えば行きのミュール戦で登り損ねたロープをつかんで、崖の上に行ってみることにしました。登った先はただの崖で、特にめずらしいアイテムが転がっているとかいうわけでもなかったんですが、誰かが設置した簡易観測塔はありました。ここは高度がかなりあるので、対岸の K2西中継ステーションも丸見えで、観測塔を使うには絶好のポイントです。

死体焼却所

崖の奥はすぐ目の前に死体焼却所があります。ブリジット・ストランド前大統領の遺体を焼却した場所です。そのさらに右手奥にイゴール先輩の大爆発でできた巨大なクレーターが見えます。一気に死の気配が間近に感じられます。こう見ると、この廃工場もブリッジズの重要な施設にアクセスがいい立地なんですね。

ロープ

戻るときにロープをもう一度つかもうとしてやっぱり思ったんですが、今作のロープ、かなりパイルに近づかないとつかむキーが表示されない気がします。道具の性質上、だいたい崖のぎりぎりのところにあるので、できれば早めにロープをつかんでしまいたいんですが、無駄にパイルの周辺をウロチョロしないといけないので、そのうちうちのサムが事故って崖から飛び降りることになりかねないと思います。なんか、ハードウェアから違うのもあって、どことなく細かい操作感が以前と違うんですよね。

サム指名依頼 No. 17「ポート・ノットシティ [K3] へルーデンスのスピアフラッグを届ける」

ついでに、目と鼻の先のルーデンス・マニアのところで、ポート・ノットシティのヴィクトール兄さんのところに届けるルーデンスのスピアフラッグの依頼を受けておこうと思います。このまま K2西配送センターで廃工場の荷物を納品して、ポート・ノットシティのプライベート・ルームで休憩して中部エリアに戻ります。

BB ポッドの色カスタマイズ

ぼちぼち歩いて K2西配送センターまで戻って納品すると、プライベート・ルームで BB-28のポッドの色がカスタマイズできるようになりました。これは今回の依頼を達成したことでできるようになった感じなので、Director’s Cut の新機能じゃないかな?

BB ポッドのカスタマイズ画面

のちほどプライベート・ルームで試しに変えてみようとしたら、思っていた以上に色が選択できるようになっていました。たぶん色のバリエーション自体は、オリジナル・カットからサムの装備品の色を変えられたバリエーションと一緒だと思うんですけど、サムの装備品はいろんな配達先で友好度を上げたりしないと選択できなかったのに対して、この BB-28のポッドの色は、最初から全色選びたい放題になっているようです。女の子はオシャレに敏感だからね。せめてポッドの色ぐらいおめかししないとね!

白にしてみた BB-28

ということで、無難なモノクロから攻めてみました。ブリジット・ストランド前大統領とおそろいの白です。あんま奇抜な色だと、なんか妙に浮いて見えそうだなと思ったんですよね。

サムに抱かれた白い BB-28

サムに装備された状態だとこんな感じです。アクティブ・スケルトンのパーツもおそろいの白色なので、自然なコーディネートになっているように感じます。BB ポッドの色は、引きの絵になると目立たなくなるので、案外奇抜な色でも悪浮きしないような気がしてきました。そのうち気が向いたら変えることにしましょう。

Ex グレネード No.0

ところで、一仕事終えてプライベート・ルームでシャワーを浴びたら、いつものように Ex グレネード No. 0が出てきました。よく見ると生成されたグレネードの青い液体に黒いタールみたいな不純物が混じっているんですね。こういう細かい表現はオリジナル・カットではわかりにくかったと思います。あらためてやると、やっぱりこのゲームは画質がいいんですよね。オリジナル・カットでは気付かなかったことにも目がいくので、新鮮な発見があります。

対消滅(ヴォイド・アウト)の説明

オリジナル・カットのときにも読んだはずの『帰還者と対消滅』というハートマンの文書です。改めて配信で読んだときに、ちょっと気になった部分を抜き出します。

……帰還者の場合、クレーターは普通の人間のヴォイド・アウトよりは小さい。これは変換されるエネルギーの量が少ないせいだと考えられている。
ヴォイド・アウトした場合、おそらくビーチを経由して、エネルギーの一部が持ち去られると考えられているが、帰還者の場合、その比率が高いのだと予想できる。帰還者の肉体が、消滅せずに残ることも関係しているはずだが、現時点では推測の域を出ない。

ハートマン

ざっくり書くと、質量と莫大なエネルギーは等しい関係にあり、対消滅とは、質量を持った粒子と反粒子が反応することで消滅し、その結果ほかの粒子やエネルギーに変換される現象を指します。帰還者の対消滅は、生成されるエネルギーが少なく抑えられているということで、ゲームのシステム上、サムが死んだときにできるクレーターが小さい理由付けにもなっているんですが、その原因について、帰還者の肉体、つまりエネルギーに変換される原材料たる質量が残り続けるからという推測や、ビーチにエネルギーが流れて、そのまま持ち逃げされるからという説が示されています。

この文章を読む限りでは、サムの体を構成する素粒子を原材料にして生じた莫大なエネルギーは、アメリのいるビーチに一部持ち逃げされていると考えられます。これはサムが帰還者であり、死ぬとすぐにビーチのすぐそばにある結び目に移動することにも関連していると考えられます。アメリはサムが爆発するたびに、サムの肉体の一部であったエネルギーをビーチで受け取ることになります。爆発は肉体を持たない無機質の存在にとって、新たな物質を生む生殖行動のようなものかもしれないと以前に書いたんですが、この考えが適用できるなら、ビーチでサムの爆発エネルギーを受け取ることは、アメリにとって性交に等しいことなのかもしれません。

一つ気になるのは、逆に対消滅を経てもサムの肉体がまるまる維持されるなら、何が原材料になって対消滅の爆発エネルギーが生まれているのかということです。もとの質量が減らないなら、変換されるエネルギーも生まれません。そう考えたら、対消滅の爆発で生まれたエネルギーがビーチに多めに流れて、そのエネルギーをもとにすごい速さでサムの肉体が結び目で再構築されているみたいな早業である可能性も頭に浮かびました。

この場合、サムの肉体はまるまる残っているわけじゃなくて、解体と組み立てをそれと気付かない間に瞬時に繰り返していることになるので、サムの肉体は対消滅を起こすたびに、もともとから自分の肉体を構成していた素粒子に、あらゆる時間軸が交わるビーチに流れていたエネルギーから対生成で作り出された新しい素粒子の不純物を混ぜ込まれていることになります。つまり、サムが対消滅を起こすと、本人の知らないところで、自分の体にほかの何かを構成していた、あるいはこれから何かを構成する素粒子が混ざり込むことになるし、それとは反対に、もともとサムの肉体を構成していた一部がほかの物質や生物を構成する一部になっている可能性もあるということです。

DOOMS と呼ばれる能力者は、サムがまだブリッジ・ベイビーだったときに、絶滅体の手によってビーチから北米大陸に送り返されたことで北米大陸で生まれるようになったとアメリによって語られています。彼らはもしかしたら、特殊な帰還者であるサムの体の一部、というか、特殊なブリッジ・ベイビーの体の一部をエネルギー変換の末に引き継いだから能力者として覚醒したのかな?

こう考えていくとサムの対消滅も新しい存在を生む一種の生殖行動で、サムはその新しい存在を産む親のような存在なのだといます。父性や男性性をトップにおいて、生物学的な女性性を徹底して重視しないこの構成、キリスト教の唯一神や救世主イエス・キリストっぽいし、いかにも女性嫌悪をこじらせてそうな小島作品っぽいですね。いや、ここで書いたことはあくまで私の頭に浮かんだ推測でしかないんですけども。

オキシトシン

あと、オキシトシンについて書かれたヴィクトール兄さんの文書が出てきたので、私なりに覚えた違和感をここにも書き残しておこうと思います。この作品、オキシトシンをいいものとして持ち上げすぎです。

オキシトシンは、触れあったり、リラックスしたりすると分泌されるホルモンだ。

ヴィクトール・フランク

オキシトシンの説明はあってるはずなんですが、このホルモンは同時に偏見やえこひいきを助長する効果があることでも知られています。仲間内から、周りと協力せずに自分だけ出し抜けに利益を得ようとする裏切り者をあぶり出す際にも報酬として脳内で分泌されるホルモンだからです。結果的に人のコミュニティではつねに疑心暗鬼の悪者探しが起こります。それはいい悪いの問題ではなく、人類が生き残るために進化してきた結果です。別の記事でつらつらおかしいと思う根拠を書き連ねてしまったので、簡潔にこれだけこっちの記事にも書き残しておきます。

ある配達人の手記

ここからは、Director’s Cut で新しく追加された依頼関連で読めるようになった手記です。まずは『ある配達人の手記 私たちの愛する娘へ #1』です。配信でも言っていましたが、書き手を示す人物欄まで「ある配達人」なのがちょっと笑えます。名乗るのが気恥ずかしいから、自分でしがない配達人を名乗る感覚で入力したのかしらとか、考えちゃいます。

「そんな時、彼女に会ったんだ。そうだよ、私のパートナー、つまり君のお母さんだ」と書かれているので、書き手は娘を持つ男性の配達人のようです。今のところ既出の人物で怪しいのはフラジャイルのお父さんですけどね。彼のパートナーは軍人一家に生まれた女性で、人々を守るために全てを捧げることを使命のように感じていたらしいです。ここらへんはブリジット・ストランド前大統領に似た匂いを感じますね。

身体能力、武器の扱い、医学の知識まで並外れていたという説明は、どことなく METAL GEAR SOLID V の兵士の能力評価を思い出しますね。え、フラジャイルのお母さんって、じつはエイハブだったの……?

配信中はしっかりすっかり忘れていたんですが、軍関係で名の知れた一族だったなら、サムのお父さんやダイハードマンと接点があってもおかしくありませんね。フラジャイル関係という読みは早計だったかな。

でも、「自由と希望の象徴のアメリカを繋ぎ直したい」という言葉は、フラジャイルが語った父親の言葉に似ています。意中の女性が強い信念を抱いてそう言葉にしていたからこそ、フラジャイルのお父さんもそう願うようになって、その想いは娘に受け継がれたとかだったらキレイな流れですよね。当の娘は興味ないと言い切っていますが、父親の想いを尊重する愛はしっかり残っています。「彼女は私の『アメリカ』だった」とか、「そうだよ、君は私にとって、アメリカの娘なんだ」とかいう言葉は、ヒッグスの陵辱に負けないフラジャイルに投げかけられていると考えると、思わず涙腺が緩くなります。なんかよくわからんけど、お前はアメリカの娘だと言われたら、フラジャイルみたいに自己肯定感がしっかりした娘も育ちそうな気がします。

母から娘へ

もう一つ読めるようになった文書は『母から娘へ 手記 #2』というタイトルになっています。さっきのが父親から娘への呼びかけなら、こっちが母親から娘への呼びかけになっているということですね。『#2』ということは、戦闘員への呼びかけである『仲間たちへ 手記 #1』の続きであり、あれは母親である同じ書き手が書き残したものであると考えられます。軍人一家出身の女性が書いたなら、まあ自然な話ですよね。

娘への呼びかけだったからか、こちらの手記は前回のものに比べていくぶんか文章が柔らかくなっています。最初に呼びかけている娘は「あなたにたった5年の人生しかあげられなかった」と書かれているので、もう死んでしまったようです。また「救えたのはあなた一人だった」という書き方から、本当はもっと救いたかった子供が何人もいて、そのなかでやっと5年生きられたのが、この手記で呼びかけている娘であったことが推測できます。

くわえて、文章の後半に「今の私に残された希望は、私たちの娘」とあるので、彼女には別の娘がいることがわかります。「私たちの……」ということなので、パートナーがいることの示唆ですし、逆に言えば最初に呼びかけている娘には、「私たち」と言えるパートナーがいない状態であることもわかります。

これ、やっぱりフラジャイルの両親の話だと思うんですよね。たぶん、フラジャイルのお母さんが助けられなかったのが、実験台にされたブリッジ・ベイビーたちなんじゃないかな。で、あの黒人の女の子が5歳まで生きた元ブリッジ・ベイビーとかなんじゃないですか。最後の「壊れやすい未来を、あの娘が繋いでくれることを、私は祈っている」と言う言葉も、めちゃめちゃフラジャイル関係であることを匂わせています。ここまできたら無関係なわけはないと思います。ブリッジ・ベイビーの研究に何らかの形で関わっていた女性が軍人一家出身なら、同じく軍人の父を持つサムがブリッジ・ベイビーになった流れも推測がつきます。

豪雨

はたしてフラジャイルは新規追加された依頼に関わっているのか。その謎を解明するため、我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった――というわけではありませんが、ルーデンスのスピアフラッグを届けないといけないので、引き続きポート・ノットシティを目指します。

途中の峠で時雨の豪雨に遭遇したんですが、豪雨なんてありましたっけ? いや、とくに意識してなかっただけで、前からあったような気がします。なんせこのゲーム、一度雨が降ったら多少雨の勢いが強かろうが弱かろうが、あんまりやること変わんないんですよね。ようは荷物落とさなきゃいいんでしょ、みたいな。

アメリカン・サイズ BT

とは言え、意識しすぎたのか、今回の峠越えはやたらと進路を阻む BT が多かった気がします。いつもはおとなしく端を通れば、一つも血液グレネードを投げずに通り抜けできるはずなんですけどね。これは久々すぎて私が慎重になりすぎているだけかもしれません。

今回は道中でアメリカン・サイズの BT も見つけました。わがままボディの BT は、体感的に血液グレネード1発で昇天してくれないイメージがあるんですが、これもたんなる私の思い込みかもしれません。

サム指名依頼3件同時進行

さて、アマゾンの奥地でボロボロに涙を流したフラジャイルに出会ったので、中部エリアのレイク・ノットシティまで戻してもらいました。これからこの周辺に住むプレッパーズに荷物を届けに行くんですが、オリジナル・カットのときは1件ずつ丁寧に配達していました。今回はだんだん面倒くさい気持ちのほうが勝ってきたので、サム指名依頼 No. 19~21まで、まとめて一気に配達しようと思います。細かい調査隊の記録はオリジナル・カットのプレイ日記に書いたからいいんだよ!

狩るか狩られるかわからないミュール狩り

レイク・ノットシティはすぐ出たところにミュールの活動地帯があり、今回のように荷物を抱えた状態で南下しようとするとすぐに襲われてしまいます。そのことをすっかり忘れて3件分の荷物をいっきに担いで出てきてしまいましたが、私にはオリジナル・カットのときと違って、メーザー銃があるので安心です。さあ、ミュール狩りの始まりだ!

サム・負け犬・ブリッジズ

はい、調子に乗って集荷基地まで襲撃しに行ったら、逆に襲われて大事なお届け物を地面に落として盛大に転けてしまいました。やはりジャングルの奥地にいる部族は恐ろしい! 狩るか狩られるかわからない、それがサム・負け犬・ブリッジズのミュール狩り。配達物が少し傷んでしまいましたが、致し方ありません。

しかし、ここでミュールに攻撃するときはメーザー銃の電撃が出にくくなっている気がしたんですよね。けっきょく私の腕が悪いからの一言に尽きると思いますが、そう言えば、メーザー銃って電力を消耗するって説明だったと思うんですけど、これまで戦ってきた感じ、サムの電池が減っている感じがあんまりしないんですよね。私の読み間違いだったのか?

金属ゲットだぜ★

途中もたつきましたが、なんとかみんなに電撃を浴びせてお眠してもらいました。せっかく集荷基地が制圧できたので、ここでしか拾えないメモリーチップを回収したら、近くの国道復旧装置まで、ここにある金属素材をよろめきながら全部持っていって、できるだけ投入しておこうと思います。

国道復旧装置

国道復旧装置は何か少しでも素材を入れると、あとはカイラル通信につないでおくだけでほかのプレイヤーと同期が進んで勝手に出来上がると思っている私です。たぶんレイク・ノットシティに近いほうは必要素材が少ないから、そんな感じでいけると信じてなめています。ぶっちゃけ、もう2回目はあんまり国道造りでしんどい思いをしたくありません。

眠気に勝てなかったサム

プライベート・ルームでしっかり休んできたつもりだったんですけど、ミュールとの連戦で疲れたのか、サムがへばってしまいました。その場に座り込んで、つかの間の休息です。サム・スリーパー・ブリッジズって言うと、めっちゃハイテンションで海外の通販番組みたいなのに出演して、寝具を売り込んでそうなサムの姿が目に浮かびます。

サムが眠りこけている間に、サムの背面にある岩山から青い光が立ち上っていることに気付きました。あそこなんかあんのかな? オリジナル・カットではとくに立ち寄ったことがないポイントだったんですけど、もしかしたら Director’s Cut で新規にできたポイントだったり?

地図で見る謎スポット

地図で確認すると、別に何てことないマップの端の高い岩山なんですが、岩山を越えた先に小島があって、ほかはだいたいブラックアウトしている海の一部が地図に表示されています。お、これは新規追加要素の予感?

カイラル結晶の採取ポイント

すっかり眠りこけていたサムをたたき起こしてあとで調べてみたら、ただのカイラル結晶の採取ポイントでした。構造的にも、岩山を超えて海側に出ることはできませんでした。

な~んだ、これくらいだったらオリジナル・カットから存在してそうですね。ただ私が知らなかっただけの可能性が高そうです。ちょっと落胆した感じになってしまいましたが、中部エリア以降は国道造りで素材をあっという間に消費するので、ありがたく頂いておきます。

パワースケルトン

さて、ミュールの集荷基地を滅ぼしたらエンジニアのシェルターはすぐそこなので、さっさと納品してしまいます。今回はサポートスケルトンがあるので、喉から手が出るほどほしかったわけではありませんが、あるに越したことはない本格的なパワースケルトンが手に入りました。ヤッタネ! これでブリッジズの犬として、もっと重たい荷物が運べるよ、サム!

特典のパワースケルトン色違いバージョンは、Lv. 1しか作成できないので、今のうちにめずらしいシルバーを作成して装備しておくことにしました。せっかくエンジニアが現物をくれたパワースケルトンを目の前ですぐリサイクルして、自分好みのデザインを作り直すサム、たぶんめちゃくちゃ心証悪いですね。

その後も、エルダー、クラフトマンと配達を済ませていきます。何度も書いてますが、ここらへんは PS4版のオリジナル・カットでプレイ日記を丁寧に書いているので、改めて気になったことが見つかったとき以外は全部すっ飛ばします。

メモリーチップ

初めて動き回る中部エリアなので、あちこちでメモリーチップが手に入ります。PS4版のオリジナル・カットのときは、まめにオドラデクのセンサーを発動させても、遠方からだとあんまりメモリーチップを検出できなかった記憶があるんですが、Director’s Cut はわりと遠方でも気が付いたら画面にマークが表示されている気がします。先ほどミュールの集荷基地を攻めたときも、ミュールと本格的にぶつかる前からメモリーチップのマークが見えていました。見つける難易度、今作で落ちました……?

国道復旧装置

エンジニア、エルダー、クラフトマンのシェルターを転々と移動している間も、目に入った国道復旧装置に適当な素材を投入していきます。今回のこれでサムの手持ちの素材は、カイラル結晶も含めてスッカラカンになりました。サム・貧乏人・ブリッジズです。しかし、これも素材を集める最終的な手間を省くための投資です。北米大陸に生きているほかのサムのみんな! このオラにちょっとずつだけ、でもできる限り根こそぎ元気をわけてくれ……!

サム指名依頼 No. 22「廃墟からクラフトマンの道具箱を回収する」

さて、無事にクラフトマンのシェルターまでたどり着いて納品できましたが、強情なクラフトマンはすぐにカイラル通信につないでくれないのでした。物語を進めるには、さらに北のミドル・ノットシティの廃墟から彼のお気に入りの道具箱を回収してきてあげないといけませんが、もうそろそろサムの体力も限界です。なんせ、レイク・ノットシティを出て早々のミュール戦ですでに疲れ果てて寝始めていましたからね。私もゲームの配信時間が3時間を過ぎそうだったので、ここらへんで今回は切り上げることにしました。

クラフトマンのお願いを聞いてあげるのは次回にして、今回はこのままレイク・ノットシティまで戻って終わりにしようと思います。

川を渡れなくなったサム

あまりにも体力の限界過ぎて、ちょっとした川さえ渡れなくなっているサムです。もう大切なお届け物を背負っていないのをいいことに、川で転けてちゃぷちゃぷ遊んでいます。社畜もたまには遊ばないと続きませんからね。

しかし、今回のサムは以前より疲れやすくなっている気がします。あと、今の主戦力のメーザー銃が説明どおり電力を消費している様子がないのもちょっと気になります。思ってた以上に消費量が少ないだけなのかな。どうも私、Director’s Cut のサムをうまく扱えていない気がするんですよね。……え、オリジナル・カットのサムは扱えていたのかって? いえ、そんなことはないので、今回のなんかしっくりこないこの感覚も、いつもの気のせいですね、ハイ。

エンジニアのインタビュー

最後にレイク・ノットシティのプライベート・ルームで、新しく読めるようになった文書を確認しました。新しく読めるようになったと言っても、これもオリジナル・カットのときに読んでいるものなんですけど、エンジニアの文書を読んでいたら、アメリカに愛された人だなって感じがしたんですよね。こういう点はフラジャイルとかもそうですね。

ここを更新してない間に、元内閣総理大臣の安倍晋三さんが銃撃されて命を落とす事件が発生しました。襲撃犯は、母親が宗教にのめり込むあまり自分の人生も狂わされたと話していて、安倍さんを襲撃したのもその宗教団体との関係が疑われていたからでした。この事件に関する見解は人によっていろいろあると思うんですけど、私は一種の「無敵の人」の犯行だと思うんですよね。ほかの通り魔事件と同じように、まともな家族がいない、財産もない、キャリアもない、社会的に何も失うものがないから、制裁を恐れることなく大胆な犯罪行為に走って、せめて最後に世間から注目を集められる一発逆転行動に出ようとするみたいな例の一つだと思うんです。

エンジニアは故郷の亡国アメリカをわりと肯定的に見ていると思います。これって、自分が生まれ育って、アイデンティティーを確立する中で、わりと社会の中に自分の居場所をちゃんと見つけられた人が考えそうなことだなと思うんですよね。対して、UCA への加盟を最初拒否したエルダーは移民の子で、両親はアメリカ合衆国に住めず故郷に戻されて、家族が離ればなれになっています。アメリカ合衆国という今はなき社会から、あまり歓迎されなかった実体験があるだけに、自分によくしてくれなかった社会に尽くす義理はないという思考になるのは当たり前で、どちらかと言えば無敵の人に近い立ち位置にあると思うんですよね。まあ、でもこの作品、あんまりそこまでの負け犬が登場しない傾向があるので、本当に無敵の人を探そうと思ったら、ヒッグスさえ当てはまらないんじゃないかという気もしてきます。

黒い BB-28

話が脇に逸れてしまったので、今回は最後に BB-28のポッドを黒色にカスタマイズして終わろうと思います。黒だとなんか雰囲気が引き締まる感じがしますね。黒はブリッジズの制服だと戦闘員のスーツの色で、BT やタールの色でもあるので、なんか緊張感が出るのかな。BB ポッドの色は今後もちょこちょこ変えていきます。

最後の最後に、今回配信が終わってから気が付いたんですが、いつの間にやら強制終了エラーが一度も起こらなくなっていました。この前の配信はどんだけ設定を見直しても1時間に一度ぐらいはプツプツ強制終了してたんですよね。少なくとも今回3時間程度配信をした最中は一度も起こりませんでした。いい兆しです。しかし、細かいソフトウェアのアップデートとかは以前に比べてあると思うんですけど、前回から特別大きな設定を変えたり、大々的にハードウェアを取り替えたりとかはしていないつもりなんですよね。だから気が付いたら機嫌がよくなってた感じで、理由はさっぱりわかりません。なんかしっくりこないけど、いい変化だからいっか、といったところで今回はお開き!

Twitch 仕切り直しの第二次遠征隊日記 NO. 5に続く
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