明けましておめでとうございます、2077!
息抜きに積み上がったゲームをやっていくぞ~!
グーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッモーニン、ナイトシティ! 10億年ぶりぐらいに Twitch でゲーム配信をやりました。2020年の暮れに発売された Cyberpunk 2077 という有名なゲームです。いや、有名というか、期待の新作として売り出されたら実態がアレだったという悪名高い一面で一躍有名になったと正直に書いといたほうがいいかもしれません。
ちなみに制作したのは、同名の小説を原作にしたファンタジー・アクション RPG『ウィッチャー』シリーズでおなじみの CD Projekt Red です。前作が好評だっただけに、余計に期待が大きかったのが災いしたのかもしれません。
世界でも屈指の大型作品なので、ゲーム業界のアレコレを知っておくという点で興味はあったものの、特別この作品が好きだ~というほどの思い入れもなかったんですが、2022年にロシアによるウクライナ侵攻がありまして、そのときにゲーム業界でもウクライナ支援の一環としていろいろキャンペーンが展開されました。この作品も当初からウクライナ支援を公表していた作品の一つでした。聞いた話では、売上げを寄付したり、コンテンツにロシア批判を取り入れたり、ウクライナ語を言語選択に入れたりと、せっせとこの問題を取り扱っているらしいです。CD Projekt Red は、古くから欧州周辺のいざこざに巻き込まれてきた東欧のポーランドに拠点を置くスタジオなので、今回の侵攻に関心を寄せるのも自然な話でしょう。
私もウクライナ侵攻は一方的すぎると当時感じたので、いくつか支援を公表している作品をこのときにまとめて買っていました。This War of Mine あたりはすでにゲーム日記を書いていますが、まだまだ手つかずのまま残っている作品もあるので、この機会にいい加減やりやすいやつからやっていこうと思い立ちました。なんせ購入した作品のうち、きちんとゲームのコンテンツを取り扱った動画や配信などにかんするポリシーが明示されているのはこの作品だけですからね。この春の引っ越しとか、プライベートが落ち着くまで、隙間時間にポツポツと Twitch で配信していく予定です。
本作、上にも書いたとおり、発売当時は大々的に宣伝されて売り出されたんですけど、PlayStation 4をはじめ、コンソール向けに出すには必要なハードウェアのスペックが足りなかったとかで、買ったはいいものの、まともに遊べないというクレームが相次ぎ、盛大に炎上して、海外では返金だけでなく集団訴訟騒ぎにまで発展しています。宣伝内容と比較して実際のコンテンツの充実度がまったく追いついていないなどの指摘も相次ぎ、さらにはそれに応えるように現場の開発陣があり得ないスケジュールで働かされていた実態なども内部告発でだだ漏れになり、開発現場のブラックさも一時ニュースの格好のネタになっていました。まさにゲーム業界の闇を最前線で映し出す作品でした。
発売当時の完成度がむちゃくちゃで、盛大に燃えて、リリース後になんとか立て直したけど香ばしい匂いまでは消せなかった作品って、私、以前に FINAL FANTASY XV もやっておりましたので、なんとなくデジャヴを覚えます。あっちが和製の香ばしさで、こっちが世界レベルの香ばしさ。さあ、その差を今から味わっていきたいと思います。
購入のきっかけはウクライナ支援なので、美談として書きやすいは書きやすいんですが、せっせと寄付したところでこの作品にかんしてはいいようにとらえるにも無理があると考えています。というのも、開発の段階で、経営陣がかなりスタッフをないがしろにして計画を進めていたことが炎上時の内部告発で露呈しています。内々の人間はゴミのように扱って捨てるのに、社会的に注目を集める話題には寄付だなんだと率先してせっせと手を差し伸べる――まあ、ゴミのようなブラック企業がいかにもやりそうな行動パターンですよね。いかにも共感性に欠けるサイコパスな経営トップが目先の売上げを優先して周囲の人心掌握のためにやりそうなことだと感じたんですよね。そんなわけで、ウクライナ支援でイメージが幾分か回復したといっても、私のなかのイメージは真っ黒黒にすすけたままです。いや、やっていること自体は戦争被害者の支援なので全然悪くないんですよ。でもけっきょくふたを開けたらゲーム業界の闇ってのがすごく残念なんですよね。
あれこれ書きましたが、作品の中身にかんして言えば、私は人気ハリウッド俳優のキアヌ・リーブス氏が出てくるというウワサ程度の情報しか知りません。あと、同じくここでゲーム日記を書いている DEATH STRANDING の小島監督も、ちょろっとどこかでサプライズ出演していると聞いたことがあります。その程度の初見ですが、さっそくレッツラゴー!💨
あ、今回の Twitch 配信のバックアップ動画ですが、いつものように YouTube に移してあって、普通に見られますが、ゲームの内容に合わせて成人向け指定にしたら、ブログに埋め込んだ状態では見られなくなりました。あくまでこのブログ上で見られないだけで、YouTube に移動して見ると全部問題なく最後まで視聴できるので、見たい場合は「YouTube で見る」のリンクから飛んでください。
さっそく作ったうちの V ちゃんです。V は主人公のコードネームで、たしか変えられなかったはずです。Fallout だと「101のアイツ」みたいなもんですね。
あ、タトゥーで隠れてわかりにくいですが、普通に乳首ポロってますね。このゲームは R18指定の未成年者には向かないコンテンツが盛りだくさんなので、このブログを読んでいるガキんちょはすぐ回れ右して立ち去りましょう。
タトゥーでうまく乳首を隠せたのはたまたまで、今回のキャラクター・メイキングは時間が惜しいので適当にランダム生成しました。今回はというか、私、いつもアバターにはそれほどこだわりがなくて、一期一会を大切にしています。でも、ほどよく仲●依紗ちゃんみたいなアジア系かわいこちゃんな見た目に仕上がったので、いいんじゃないでしょうか。髪型とかメイクはまたあとでも変えられると思うので、今はストーリーを進めることにします。
能力値のポイントはよくわからないので、今は均等に割り振っておきました。将来使えなくなるキャラクターの特徴 No. 1ですが、まだこの段階ならなんとでも修正できるんじゃないでしょうか。
難易度選択はノーマルにしました。イージーと悩みましたが、とりあえずやってみて、戦闘でつまずきそうなら下げてみます。あっ、ほかのゲーム日記を読んだかたなら、もはや説明不要でしょうけど、私、この手のゲームの戦闘はとっても苦手です。誰もいないところに弾を撃ち込むのが得意です。
次はライフパスというものを選ばないといけないらしいです。うちの V の人物像を決める背景、生い立ち、生きかたと言ったほうがいいのか、なんかそういうものらしいです。たぶんこの選択で、ストーリーの始まりかたも違うはずです。
左から、遊牧民スタイルでスカベンジをして糊口をしのいでそうな流浪の民ノーマッド、ラップとブレイクダンスがめちゃくちゃうまそうなストリートキッド、最後が社畜のコーポレートらしいです。自分のキャラに一番合っているのはどれかなと思って、私は社畜を選びました。
社畜は大企業のアラサカという会社にいいように使われている人材みたいです。さっそくトイレで盛大にゲロを吐くシーンから始まります。それでも電話がどんどん鳴って呼び出されます。いいね~いいね~社畜らしいね~!
どうも上司から呼び出されてすでに1時間遅刻しているらしいです。電話で心配してくる友達を適当にあしらって、エレベーターで上階の上司のオフィスに向かいます。
途中でフランクという古い知り合いに出会いました。違う支社の違う上司のもとで働いている同僚らしいです。前にどこかのミッションで一緒だったような口ぶりです。その話しぶりから V との仲は悪くないみたいですが、私個人はこの人のことがさっぱりわかりません。あと、会話にこのアラサカ社の情報や、社に関連する固有名詞が当たり前のように出てくるんですが、さっぱりわかりません。ついでにさっきから画面の端々に表示されているニュースや株価や V のバイオリズムのようなものも、どう読みとればいいのかわかりませんが、とりあえずタスク目標に従って移動していきます。
フランクさんは今は重要そうではないんですが、私は知っています。この人あとで絶対出てくるでしょ。ええ、知っています。そして出てきたときに、私のことだから「だれ?」となること間違いなしです。ですからここにこのスクリーンショットを貼り付けておいてやりましょう。いつか出会うその日まで。
上司のジェンキンスさんのオフィスに到着すると、なにやらどこかの会議を特大スクリーンに映し出して傍聴しています。壁のロゴを見た感じ、ヨーロッパ宇宙評議会みたいな、そんな感じの話し合いらしいです。文字どおり宇宙開発に関することをお偉いさんが話し合っているのかな。え、このゲーム、宇宙にもいっちゃうの……?
それにしてもジェンキンスさんのオフィスはご立派ですね。こんなオフィスだと私なんかは逆に集中力全部もぎ取られそうです。
ジェンキンスさんは巨大スクリーンの目の前に立って忙しなく通信でだれかに指示を出しています。それ、せいぜい手前のお偉いさんのスーツの肩がドアップで見えるだけじゃないですか……とは、1時間遅刻しておいてツッコめません。
ここでも「雲の海」とかよくわからない専門用語が出てきています。基本的な人物名や組織名、地名はおろか、ミッション名や隠語、コードネームなども入り乱れており、もはや V はついていけませぬ……。
そうこうしているうちにジェンキンスさんの合図で画面に映っているお偉いさんがたの頭部が片っ端から爆発しました。なんか上からコードみたいなものが降りてきて、首の辺りの端子につながっていたっぽいので、それ経由で細工したみたいですね。配信で私は「『攻殻機動隊』シリーズ作品で言うところの義体とか電脳みたいなもん」と表現していたんですが、電子化された肉体用インプラントみたいな代物を、この世界では「サイバネティクス」と呼ぶらしいです。いや、現実世界でも浸透しているそのまんまなネーミングなんですけど、こういう SF の世界観だと独特の用語というか、マナーがあるので、覚えておくにこしたことありませんね。
お偉いさんの頭を吹っ飛ばしたジェンキンスさんに、アバナシーという女性からすぐ電話がかかってきてお説教が始まります。どういう因果関係があるのかわかりませんが、ジェンキンスさんは、ここに来るまでにほかのキャラクターとの会話でも出てきていたフランクフルトでの失敗をカバーするために今回の大虐殺をやったと言い訳しています。アバナシーさんは、それをカバーするこっちの身にもなってみろと言って怒っています。まあ、そりゃ怒るよね。説得力では彼女のほうが上です。
どうやらアバナシーさんは野心家で、過去にジェンキンスさんの出世を邪魔した犬猿の仲みたいです。あと、アバナシーさんは先ほど会ったフランクさんの上司ですね。お、いろいろつながってるぞ。
ここでスクリーンの前から席を移して、ジェンキンスさんからアバナシーさんを消す極秘ミッションを請け負う流れになってしまいました。そんなつもりはなかったんだけど、あの女を調子に乗らせておいてはいけない、一度ガツンと痛い目に遭わせるべきだみたいなことを調子に乗って言っていたら、自分にガツンと言わせる役割が回ってきてしまいました。えっ、そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな――……。
ジェンキンスさんから、アバナシーさんの情報が詰まったチップと現金を手渡されました。電子マネーと違って紙の現金は追跡しにくいので怪しい作戦に使いやすいらしいです。チップにはアバナシーさんの生体データや、警護主任などの人間関係のデータ、さらには愛人とそのパートナーの情報まですべて入っています。脅しにも使えるし、それとなく痴情のもつれに見せかけて殺す偽装にも使えるというわけですね。
お金を受け取らずに今回のミッションを断ろうと試みましたが、社畜にはそんな選択肢はなからなかったみたいです。しかたなく優雅なオフィスをあとにします。
オフィスの入り口では V の部下が待ち構えており、提出期限を過ぎた報告書を渡してきます。本当は昨日提出予定だったと言うので、めちゃくちゃ期限をブッチしておりますが、申し訳なさそうに持ってくるだけでも偉いものです。V だって上司に呼び出されて1時間遅刻しているので人のこと言えませんね。なんか、この期限超過が横行しているオフィスの情景って、ある意味リアルなデスマーチ現場ですよね。いや、デスマーチが始まっているなら、姿を現すことはもうないのか。もしかして CD Projekt Red の開発現場の自虐パロディかなって思ったりしました。
報告書を見るために自分のデスクまで戻ろうとしたら、向かいの席に座っている男性エージェントのハリーが、現在進行中の潜入ミッションで問題が発生したと言って指示を仰いできます。どうも送り込んだ工作員の正体がバレた可能性が高いようです。ハリーくんは、やっと手に入りそうな情報がクリーンすぎるので、相手が偽情報をつかませようとしていると疑っているみたいですね。まだ大ごとにはなっていませんが、ここで引き上げさせるか、潜入を続行させるか、V の判断で指示を出せます。バレても命を落とすほど危険な潜入ミッションではないようですが、当該工作員が脅され、子供が生まれたばかりの工作員の家庭が崩壊して、人生が狂うリスクはあるようなので、今回は引き上げさせました。
これものちのち、あのとき助けてもらったエージェントですみたいな感じで、昔話の亀みたいに新しいキャラクターが現れるんでしょ。そして、私は知っています。ええ、知っています。その人物なりこのミッションの情報があらためて出てきたとき、私のことだから「だれ?」「そんなんあったっけ?」となること間違いなしです。ですからここにこのスクリーンショットを貼り付けておいてやりましょう。いつかくる、その日まで。
V のデスクに着いて、引き出しをあさって、この世界の保険証に相当するらしいトラウマ・チーム会員証なるものを取り出して、取るといいつつ少し眺めてすぐに引き出しに戻したり、イントラネットで先ほど受け取った報告書に目を通したり、この会社の福利厚生一覧らしい情報に目を通したりしました。
報告書には、アラサカと対立している新合衆国とミリテク社の活動エリアについて書かれています。報告書の内容自体はふわっとしたものなので、ここは新合衆国という敵がいて、それと懇ろの関係にあるのがミリテク社だとわかればいいみたいです。ちなみにミリテクの名は福利厚生にも記載があって、名前のとおり軍事物資が購入できるみたいです。この世界はアラサカのなかでも昇進を巡って上司同士がデスゲームを繰り広げていますし、企業間の摩擦も死ぬほど激しいみたいですね。表向きには業務提携していても、それぞれ利害関係があって、スパイを送り込んで裏でドンパチやってるとか普通にありそうです。ま、その工作員、もとい社畜の一人が V ちゃんなんでしょうけど。
配信では福利厚生一覧ガイドにも目を通したんですが、こんだけテクノロジーが進んだ世界観なのに、ちょっと HTML でちまちま用意したような親近感あふれる WEB ページ風になっていて、逆に新鮮に感じました。たぶん、細かい情報は重要じゃなくて、目を通して世界観が感じられればいい賑やかしコンテンツだと思います。でもこんな隅までちゃんとライターさんにテキストを用意してもらわないといけないもんね。大型タイトルは本当に大変だな。
自分のデスクで調べ物を済ませたら、社の駐車場に出て AV なる乗り物に乗ってお出かけします。「AV ってなんだ~!?」ってずっと言ってましたけど、“Aerial Vehicle”で間違いなかったらしいです。アダルト・ビデオじゃないですよ。空飛ぶ乗り物ですね。
行き先の指定ができるんですが、この世界の地理なんてまったくわかりません。とりあえず今回はヘイウッドという場所に行くらしいです。オープニング映像によると、ギャング抗争が続いて警官が一人亡くなったとかで、ちょっと荒れてそうな雰囲気でしたけどね。
AV の内装はまるでリムジンです。なかには豪華にシャンペンらしきドリンクも用意されています。ニュースに耳を傾けながら優雅に空の旅を楽しめます。途中で友達からの連絡だけでなく、観測している生体データの乱れが計測されたとかで、たぶんさっき会員証を見たトラウマ・チームなる医療系の福利厚生サービスの一環でしょうけど、健康アドバイザーみたいなライフコーチなる人物から連絡が入ります。そういえば、冒頭でうちの V ちゃんは盛大に吐き散らかしていましたから、メンタルケアのために連絡をくれたんでしょう。話しぶりから定期的にこのケアを受けていることがわかります。どれもこれも巨大企業にすべてをなげうって尽くしている社畜だからこそ利用できる至れり尽くせりのおこぼれですね。腰掛けの非正規雇用だとこうもいきません。
着いた先はクラブでした。入り口前にガラの悪そうなストリートキッドがたむろしていますが、うちの V ちゃんは品行方正なので、揉め事を起こさず所属企業の御威光を水戸黄門の印籠のようにこれでもかと見せつけてクラブに入りました。
配信中はなんでここに来たのかよくわかってなかったんですが、どうやらこれから上司のライバルを蹴落とす過酷なミッションが始まるので、トイレで盛大に吐いていたときも電話越しに心配してくれていたジャッキーという友達を頼るつもりみたいです。で、ここでジャッキーと落ち合う算段なんですね。
ところでこのクラブ、めちゃくちゃノリノリなんですけど、音楽がかかっていません。静かなもんです。配信中は不思議に思うだけでそれほど追求しなかったんですけど、もしかしたらゲーム設定で著作権でいろいろややこしい楽曲は回避する配信者向けの機能をオンにしたからかもしれません。そうでなければ、もうワイヤレスヘッドフォンみたいに、お客さんの耳に直接届ける電子世界特有のシステムが構築されているかのどちらかですね。
なんでそんなことを考えたのかと言うと、クラブのダンスフロアが思いっきりチル空間になっていたからでした。みんな VR ゴーグルみたいなものを着用してまったりくつろいでいます。たぶんこれ、脳内でヴァーチャル・ダンスを楽しんでいるということですよね。テクノロジーとしては最先端だけど、見た目には拍子抜けなアレ。
このそばに、ブレインダンスとかなんとか、ここらへんの技術のことが書いてありそうな資料が転がっていたんですが、赤文字で表示されたので、Fallout のクセで読むと窃盗扱いになるかなと警戒して読みませんでした。たぶんここの世界の赤文字アイテムは、自分に所有権がないとか、だれかと敵対するかもしれないとか、そういうことを区別するための表示じゃないんですよね……? 次見たら取って様子を見ようとしている私です。
さて、これが今回のお目当てのジャッキーさんです。冒頭から会話を聞いていると、V ちゃんがなんでも相談できる親友っぽい雰囲気です。ちなみに彼は社畜ではないみたいですね。かといってホワイト企業に勤めているわけでもない、たぶんフリーで名を上げようとしているガテン系の人っぽい感じ。話す言葉にスペイン語が混ざってて、話しぶりにも南部の無骨な性質が見え隠れします。
異性なのでなんかパパっぽさがありますけど、関係性はどうなるんだろな。キャラ作成で V を男性にすることもできるので、あくまで気の置けない親友キャラクターなんでしょうか。しかしここは最先端の米国の作品なので、性別を問わず恋愛関係になろうと思えばいくらでもなれると思うんですけどね。親友か、恋人か、そこにこだわることすらナンセンスか。
ジャッキーさんは今回の V のミッションに乗り気ではなく、なんならとんずらをこけと勧めてきます。V がアバナシーを失脚させると、今度は V を消すために誰かが接近してきます。企業内権力をめぐるイタチごっこの被害者になるだけです。V は声を震えさせて自分にはほかに選択肢がないと打ち明けます。ここらへんからも、それだけ二人の関係が親密であることがうかがえます。
ジャッキーさんにいろいろ相談していると、怪しい三人組が近づいてきました。案の定アバナシーが送り込んできた刺客で、ジェンキンスさんから受け取ったアバナシー恐喝用データ満載のチップを寄越せと脅されます。
ぶつぶつ言いながら抵抗していると、突然 V が苦しみだして、今まで視界の端に表示されていたニュースに変わってアクセスできないというエラーメッセージが流れるようになりました。目の前のエージェントが言うには、会社から支給されていたサイバネティクスが使えなくなり、福利厚生のサービスもアクセス権がどんどん剥奪されているようです。実質会社から V が切られたと推測できます。たぶん、こうなったらジェンキンスさんに切られたか、あるいはジェンキンスさんもすでにやられているかなんでしょうね。アバナシーはできる女ね!
しばらくチップを渡さない選択肢を選び続けていたんですが、どうやらここはループのようです。渡さないと先に進まないので、おとなしくチップを手放すことにしました。三人はさらに V を連れていこうとしますが、ジャッキーさんが「うちのシマでなにしとんねん😀」とフレンドリーに脅してくれたので三人はチップだけ持って退散していきました。どうやらアバナシーは自分の情報に興味があるだけで、会社に切り捨てられた社畜ですらないゴミ人間にはそれほど興味がなかったようです。
会社支給のサイバネティクスを失った V は、息ができないと苦しそうにもがいてそのまま死ぬのかと思いましたが、命まで落とすことはないらしいです。分泌ホルモンの調整とか、いろいろ体調を整えていた機能がなくなるだけで、しばらくすると慣れてもとの生体機能が戻ってくるんだとか。表現的にヤク中の禁断症状みたいに言われてましたけども。
そんなわけでジャッキーさんに拾われた V は、そのままヘイウッドで彼の日常に居候して、一緒に第二の人生を送り始めます。通常は、お前なんか辞めちまえと日常的に毒を吐かれる環境でも辞表を出せば過労死するまで引き留められるのが社畜界の常ですが、今回はあっさりとした幕引きになりました。意外と上司同士いがみ合って潰し合う環境も、さっさと辞めたい社畜には好都合なのかもしれません。意図せず社畜の肩書きを失った V ちゃんは、しばらく落ち込んだ様子を見せていますが、ギブアップした社畜には前途洋々たる未来が普通は待ち構えているものです。雰囲気最悪、人材はだれもが疲れている息もつけぬ職場環境から解放されたときのあの高揚感、いつまでも好きなだけ寝まくって自分のケアができる平穏な時間、萎縮せずに解き放てる自分らしさ、解き放たれる人間性、挙げ出すときりがないほど、V ちゃんの環境には希望があふれています。お前のためという名目で奪われていくナゾの時間、そして押しつけられるタスクはもうありません。
ここはショート・ムービーが差し込まれて時間の経過が表現されています。V ちゃんはジャッキーさんに誘われるまま路上のタフなサバイバル生活を送り、じょじょに脱社畜ショックの無気力な状態から、野心あふれるハングリーな人間性を取り戻していきます。
ムービーの最中によくわからない女性が微笑んできたんですけど、これがジャッキー・ママかな? まさに「だれ?」状態です。
さらにもっとわからない女性も出てきました。だれ? たぶん今後どっかのショップでお世話になったりするのかな?
ジャッキーさんと一緒に名を上げようとしている V ちゃん。銃火器を手に入れて、人から重要そうな荷物を奪ったりしています。なんか、何でも屋みたいなことをやって収入を得ているようですね。
そうやって、アラサカのスーツを脱ぎ捨てた新しい V ちゃんが誕生するんですが……その服ダサすぎん? あれか、タトゥーが中途半端な半袖みたいに見えるからよくないんかな。背景のインテリアも相まって、なんか80年代の垢抜けない感じがします。キャラクター作成画面ではうまく乳首が隠れてよかったタトゥーも、肌を露出する衣装に袖を通すと雰囲気が壊れる要因になってしまうわけですね。
画面が切り替わって、ジャッキーさんと AV でどこかにやってきた V ちゃん。これからミッションが始まるようですが、その前にジャッキーさんがおもむろに懐から取り出してきたチップでチュートリアルをやることになりました。私が苦手な戦闘を学ぶ時間です。選択肢次第でスキップできる仕様ですが、もちろんスキップせずにちゃんと勉強しました。イライラすること間違いなしなので、日記では書き起こしません。
次回までに操作方法をまるっと忘れていそうで恐ろしいのですが、さらに恐ろしいことに次回あんまりにも戦闘でまごついたらもう一度このチュートリアルを最初からやり直すことも考えられま~す! 配信中のコメントで(mut5uさん、ありがとうございます✨)、コントローラーのほうが操作しやすいと言われたので、コントローラー仕様で学び直します。
チュートリアルを終わらせて、チュートリアルのおさらいのようなスカベンジャーの巣窟を攻略していきます。本日のターゲットは、この立派な丸刈りがチャーミングなサンドラ・ドーセットさんです。どうやらお金持ちのご令嬢らしく、捜索依頼を受けて我々がここに派遣されてきたようです。見つけたときには汚れたバスタブに沈められて氷付け。虫の息なので、慌てて V ちゃんがあれこれ接続したり引っこ抜いたりして助け出します。ようはトラウマ・チームという医療サービスに緊急信号を送ることができればいいらしいです。サンドラさんのような、お金をたくさん払っているプラチナ契約者は、生体データに異常が見られると本来は救急隊がすぐに飛んでくる仕組みなんだとか。
ここに来るまでに解体されている遺体もありましたし、医療サービスに本来送られるはずの信号が妨害されて、こうやって死にかけで氷付けにされているのは、スカベンジャーの狙いがお金持ちの体に付けられている高級サイバネティクスだからだと推測できます。Fallout のスカベンジャーなんて、ほとんどゴミを漁って生きているのに、この世界のスカベンジャーは誘拐、人体解体、ひいては殺害、あるいは違法医療行為みたいなことを潜伏中の住居の一角でしているんですね。大胆ですよね。
アパートのバルコニー部分にトラウマ・チームの救急隊が駆けつけてきました。大切なお客様を担架まで担いで運んであげたのに、用が済むと蹴り飛ばしてこちらを邪魔者扱いしてくる乱暴者集団です。ええ、わかっています。世の中お金なんですよ。社畜をやめてしまった V ちゃんは、たぶん今ろくな医療契約をしていないんでしょう。
しかしこのゲーム、『攻殻機動隊』とか『マトリックス』とかの影響を受けた結果なんでしょうけども、日本語の文字がよく見えます。ここから見える町の看板もこのとおりです。あと、アバナシーももともと大阪支社にいたとかなんとかいう会話があったような気がします。東京じゃないあたり、マニアックというか。こういう SF の世界、日本の文化好きですよね。
無事にターゲットのサンドラさんを送り出したところで、今回の指令を出したボスらしきワカコ・オカダ嬢からねぎらいの言葉がもらえました。いや、最初ワカコちゃんって呼んでたんですよ。オペレーターかだれかかなって。だって友達におるもん、ワカコ! でも通信でお顔を拝見したら、ヤバい! 渋い! むしろ姉御! その言葉遣いといい、明らかに極道です! アイコンもヘビだか竜だかのイラストだったし、明らかにここだけ任侠映画の影響をもろに受けています! 後ろにリキとかリキヤとかいう名前の強面の男引き連れてそう!
ところで、ここはワトソンという地区らしいんですが、オカダ組の情報によると、そろそろ封鎖されてしまうらしいです。その前に抜け出そうということで AV に急いで乗り込んで颯爽と走り出します。
ところがしばらくして、背後からスカベンジャーがバンに乗って襲ってきました。急に乗り物系アトラクションのようなシューティング・ゲームがスタートします。スタートするのはいいんだけど、私こういうのすごく下手なんですよね。残念ながら一人も仕留めることができませんでしたが、ドライバーだけ執拗に脇腹を撃って車を事故らせることができました。明らかに後部座席の人たちは生き延びてそうですけどね。ま、いっか。
追いかけてきて復讐のように襲われたんですけど、これってあそこの根城の攻略時にきちんと全員息の根をとめるプレイをしていたら襲ってこなかったのかな? 私はあんまり殺生をすると見えないカルマみたいな数値が今後のプレイに影響するのかなとか考えて、基本気絶させるスタイルを貫いていたんですが、こういうことがあるなら殺生も情けのうちってことになりますよね。つらたん。
ワトソン地区から隣の地区に出る橋の上で警察の封鎖網にぶち当たりましたが、今回はドライバーがチャーミングさを発揮して婦警さんを説得してくれました。待たせてる女がいると語っていたんですが、どうも彼女か娘がいるみたいです。余計なお世話だけど、彼女だったとしたら V ちゃんの印象悪くないか……?
あと、さっきの戦闘でちょうどドライバーの視界ど真ん中に弾痕2発分の穴が空いています。運転しにくいし、あやしくないか……? 戦闘でドンパチやりあったあと、相手の車が事故って派手に炎上したのに、二人ともあまりにも冷静に普通の運転に戻るので、思わず吹き出してしまいました。ナイトシティではこれが当たり前なの?
橋を渡った先はリトルチャイナという地区でした。そのまま読むと中国人街ですね。このリトルチャイナという表示、本来ヴァーチャル空間であるチュートリアルでも表示されてたんですよね。ここのどっかにあの練習場があるらしいです。
ジャッキーさんの運転でしばらく進むと、目の前のチンピラを警察の特殊部隊っぽい人たちが制圧している現場に出くわしました。エリート集団のマックス・タックというらしいです。私なんかがケンカを売ってはいけない集団ですね。ただ、こんなチンピラ相手にこんなところでエリート集団がなにをしているんでしょうね?
V を家まで送り届けると、ジャッキーさんは彼女の AV を借りると言ってそのままどこかに走り去ってしまいました。無事帰宅できたところで我が家の V ちゃんが2歳になりました。ポイントはあいかわらず均等割りです。体力も必要だし、下手な戦闘をカバーするために技術があったほうがいいだろうし、でも近接武器じゃないと戦闘できないだろうから刀に有利な反応も上げたほうがいいのか――考えてもきりがないので、自分のハチャメチャ戦闘スタイルが固まってくるまで気が向くままポイントを振ります。
どうやらパークという概念もこのゲームにはあるらしい。めちゃくちゃ Fallout やな。戦闘下手のゴリ押し作戦をするならやっぱりフィジカル強化は必須だけど、まあ、おいおい考えることにします。きっと一通りプレイしたかたならどれが強いとかわかるんでしょうけど、初心者にはなにがなんだかなので、流れで取得していきます。配信でも言っていましたが、攻略サイトの閲覧を縛るつもりはないので、というか、私の腕前では攻略サイトを見てちょうどいいぐらいの塩梅になると思うので、適宜先人がインターネットに書き残してくれているメモを参考にしようと思います。
ということで、自分のお部屋に帰ってきました。いや、湯船がなくてシャワーだけだけど、トイレはちゃんと別だし、部屋に自販機あるし、テレビはでかいし、書斎も保管庫もそろっていて、普通に居心地よさそうなアパートです。このゲーム、ハウジングも今後の楽しみにしているんですけど、これが一番スタンダードな家なんだったら、行き着く先はかなり豪華じゃない? いや~、早くいろいろ遊べるようになりたいな!
ワクワクした気持ちで眠りについたら、寝過ぎていたらしく、ジャッキーさんに起こされました。どうやらサンドラさんの応急治療をした際に、へんなウイルスをサイバネティクスに埋め込まれた模様です。そんなわけで次回はジャッキーさんと一緒に街に繰り出し、体調を整えるところから始めたいと思います。
その前にお部屋でちょっとだけお洋服を着替えたりして V ちゃんのオシャレを楽しみます。
次の配信に続く