マスク生活を快適にしたい!
息苦しくないマスクを求めて。
新型コロナウイルスが広まって以来、もうマスクを日常的に着けなければいけないようになりました。着用が義務づけられれば、それはそれで苦はないほうだと思っていたんですが、もともとからマスクを毎日着けるタイプでもなかったので、たまに外出先でマスクを思いっきりはずして息抜きをしたいと衝動的に思う瞬間が出てきました。やっぱり、ずっと着けっぱなしはさすがにしんどいです。なんか、急に逃げ場がない狭いところに放り込まれたような、息苦しさを覚える瞬間があるんですよね。
とくにやっと落ち着いてきたとは言え、夏の息苦しさは半端なかったです。今でもウォーキングとかランニングとか、外で体を動かすときも着けなきゃ白い目で見られるんですよね。こんなんで、みんなよく生きてるね……?
新型コロナウイルスが広まった当初は、不織布のマスクが市場から姿を消すにつれて、布マスクだと布地の目の隙間が大きくて飛沫飛散防止の効果が薄いとか、いろいろ指摘されていました。やっぱり不織布がベストなのは変わらないんだろうけど、今は布マスクでもそれほど厳しく見られないようになったと思います。前も書いたとおり、長い目で見ると、私はやっぱり洗って使えて経済的だし、肌触りもいいし、布マスクのほうが好きなんですよね。
一日10時間以上も不織布のマスクをしてると、正直しんどいです。外で体を動かしてるときは、もっとしんどいです。そこで私は考えました。マスクには、感染予防の目的と、社会人のマナーとして求められるパフォーマンス目的があります。ストレスがあるなら、後者でうまく手を抜くしかありません。ようは人としゃべるときや、よそ様の空間にお邪魔するときなど、ここぞというときは感染リスクが抑えられる不織布のマスクを優先して使用し、自分の私物パソコンの前で黙々と作業するときや、たまに人とすれ違うだけのウォーキングのときなどは、息がしやすい手抜きマスクに切り替えていいと思うんです。
美容院でたまたま読んだ雑誌で、逆止弁バルブ付きのマスクを見たと会社の同僚に話題を振ったら、同僚もいろいろ考えて試していたそうで、けっきょくバルブを介してではなく、周囲の隙間から空気が出入りするのであんまり意味はないそうです。たぶんちゃんとお金を出してしっかりした作りのものを購入すれば話は違うんでしょうけど、ネットショッピングで買える手軽なものは構造上、逆止弁の機能に疑問を持たざるをえないと教えてもらえました。じゃあっていうので、スポーツマスクを重点的にレビューがいい商品を探して、今回はメッシュ地の息らくらくマスクと、不織布のマスクを着用するときのために、マスクのなかに空間を作るマスクフレームも試しに購入してみました。
メッシュのマスクは当然ですがスカスカです。目の前にかざすと向こうが透けて見えます。当然息も苦しくありません。ブラジャーのカップかよと思うほど口周りに余裕がある立体構造で、さらに綿よりも速乾性が高いので、口周りの肌に張り付く不快感もありません。感染予防という観点では落第点もいいところですが、このマスク、内側に薄い裏地がもう一枚あって、ポケット状になっています。飛沫飛散防止を重視したいときは、ここにフィルターを入れてちゃんと使えます。この使い分けできる幅が、けっこう優秀だと思ったんですよね。
上の画像は隣にあった新しいマスクに付けていますが、マスク用のフレームは不織布の使い捨てマスクを使うとき用に買いました。ないよりはいいかな程度の気持ちで、適当にドラッグストアで買ったものです。コロナ禍の需要で最近出回り始めた新手の商品だと思うので、どこのメーカーがどうこうと意識したわけではありません。適当なチョイスですが、こちらも思ったより買ってよかったと思いました。呼吸がすごく楽です。マスク談義をした同僚は女性だったので、口元のメイクが思うようにできなかったりするストレスが緩和したのでよかったと話していました。たしかに、私も唇が荒れるタイプなので、暑苦しいときに汗だ~ツバだ~化粧品だ~で、ぐちゃぐちゃになったあのマスクが口元に張り付く不快感がちょっと和らぐだけでもかなり違うなと思いました。
難点を挙げれば、やっぱり周りに隙間ができます。私が買ったものはお湯で温めるとある程度の角度は調整できる仕様だったんですが、それでもオーダーメイドではないので隙間は埋めきれません。したがって、飛沫飛散防止の効果はちょっとあやしいかなと思います。やっぱり一番ベストなのは、感染リスクが高い状況を適宜判断して、不織布のマスクをしっかり顔に着けることだと思います。それ以外の場は、手抜きマスクで勘弁してほしいです。