前に『サイレントヒル』シリーズ関連で新しいホラーゲームのプレイを始めたいと言っていた The Medium というゲーム作品なんですが、どうもゲーム実況やプレイ日記に関わる著作権などのポリシーが公式に示されていないようです。この状況で勝手に作品の画像や映像を使うのはやめたほうがいいと思うので、プレイ日記を残すことは断念しました。

この作品はオフラインでじっくり楽しむことにします。

代わりに、小島監督がまだ KONAMI に所属していたときに作る予定だった『サイレントヒル』シリーズ最新作のプレイアブル・ティザー、P. T. から影響を受けたという Infliction というゲームを Twitch で配信して日記を残すことにしました。こちらはオーストラリアの開発者がクラウドファンディングの Kickstarter で資金を集めて作ったインディーゲームのベータ版らしいです。開発したのは Caustic Reality という会社名義になっているんですが、実質クリントン・マククリアリー(Clinton McCleary)さんが一人で立ち上げた会社らしいです。Infliction は2018年にリリースされたあと、昨年末にまた大型アップデートが入って、Extended Out という副題がついた作品になりました。

日本語訳もされているので、クリアに必要な最低限の情報は理解できるようになっています。ただすべてのテキストというわけではないので、世界観の理解となると英語力が求められそうな気がします。あと、『サイレントヒル』だけじゃなくて、けっこういろんなホラー作品、それこそゲームだけじゃなくて、映画とかドラマとか、多岐にわたる作品のネタが散りばめられているので、ホラー作品の知識も作品を楽しめるかどうかに関わってくると思います。こういうところ、本当にホラーが好きで研究して作ったんだろうなって思うんですよね。好き。

私はアップデート後の Infliction Extended Out のほうをプレイしています。作り込みが妙にすごかったので、せっかくだからと見てまわっていたら、なんだかんだ8時間ぐらいぶっ続けで遊んでいました。それでも苦にならないぐらい楽しかったです。これからさらにアップデートが入るなら、また遊びたいです。

Infliction も公式サイトに特別ゲーム実況などに関する方針を掲載しているわけじゃないんですが、開発社代表のクリントンさんが、思いっきり公式 Twitter で自分のゲームの配信をリツイートしまくっていて、どうも宣伝になるから大歓迎というスタンスみたいなんですよね。なので、私も便乗させてもらうことにしました。Twitch ではもうクリアしたんですが、 せっかくなのでバックアップ動画を見やすいように編集して残しておこうと思います。

編集が終わったものから随時、上の再生リストに追加していく予定です。

指さし 追記
編集が終わって、すべて YouTube にアップロード完了しました。上の再生リストで見ると、最初から最後までプレイ内容がわかります。

編集し終わってあらためて作品を振り返るってみると、唯一残念だったのが、あんまり物語に奥行きがなかったことですね。『サイレントヒル』シリーズの作品って、ただ薄気味悪くて怖いだけじゃなくて、ちゃんと物語に骨子があって、どうしてあのキャラクターと戦うときはあんな舞台なのか、どうしてこの世界はこんなんなのか、どうしてあのキャラクターは酷い目に遭い続けるのかといった細かい理由が、掘り下げればちゃんと合点がいくようになっているんですよね。だから寄り道して、怖い目に遭いながらも情報を集めるのが楽しかったんです。最近の『サイレントヒル』や P. T. もどきの作品は、怖くすることに必死でぜんぜん物語にまとまりがなくて、クリアしたあとにモヤモヤが残って困惑するものが多い気がします。それがすごく、もったいなく感じます。私が『サイレントヒル』を好きだったのは、怖くて、薄気味悪くて、救いようがないけど、没入できる世界観がきちんとあったからなんです。そういう作品をまたやりたいな。小島監督、作ってくれないかなぁ。