Fall Guys Fall Guys デビュー! なんだかんだ、ずっと遊べちゃう。 2020.08.142022.01.29 いや~、お盆休みのシーズンになりましたね~。みなさん、この新型コロナウイルスの渦中、いかがお過ごしですか? うちの家はもう戦争状態です。戦争真っ只中ですよ。この前はテレビ画面が危うく粉砕されそうになって居間で怒号が飛び交ってましたからね。長期休暇中は家のなかが子供中心になるんですが、今年はなかなか外でエネルギーを発散できない状況なので、どうしても屋内である程度暴れることを許容せざるを得ない状況になっています。 いろいろ考えた結果、ちょっと思い立って、PlayStation Plus にまた1か月だけ加入することにしました。これで子供のゲーム時間を条件付きで引き伸ばして、ちょっとでもおとなしくしてもらおうという苦肉の策です。 お目当てはこの Fall Guys: Ultimate Knockout です。8月中に PlayStation Plus に入っていると、加入者特典で無料でプレイできるらしいです。 流行っているとニュースで読んで、実際のプレイ画面を観てみたら、子供でもできそうな簡単ほのぼのゲーム、でも本当は人間の素の腹黒さが露呈する殺伐蹴落としゲームっぽいので、子供と大人が一緒にやるにはいいかなと思ったんですよね。公式にバトル・ロイヤルに位置づけられているんですが、簡単に言うと妨害ありの障害物競争やチーム対抗戦で、これまでありがちな銃で撃ち合う暴力表現もないですし、綿密な作戦を立てずにできるシンプルな操作性なので、老若男女問わず楽しめると思います。 とりあえずインストールした私が、まず何回か遊んでみることにしました。この操作キャラクターもかわいいんですよね。グミみたいな丸くて柔らかそうなフォルムで、高いところから落ちると普段かわいくてノリがいい鳴き声も「ふぐぅッ!」ってさり気なく酷な音が出ています。脚が短くて、後ろからトテトテ走る姿を見ていると、腕の長さも相まってペンギンっぽさを感じます。基本なにしてても、かわいいんですよ。 このゲームのインスピレーションは、その昔、視聴者参加型の TV 番組として人気を博した『痛快なりゆき番組 風雲! たけし城』らしいです。どことなく昭和の体を張ったお笑いバラエティを連想するのはこういうところがあるのかもしれません。だからお祭りみたいなイベント感やエンターテインメント性もあるんでしょうね。キャラクターのコスチュームが豊富なので、ガチ勢のほかに必ずいる、イベントに遊びで参加してくるコスプレ勢の存在感もあります。 ゲームはとっても簡単で、約60人のグループが、ランダムに選ばれるミニゲームをおよそ5回戦ぐらい繰り返して最後の一人になるまで競い合います。途中で脱落しても簡単にメニュー画面に戻って、またすぐに新しいゲームを始められるので、お手軽にずっと遊んでいられます。上述のように、これまでのバトル・ロイヤルと違って、拾うアイテムの運や、ゲームの流れを読む先見の明、リスクを冒しにいく度胸、精密なエイムなど、小難しいスキルが一切必要ないので、疲れても脊髄反射でずっと続けていられます。 最初は全然、初戦すら勝ち抜けなかったんですが、じょじょにコツをつかんで、何回か決勝戦まで進めるようになりました。 スライム・クライムで一気に三人まで減って速攻で決勝戦になったこともありました。スライム・クライムは始まった瞬間にいつも終わりを悟ります。生き残れたらラッキーです。個人的にあんまり勝つことにこだわりがないので、チーム戦をずっと繰り返していたいです。あの責任感があまり大きくなくて、ワチャワチャできる雰囲気が好きなんですよね。 アクションはジャンプと、前のめりに飛び込むダイブ、あとは目の前のものをつかむ操作ぐらいしかないので、移動とカメラの視点移動を除くと、ボタン3個のみで完結します。あとのボタンは攻略に関係ないジェスチャーなどに割り当てられています。老人でもすぐ覚えやすいです。なんでも聞くところによると、このゲームの製作会社さんは、もともとスマートフォン向けのアプリゲーに強いところだったそうで、操作はシンプルに、直感的なおもしろさを最大限にっていうのは、そういうバックグラウンドの強みから生まれたのかもしれません。 操作するグミたちは体に弾性があって、ぶつかるとポンと跳ねます。かつ、バランスが悪くできているので、ちょっとしたことで転がっていきます。レースの障害物にも跳ねるものがあって、予期せぬ動きに予期せぬ力が働いて、想定外の動きをするので、その意外性のなかの試行錯誤もおもしろいんだと思います。 ただ、私もちょっと気になったことが何回かあって、ニュースでちょっと目にして「やっぱり?」と思った話、すでにチーターが出ているみたいです。こんなゲームでも勝利にこだわるのか……。私が見たのは、落ちるパネルの上でしばらく浮いているグミちゃんや、どれだけ掴まれても尻尾を失わないグミちゃん、ドアダッシュで的確に正解のドアに体当たりして先頭を突き進むグミちゃんなどでした。ラグやラッキーもあるけど、最後のドアダッシュの子は絶対正解が見えているとしか思えない動きだったんですよね。まあ、私は勝てなくても楽しけりゃいいかと思えるタイプなので、それほど気にならないんですが、萎える人は萎えそうですね。 そして、インストールした翌日、すでに見たことないコスチュームを着ている我が家のキャラクターがいました。どうやらうちの家族のあいだでもヒットしているようです。子供の純粋なゲスさでまわりに迷惑をかけていないか心配ですが、もし見かけたら大人らしく世の厳しさを教えてやってくださいませ。いや、そういうときに限って、私がプレイしているかもしれないですけど……。 ♥ You may also like...