仕切り直しの第二次遠征隊日記 NO. 2
相変わらず強制エラーと仲良しなうちのサムの北米大陸横断旅行記です。
相変わらず強制エラーと仲良しなうちのサムの北米大陸横断旅行記です。
もともと2019年の発売当初に北米大陸を一度つなぎ直していたうちのサム。その後このブログの更新用に二度目の第二次遠征隊の旅をハードモードでやるために、また最初からフリーランスのポーターに転生し、順調に中部エリアの気象観測所までたどり着いていました。
しかしサムがのんびり北米大陸を移動している間に、今度はブリッジズが新しい配達道具を開発したり、新たにレースゲームがやれたり、ブリッジズが過去に封印していた黒歴史が露呈したりする北米大陸が別宇宙に存在するようになったため、ソニーが用意した PlayStation 4の世界を放り出して、新たに2022年3月末に誕生した Valve 社製 Steam の世界にやってきたのでした。ソニーと Valve は世界を共有するほど仲がいいわけではないので、うちのサムは前世で気象観測所までカイラル通信をつないだ第二次遠征隊の旅をすっかりマルっと忘れています。
そんなこんなで、前回はあらためて Valve 社製北米大陸にフリーランスのポーターとして転生し、いちから養母のあやしい組織に目を付けられて、彼女の遺体を燃やし、彼女の遺志を継いであやしい組織の重大な使命を帯びた第二次遠征隊として出発したところで終わりました。今回は出発地点のすぐ目の前にある K2西中継ステーションから西へ向かって移動していくんですが、前回発覚した話、どうも Valve 社製のサムは健忘症の持病持ちのようで、なにか機嫌が悪くなると癇癪を起こして仕事をすべて放棄し、やり直す頃には直前の全てを忘れているという困ったちゃん仕様になっています。前回はその症状を軽減する術はないか Google 先生に相談するために配信を切り上げたんですが、いろいろ試した今回もサムの持病は治る気配がありませんでした。これはもう個性として受け入れろってことなのかしら……? あんまりひどいと、またソニー製 PlayStation 4の北米大陸に戻らざるをえませんが、ここまできてその選択肢は選びたくないというのが正直なところです。
まあ、しばらくはインターネット上に転がっている対応策をローテーションで試して、健康なサムが戻ってきてくれることを願いながらお話を進めていきます。
前回も書きましたが、今回のサムの旅は前世のプレイ日記で書いてきたことの繰り返しを避けるため、気象観測所にたどり着くまでダイジェスト版でサラッと更新していきます。そして気象観測所を越えてからは以前のプレイ日記と同じ感じで続きを書いていくつもりでいます。
今回の転生からキーボードとマウスで動いているサム。これまでと操作感が違うので、今回の旅はことごとく座礁地帯で BT に見つかっています。ポンコツ第二次遠征隊です。
いや、息を止める操作キーが alt キーなんですけど、基本位置の WASD キーを押さえながらの alt キーって、難しくないですか……? みんなこういうときは親指で押してるの?
さらにハンターにつかまれてからは WASD キーでタール溜まりの外を目指しつつ、V キーで適宜ハンターの手を払って、マウスのクリックで踏ん張るという操作が必要になってきます。あらためて調べると V キーは敵に殴りかかりたいときの操作らしいんですが、そもそも WASD キーの基本位置から遠すぎて、どこかわからなくなります。結果的にいろんな違うキーを押してさらにパニクりがちです。
まあ、でもつかまってみて思った話、キャッチャーが出てきてもタールの外に出るのはそれほど難しくないし、キャッチャーを出してから逃げ切ると周辺の座礁地帯がしばらく晴れるので、ハンターにつかまるときに背中の荷物が盛大にダメージを受ける以外は、つかまるのも悪くないんじゃないでしょうか。これ確か、どっかの攻略サイトの小技としても紹介されていたと思います。
いや、やっぱりおとなしくキーバインドのカスタマイズをちゃんとしたほうがいいかな……?
キーバインドを変えた方がいいかもしれないと思うのは、BT につかまったあとに必ずと言っていいほど必要になる BB-28をあやす操作が激ムズだからというのもあります。
コントローラーで操作していたときもあやし方をよく忘れていましたが、キーボード操作になったこの世界のサムはいったん G キーでコンパスモードにして、左下の操作一覧に出ている2キーで BB-28をあやす画面に遷移し、そこからタイミングよく W キーを押してポッドを揺らす必要があります。調子こいて W キーを連打するとさらに泣かれてしまいました。赤ちゃんをシェイクしてはいけないなんて、常識中の常識か。コントローラーはそれ自体をゆっくり揺らす操作でしたが、PC 版は全部ボタン操作なんですね。ついでに言うと、長押しのキーバインド設定もできないようなので、PC 版はどうしても操作性の幅が狭くなりがちな宿命にあるようです。
前回、グラフィックがよくなっているので、あらためてやると気付くことが多いと書いたんですが、音声も今まであんまり意識してなかったところに気付けるようになっている気がします。音質の違いというか、また違うバランス調整が入っているような印象です。
K2西配送センター前で、いつもの BB-28が自家中毒を起こすイベントが起こったんですが、それからしばらく BB-28の苦しみもがく声が響いていました。前はそんな泣き声を意識したことなかったと思うんですよね。もしかしたら今後ほかのイベントシーンも、新しく気付ける点があるかもしれませんね。
K2西配送センターでミュールの集荷基地へ殴り込みに行く依頼を受けて、途中の崖をロープで登ることがありました。それで思ったんですけど、PC 版ってロープが使用できる範囲がシビアすぎませんか? 前はある程度ロープのパイルに近づけばロープをつかむボタンが表示されたんですが、今回はめちゃくちゃパイルに寄ってもなかなか表示されません。
この距離でロープをつかめないのは、もはやバグでは……? ミュールを背後からストランドで拘束するアクションの方がまだ遠方から実行できているぐらいだと思います。結局ここのロープはこのあと崖側にもう少し回り込むとちゃんと使用できましたが、こんなに使いにくいのは、今後の狭い崖だと命取りになりかねないと思います。ロープってそんな弱体化しないとフェアに使えない強い道具だったの……?
K2西配送センターにたどりついた頃に、なじみのない新要素がちょくちょく出てくるようになりました。ちょっと早くないか……と戸惑いつつ、順番に書いていきます。まずは見覚えのないサム指名依頼 No. 77「メーザー銃を活用し、工場跡地で発見された荷物を回収せよ」です。
K2西配送センターの東の尾根にある廃工場の調査を行うため、廃工場の入口付近で発見された荷物を回収してほしい。
サム指名依頼 No. 77 「メーザー銃を活用し、工場跡地で発見された荷物を回収せよ」の依頼の詳細より
廃工場にはミュールが住み着いているため注意が必要だ。
たぶんこれが Director’s Cut で新規追加されたという依頼ですかね。サム指名依頼なので、トレーラーの宣伝内容どおりなら、おそらく物語の補足となる情報が出てくると思うんです。これがあるから完全版の本作に途中でプレイ日記を切り替えたようなもんなんですけどね。
初めてのイベントはダラダラとやる配信の流れで取りかかるのではなく、またちゃんとやる機会を別個に設けたいと思ったので、この配信ではやりませんでした。ただこれだけ早い段階で出てきている点と、今回の依頼内容はひとまず回収ミッションになっていて、その後続きそうな内容である点を考えると、全部後回しにするより、ちょっとずつ本筋と並行して進めておいたほうがいいような気がしてきたので、いろいろ考えた末に、次回の配信の初っ端に初回の1件だけ着手しています。
新規追加要素の目玉でもあるサム指名依頼を発見してちょっと悩みながら、ひとまず物語を進めるために高低差が激しい風力発電所へ向かいます。そこでサムの体の動きがおかしいことに気付きます。
そう言えば序盤のセントラル・ノットシティに向かっていたときも、階段の手すりに重なるように登って普通に歩いていたことがあるんですよね。前回、グラフィックは全体に向上したものの、ポリゴンの細かい処理が甘い気がすると感想を書いていたんですが、こういうモーションについても同じ印象を覚えます。やっぱり PlayStation で初回リリースされたときは、こだわって仕上げたんだろうなと感じました。
サム指名依頼以外の新規要素も出てくるようになりました。K2西配送センターの担当者であるベンジャミン・ハンコックさんがλマーク入りの見たことないメールをサムに送ってきます。λは PC 版の DEATH STRANDING がコラボしている Half-Life のロゴマークでもあるので、こっちは新規要素とは言っても、うちがめずらしいだけの出遅れコンテンツですね。ちなみに Half-Life は Steam を運営している Valve 社の初期代表作です。
メールの内容はと言うと、ベンジャミンさんが BB をだしにしてやたらとプライベート・ルームで休んでいくことを勧めてきます。「ベンジャミンの B は、BB の B なんだ」ってよ。なんかあやしいけど、これ自体はなんてことない内容です。
しばらくするとさらにあやしいメールが追加で届きました。このメールによると、どうやらサムは Half-Life のファンらしいです。だったらキャピタル・ノットシティからバールのようなものを持ってくればよかったのに。
このメールでベンジャミンさんはどうやら特殊な落とし物の回収依頼をサムにしたいようです。センターの前の川沿いに「立方体の荷物」が落ちているそうです。それが彼にとって命の次に大事なものだと言い張ります。だったらなぜ落としたのか……。
ちゃんと回収できればお礼の品がもらえるとのことです。たぶんコラボアイテムかな? これも初見なので、またちゃんとやる機会を設けましょう。
こんな感じで、今回は風力発電所までカイラル通信をつなぎ、ポート・ノットシティへ向かうために一度 K2西配送センターまで戻ってきたところで終わりました。次回は一度キャピタル・ノットシティまで戻る道中で、新規追加された初見の依頼をこなしたり、指名なし依頼をちょっとずつ片付けたりしながら、ポート・ノットシティ、さらには中部エリアへ進んでいきたいと思います。
仕切り直しの第二次遠征隊日記 NO. 3へ続く
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