シドニーが殺されちゃった!
この人でなし!
アップデートが約10年ぶりに入ったとかで、前回からゲームの安定性を向上させる MOD なしで進めている Fallout 3 のプレイ配信です。そのせいなのか、いろいろと不調が続いている気がしますが、引き続き Underworld で Mister Crowley から依頼された You Gotta Shoot ‘Em in the Head というクエストをやっていこうと思います。
前回は暗殺ターゲットの一人である Allistair Tenpenny さんと接触するため、Tenpenny Tower を初めて訪問していました。ご本人と建物のてっぺんで話し合った結果、暗殺依頼元の Mister Crowley より報酬をはずむので、逆に Crowley の息の根をとめてくれと交渉されたので、暗殺のターゲットを Tenpenny さんから Mister Crowley へ任意で入れ替えられるようになりました。
このまま Mister Crowley をやりに行って、早々にクエストを片付けてもいい流れになりましたが、せっかくなので、ほかのターゲットの人たちとも話して、このクエストの詳しい裏事情を探っていきたいと思います。
そのうちの一人である Ted Strayer さんだけは、Rivet City にいることをあらかじめ知っていたので、前回の配信で先に話していました。彼が言うには、彼の父親が Tenpenny さんから依頼を受けて、何人かで Fort Constantine という砦に宝探しに行ったことがあるらしいです。おそらく Mister Crowley と暗殺ターゲットのほか二人がそのときの仲間だったんでしょう。このクエストを受ける前に Mister Crowley からは、暗殺の証拠としてターゲットからカギを奪ってこいと言われていました。このカギが、この Fort Constantine 探索で一同が狙っていたお宝とつながっているようです。
暗殺対象の残り二人、Dukov さんと Dave さんがどこにいるのかは、クエストを選択した状態で手元の Pip-Boy の World Map を開くと、マーカーが表示されるのですぐにわかります。二人のうち、Dukov さんの居場所は、以前に Rivet City に行こうとして迷ったときに偶然見つけていたので、先にこちらに行くことにします。
――と、その前に、本当は配信前のテストをしていたときに、前回はゲーム・プログラムの不調で入れなかった Washington Metro Station のトンネルに入れることに気が付いたので、いろいろ始める前に前回 Tenpenny Tower のクエスト関連で、Tower の中に入りたがっていたグールの Roy Phillips さんに会っておこうと考えていました。ついでに中の探索も済ませたら、それなりにいい配信時間になると考えていたんですが、なぜだか配信を始めたあとに地下鉄のトンネルに入ろうとすると、前回と同じようにすぐ落ちるようになっていたので諦めました。二度やっても落ちたので、機嫌ではなくなんらかの再現性があるっぽいのですが、なんで配信前には入れて、このときはダメだったのかよくわかりません。
仕方がないので、このクエストを進めるのは後回しにすることにしました。まあ、Tenpenny Tower のクエストは有名なので、ある程度は私も行く末を知っているのですが、だいたい胸くそ悪いことにしかならなかったはずです。なら、今はそんなに急がなくてもいいかなという気がします。
そんなわけで先に書いたとおり、Dukov のところにひとっ飛びしてきました。中に入るとさっそく本人がお出ましです。外には Raiders の拠点のような大きなバリケードがあったり、「武器をしまわないと撃つぞ!」というような脅し文句がデカデカと書かれていたりするので、内部も要塞のようなイメージを思い浮かべていたんですが、本人はパジャマ姿、後ろのお姉ちゃんは下着姿、天井からはジュークボックス、壁のバラモンの剥製にはパーティー用の三角帽子が載せられていて、えらく陽気な雰囲気です。
勝手に屋内にズカズカ入っていったところで声をかけられたので、一触即発の雰囲気になるかと思われましたが、Dukov は案外すぐに機嫌をよくして、普通に会話に付き合ってくれるようになりました。そう言えば、101のワイは女の子設定だったので、こういう男性の住み処には滑り込みやすいのかもしれません。最初のキャラクター設定のときに、おっぱいがあるほうが世紀末の交渉では有利かもしれんと話していましたが、その効果が試される時がきましたね。
Dukov と後ろのお姉ちゃんたちが言っていたことをまとめると、ここは彼の隠れ家らしいです。腑抜けたパジャマ姿からは想像しにくいのですが、こんな中心街のいい建物を拠点にして、一人で守り抜けているあたり、なかなか腕が立つんでしょうね。しかもこの世紀末に呑気に酒をあおりながら、女を囲っていいご身分です。
下着姿のお姉さんはサクランボを意味する“Cherry(チェリー)”と呼ばれています。英語でチェリーは「処女」を意味する隠語で、果実の赤さが処女膜を破ったときに流れる血を連想するからだとか言われています。まあ、単純に熟した果実自体が女体を連想しやすいこともありますしね。同じバラ科のリンゴも、神話とか聖書とかに登場する手前、昔からいろんな含みがある意味合いの果実なんですが、リンゴの場合は半分に切った断面の芯と種周りの模様が女性器に見立てられるらしいです。
また、会話の端々に同じように出てくる“Cherry pie(チェリーパイ)”も同じく女性器を示す性的な隠語です。「パイ」は果実やクリームパイの甘いソースなどのように、中身の具がパイ生地の中からあふれ出してくる様子が性交時の女性器を連想させるそうです。Dukov の場合は“I love my Cherry pie! Love it all night long!(オレのチェリーパイ、愛してるぜ! 一晩中愛してやる!)”と101のワイの前で叫んでいます。まあ、落ち着けよ。
しかし、常時下着姿で生活を余儀なくされる娼婦みたいな扱いでも、ここに留まる複数の女性たちが文句を言い出さないのは、きっと彼にこの場所を守り切れる腕があるからでしょう。Dukov 曰く、彼女たちには金銭を払っておらず、彼が彼女たちを守り、安全な住み処を提供するからこそ、彼女たちも Dukov に奉仕してくれるという相互利益の関係が成り立っているらしいです。金銭を払っていないので、彼の理論では彼女たちは娼婦でもありません。けっこう原始的な一夫多妻制のハーレムみたいな関係になってんのかな。
Dukov って言うからにはロシア系でしょうか。“R”の巻き舌っぽい発音と、フランス語の“R”みたいに喉の奥で鳴らす音がちょいちょい混ざっているのが独特で、おそらくネイティブの米国人ではない設定だと思います。
Dukov はたびたび101のワイのことを“Clown Shoes(道化の靴)”と呼ぶんですが、これもなんかの隠語なのかな? Urban Dictionary には惨めな相手を嘲笑する際に使うと説明が記載されています。場に馴染めずに浮いている相手の行動、習慣、外見、果てはその存在までもを含んで、こいつは歩く冗談みたいなヤツだなあという嘲りの意味合いが込められている呼びかけです。簡単に言い換えると「バカ」ってことですよね。特定の社会に馴染もうと、必死に仲間からの承認を得ようとしている場違いなヤツにも当てはまるらしいです。身を切って特定の相手を笑わせようとする姿が、おべっかを使うみたいな感覚につながるんでしょうか。確かに、このご時世に Dukov の生活はある意味、羨望の的でしょうから、彼はそこから101のワイを見下して、必死にオレのハーレムに仲間入りしようとしている仔猫ちゃんと言いたいのかもしれません。おい、こちとら腐っても高カルマの聖女だぞ!
しかし Dukov は寛大なので、ここでお酒を飲むのは自由らしいです。曰く“I never trust anyone without a drink in their hand. Of course I never trust one that does either! Ha, ha!(酒を飲んでないヤツは絶対に信用しない。もちろん飲んでいても信用しないがな!ハハッ!)”だそうな。気前がいいけど、これ101のワイが男子設定だったらまた返事がケチ臭いのに変わってたのかな?
以上が Mister Crowley と関係なく聞き出せる会話です。これだけだと新しいクエストに発展したりもしないので、彼はよそのクエスト絡みで訪ねるのがメインの存在みたいですね。
本題に移って、Mister Crowley の名前を出すと、“He’s fucking dead, that’s what I can tell you. Feral Ghouls ripped his nuts off and ate them for dinner.(アイツは死んじまった。こいつは確かだ。Feral Ghouls がヤツの内臓を引き裂いて、ディナーにして食っちまったんだよ)”という情報が聞けます。少なくとも彼は Mister Crowley が死んだと考えていたようです。せっかくなので、「生きてますよ」と教えてあげるついでに「あなたが Ghouls 嫌いなのでワイを使って亡き者にしようとしてますよ」という情報も親切に教えてあげることにしました。
Mister Crowley がどこでディナーにされたのかをたずねると、やはり前回 Ted くんが言っていたのと同じ、Fort Constantine という砦でした。ウソはつかれていないようですね。試しに Speach 54% ぐらいの成功率しかないチャレンジの選択肢を選んでみたら、砦の場所を聞き出すことができました。北西にずっと歩いて行った方にあるらしいです。いずれにせよ、地図にマーカーが出るようになったので、これで直接乗り込むことができます。
でも特別なカギ、それも複数個で1組になっているようなカギがないと、お前のようなヤツには中に入れないと言われてしまいます。これが、暗殺時に回収してこいと言われていたカギでしょうね。Dukov はもうこのカギを必要としていないので、200 caps 払うと譲ってくれるそうです。ほかのメンツからも買い取るなり奪い取るなりできるようなら、払って無難に手に入れるのも悪くないかもしれません。カギがあれば、ちゃんと暗殺しましたよと Mister Crowley に虚偽の申請をすることも可能になりますしね。
Fort Constantine に乗り込んだときのチーム・メンバーも確認することができました。いずれもイカした銃を欲しがった Tenpenny さんが雇った傭兵の面々で、Ted くんのお父さん、Mister Crowley、Tara、Dave、それから目の前の Dukov という構成だったそうです。Dave さんはこれから会いに行くのでよしとして、Tara という人物だけがまだよくわかりませんね。しかし彼女は現場で Dukov さん以上にひどい目に遭って、それで各々現場から逃げまどうことになったらしいので、彼女はうまく生き延びることができなかった可能性があります。
Dukov に言わせれば、彼より Tenpenny さんのほうがよっぽど Ghouls 嫌いだったそうです。Dukov は快楽の追求に走るあまり、Ghoul のお姉ちゃんともお楽しみになったことがあるそうです。コイツは筋金入りだなあ。
Dukov との会話の最中にちょくちょく名前が出てきていた Cherry ちゃんです。赤毛だからサクランボって名前になったのもあるのかな? お熱いのがお好きな Dukov のために下着姿で過ごしているそうです。101のワイが女子設定だからか、「こんな環境うらやましい!」といったことを彼女に言えたんですが、言ってもあんまりいい会話の流れにならない気がしたので控えました。
もう一人、Dukov の後ろに黒人の Fantasia ちゃんもいました。男の夢が詰まってますね。服を着ていると物事に時間がかかるという理由で Dukov が嫌うため、彼女も Cherry ちゃんとおそろいの下着姿で屋内を闊歩しています。彼女が言うには、Dukov は本当に銃の扱いが巧いらしく、彼女たちはここにいるあいだ、自分たちで銃火器を担いで防衛にあたる必要もほとんどないらしいです。だからこんだけおとなしく彼が言うとおりの女をやってるんでしょうね。話を聞いていると、彼女はちょっと冷めているところがあるみたいです。こういうのをやっているのも、Dukov が自分の城を維持できるあいだだけってことでしょう。
彼女との会話で「(Dukov は)ラッキーな野郎だ」と言える選択肢が出てきたので、101のワイがどういう目線で彼らの関係を見ているのかわからなくなってきました。この環境がうらやましいと思うなら、Dukov になりたいのか、Cherry pie になりたいのか、どっちなんだろうね?
一通り話し終わって、Dukov の城の中を見て回ることにしました。寝室のベッド脇には Nuka-Cola Quantum が置かれています。しかし、ここの空間にある物はすべて Dukov の所有物なので、下手に取ると盗みになってしまいます。本当に必要になったときに取りに来るのがいいかな。
先ほどまで Dukov たちと話していたロビーを2階の寝室前から見下ろした光景です。Cherry ちゃんに酒を用意しろと Dukov が叫んでいます。しかし目の前の照明はすごいデザインだな。
話はこれ以上進みそうにないし、取れるものもないので、Dukov 関連は以上みたいですね。一区切りしたので、今度は Dave さんがいるらしい The Republic of Dave という場所に行ってみようと思います。直訳すると「Dave 共和国」になるんですけど、郊外に新しい国でも興したのかな?
Dave さんがいるらしい場所は、おおよその位置は知っているものの、一度も訪れたことがないので、まだファスト・トラベルでひとっ飛びというわけにはいきません。手元のマップで一番近いらしい Minefield まで一度飛んで、そっから地道にマップの端まで歩いて行くことにします。
途中で Talon Company の皆さんにもてなしてもらいました。Talon Company の傭兵さんたちは強いんですけど、倒すと Combat Armor とか、二個一修理の材料になる装備が剥ぎ取れるし、武器もそこそこいいものを持っているので、収穫としては美味しいんですよね。
Talon Company の養分を吸い取って14歳になりました。前に育成方針を一生懸命考えていたはずなんですが、もう記憶にありません。とりあえず Harkness さんからもらった強いエナジーガンを使いこなせるように Energy Weapons のスキルを上げておこうと考えていたのは確かだと思うんですよね。Speech ももうちょっと上げておいたほうがいいかなと思いつつ、ここは全ポイントを Energy Weapons に振っておくことにしました。戦闘下手には、こっちのほうが需要あるでしょ。
Perk のほうは、V. A. T. S. でヘッド・ショットの確率が上がるらしい Sniper を取ることにしました。これも Energy Weapons の強化とセットで銃火器の火力を上げる戦略です。本当はすぐ死ぬから、すぐ下の Adamantium Skeleton でもよかったんですけどね。次に取ろうかな……と今考えても、どうせ今回みたいに次回にはもう忘れているんでしょう。
しばらく進むと新しいロケーションの Temple of the Union が見つかりました。これも、前に Rivet City で脱走奴隷の Mei さんからおおよその位置と名前だけを聞いていた場所です。今は You Gotta Shoot ‘Em in the Head のクエストを進めているので寄り道するつもりはないんですが、ここも新しいクエストが発生するでしょうから、あとのためにファスト・トラベルできるようにしておくのは悪くないはずです。
とか言いつつ、入り口の前を通ると勝手に会話が始まってしまいました。門番をしていたらしい Simone Cameron さんに、休める場所と、もしよければ取引できる場所もあれば嬉しいなあ~と訴えておくことにしました。彼女としては乗り気ではないものの、ここを取り仕切っているらしい Hannibal という方が101のワイのような人間を中に入れてやれと通達しているらしく、命令どおり門を開けてやると言ってもらえました。意外と簡単に中に入れそうです。
Simone さんが上から降りてきて、カギがかかっていたゲートを開けてくれました。Hannibal さんのところに連れていってくれるみたいで、ついてこいと言うように動き出したんですが、101のワイがゲートの前でボケッと突っ立っていたのが災いして、自動で閉じたゲートに押し出されて中に入り損ねてしまいました。思わぬ形で外に締め出されてしまった101のワイ。
ここからが問題で、もう一度ゲートを開けてもらおうと Simone さんに何度も話しかけるんですが、全然開けようとしてくれません。さっさとついてこいというようなことを言われるだけです。これはイヤな展開になってしまったな~と思ったので、しばらく考えた末に、おとなしくロードし直すことにしました。あとでここのクエストが進展しなくなるのは困りますからね。
Talon Company から吸い上げた養分がすべてなかったことになってしまいましたが、もう一度 Minefield から北上し直します。適当に移動していたので、前回と道が違って、今度はロケット型の遊具と思われる瓦礫に、機関銃を持った人型のエネミーがいるのを発見しました。ちょっと撃たれてから撤退して様子を見ていると、近くで湧いたらしいヤオグアイ2匹に絡まれていました。かわいそうに……😎
ヤオグアイが去ったあとに確認すると、ロケットは玉座のように瓦礫をつなぎ合わせて改造されていました。ヤオグアイにやられたのか、デスポーンしたのか、人型のエネミーは姿が見えなくなっていました。ちょっと拍子抜けです。なんらかの小さな特別イベントが発生する場所だったのかもしれませんが、見るチャンスを逃してしまったようです。
あとで調べたら The Roach King というエネミーだったらしいです。名前のとおり、Radroaches を手懐けて襲わせてくるイヤな敵だったようですね。戦わなくてよかったかも。ロケット中に Mini nuke が置かれているんですけど、配信時は気付かなくて取れませんでした。必要だったらまた取りにきて、ついでに King の遺体が周辺に転がっていないか、もうちょっと丁寧に探索してもいいかなと考えています。
そこから進むと Giant Radscorpion に遭遇しました。Radscorpion は強いわりに収穫物が何に使うのかわからない毒腺だけだったので、あんまり美味しくないと思っていたんですが、改めて調べたら、この毒腺とダーツを組み合わせることで、膝砕きに特化した凶悪な武器になるらしいですね。今までダーツなんていらないよとばかりに拾ってこなかったんですが、今後101のワイのレベルに比例して強くなっていく敵のことを考えたら、積極的に集めておいたほうがいいようです。設計図も探さないとね。
道中でバスのようなシルエットが見えたので近寄ってみたら、Grisly Dinner という小さなレストランの廃墟でした。ここでまた14歳になり直したので、先ほどと同じスキルを上げて、同じ Perk を獲得しておきました。
よく見ると、もともとの建物に併設する形で外に囲いが建てられているので、誰かの大事なお家だったのかもしれません。近寄ると地雷が爆発しました。めちゃくちゃ Frag mines が仕掛けられています。
中には食べ物がいっぱいあるし、スキル本の Tales of a Junktown Jerky Vendor もあったりして、なかなかいい収穫になりました。しかし、カウンターの内部に罠が仕掛けられていました。
罠を作動させた途端に、どこにいたのか Raiders の集団が姿を現しました。ここの今の家主はコイツらだったようです。なんかよくわからんけど、ショットガンで撃たれてます。
たぶん三人ぐらいだったかな。名有りはいなかったので、特別なイベントでもなかったようです。一人一人の戦力は Radscorpion ほどではないので、それなりに落ち着いて処理できました。それでも HP はゴリゴリ削れてますけどね。
気になるのは建物の裏手、壁で囲われた机の上に、Keller Family Transcript というホロテープが置かれていたことです。全部で5個ある中のこれは3番目みたいです。いちおう聞いてみましたが、途中のこれだけ聞いても私の英語力では意味不明でした。どうも錯乱状態の女の子が逃げまどいながら、興奮気味に母親に向けて録音したメッセージみたいなんですけどね。名前はキャンディス(つづりは Candice かな?)ちゃんというらしいです。何かデカい雲が見えるとか、どこかの中に入り込むためならなんでもしてやるみたいなことを叫びに近い声でしゃべり続けています。デカい雲が原爆のキノコ雲のことなら、大戦勃発時のものでしょうね。シェルターにでも入ろうとしていたのかな。まあ、また似たような内容のテープが集まったらつなげて聞き直すことにしましょう。
物資をあさり終わったら、ここの建物の中にあった Raiders のベッドを拝借して、1時間ほどの仮眠で体調を整え、先ほど訪れた Temple of the Union を見つけるだけ見つけておいて、あとでファスト・トラベルできるようにしておくことにしました。
そこから北上して The Republic of Dave に向かう途中で、高い通信塔のようなものが見えたので、ちょっと寄り道することにしました。そしたら何かと戦っている野生の Wastelanders に遭遇しました。
加勢しようと前に出ると、相手は Deathclaw でした。なんつー相手と戦っとんねん!
しかし、この Deathclaw はすでに Wastelanders の銃でしばらく蜂の巣にされていたらしく、ほとんど HP が残っていませんでした。Shishkebab でちょっと斬りつけただけで倒すことができました。ラッキー!✨
Deathclaw を倒したお礼に、生き残っていた Wastelander がこれから向かうつもりだった場所の位置を101のワイのマップにも記してくれました。また行ける場所が増えちゃったなあ~。
ほかにもこれ以前に別のイベントや会話でそれらしい位置が追加されていたものの、まだ行けていない場所が複数あるので、いまいちどれが新しく追加されたロケーションなのか確信を持てなかったんですが、今回 Wastelander がマップに追加してくれたマーカーはこれだと思います。配信ではロケーション名を「キャラバン」と言い間違えていたんですが、実際は Rock Creek “Caverns(洞窟)”でした。というのも、この場所、配信中は彼らが来た集落と勘違いしていたんですよね。実際は出身地じゃなくて、これから向かう予定の場所だったらしいです。お宝探しにでも行くつもりだったなのかな? 道中ですでに Deathclaw に襲われて瀕死なので譲ってくれたということなんでしょう。
だいぶあとになって気付いたんですが、このとき Wastelander からもらった地図が Notes に追加されていました。やっぱり Rock Creek Caverns と書かれています。そして“Mirelurk King’s Treasure Chamber!”と書かれているので、Mirelurk King をやっつけないといけないようです。なかなか気が進まないな……。お宝があるって書かれてるけど、何が手に入るのか次第ですね。でもまあ、また時間があるときに行くことになると思うんですけど。
Deathclaw 騒ぎが片付いたので、当初のお目当てであった通信塔を調べに行きます。ここは KX-B8-11というナンバーが割り振られた中継塔らしいです。新規ロケーションとしてマップに追加されました。来てよかったみたいですね。
しかし調べられるのはこのスイッチだけです。レバーを持ち上げると Signal Oscar Zulu という信号がオンになったようですが、とくに目立った変化はありません。なんか別のクエストと関係あるのかなと思って配信中はそれ以上なにもしなかったんですが、配信を終えてから気になって調べてみたら、これで近くの地下室に入れるようになっていたみたいです。なんかまたラジオの電波が遠くまで届いて Three dog がニッコリみたいな展開かと勝手に思っていたんですよね。地下室については、スキル本をはじめとした物資があるみたいなので、また次回以降の配信で、時間があるときに調べに行くことにしましょう。
さらに北に進むと別の電気関係の施設が見えてきました。MDPL-16 Power Station というらしいので、発電施設なのかな? 外に地雷が仕掛けられていたので、ここも誰かの根城になっているのかと警戒して中に入ったんですが、内部は小さな部屋ひとつだけで、Nuka-Cola Quantum をはじめとした物資が豊富にある以外は、とくに目立って何かが起こる気配はありませんでした。
The Republic of Dave がもうすぐ目の前というところで、横から Yao Guais が2匹襲いかかってきました。1匹でも危険なのに、2匹一緒とかひどくない……? Shishkebab で防御の構えをして、攻撃を弾いたところで斬りかかるという動きを頑張ってしようとするんですが、2匹バラバラに攻撃されるのでタイミングもへったくれもありません。めちゃくちゃ Stimpaks 浪費するんですよね。
後退しながら戦っていたので、最後のほうは The Republic of Dave の入り口前まで来ていたらしく、ゲートの中から NPC が援護射撃してくれました。それで倒せたようなものです。
入り口のゲートは赤色で表示されていて、勝手に開けることができなかったんですが、しばらくすると Ralph くんという男の子が近寄ってきて「何の用だい?」という感じで相手をしてくれました。ゲーム画面ではうまいこと目が隠れていて、なんとも言えない雰囲気で会話が進みましたが、Yao Guais を2匹も引き連れてきたよそ者の不審者相手にけっこう普通に話してくれます。
「危害を加えるつもりはない」と前置きして「President Dave に会いたい」と訴えると、とくに交渉する必要もなく、あっさり中に入れてくれました。Ralph くんはここの大統領こと Dave さんのことを“President Daddy”と「パパ」呼びしています。彼はここの子供たちの父親みたいな存在なのかな?
Dave さんは自分の博物館、Museum of Dave も敷地内に造っているようです。Dave さんのことを知りたければ行くといいと教えてもらえました。前に Underworld で Quinn さんに Dave さんの印象を聞いたときに、とくに Ghouls 嫌いでもなかったと聞いていたので、てっきりまともな人を想像していたんですけど、やっぱりこの人もどこか歪んでるのかもしれませんね。権力に執着するタイプかな。
ゲートから案内をしてくれた Ralph くんの後ろをついていくと、Dave さんのオフィスにたどり着きました。傭兵風のこの人がここの大統領らしいです。連れてきてくれた Ralph くんが101のワイを紹介すると、その声にかぶせるように“We have someone new in my republic(我が国を訪ねに来た人間がいるようだな)”としゃべり出す Mister President。おい、子供が報告にきてんだから一緒にしゃべるな。この国、指導者と民衆の息がめちゃくちゃ合ってないぞ。
そして、Ralph くんの報告を受けておもむろに立ち上がった Dave さん。そのまま101のワイと話してくれるのかと期待して見ていたら、そのまままた回れ右してすぐ着席してしまいました。おい、Dave、いろいろと大丈夫か!?
Dave さんには、Dukov のときと違って、すぐに Mister Crowley の話題を出すことができませんでした。まずはこの国の大統領として丁重に扱って、良好な関係を築かないといけないようです。Ralph くんのあとをついてきたときに見たんですが、ここの敷地、国というだけあってそこそこ住民がいるようです。ということは、それなりにクエストも発生するんじゃないでしょうか。それを片付けてから Mister Crowley のクエスト絡みの進展が見られるのかなと考えています。
まずはこの国の市民権をくれと主張できたので、交渉してみることにします。すると、今年の移民枠はすでに上限に達したので受け付けていないとして、「あ~新しいハンティング・ライフルが欲しいなあ~」と匂わせてきました。まだよくわかってないんですけど、ここは“a new hunting rifle”と不定冠詞を付けて言っているので、なんか特別な名有りの武器を欲しがっているわけではなく、使える状態にメンテナンスされたハンティング・ライフルならなんでもいいみたいです。ハンティング・ライフル、このとき101のワイの懐にあったような気がするんだけど、特にそれらしい選択肢が出てこなかったので勘違いだったみたいです。次の配信では適当なものを見繕って持っていってみます。
仮にハンティング・ライフルを用意できなければ、難民の特別待遇で250 caps を税金として納めれば、ここの市民権みたいなものを与えてくれるらしいです。ライフルを持っていってダメだったらお金を払うのもありですね。
ライフルを納品しますと言ったところで、これ以外の話題で Dave さんと話せなくなりました。どうやらここでこのクエストは詰んでしまったようです。
せっかくなので共和国の中で部外者でも入れるところを探索していきます。ほとんどの建物が赤文字で不法侵入になってしまうのですが、入り口で Ralph くんに聞いた Museum of Dave だけは自由に出入りできました。入ってすぐは子供が席を並べて座っている学校のような雰囲気です。このご時世に教育施設があるのはいいことですね。どういう教育をしているのか次第ですが、子供をちゃんと育てようとしている意志が感じられる点については好感を覚えます。でも一番ありそうなのは、偉大な President Dave について知ろうみたいな絶対権力者の洗脳パターンかなあ……。共和国とは名ばかりですね。
「博物館」とは言っても、入ってすぐ右手の壁一面だけが戸棚になっていろいろ展示されているだけで、敷地のほとんどは子供たちの教育の場に割り当てられています。鑑賞すると言っても数が知れていますが、少ないながらに展示品を眺めていると、Bobblehead が見つかりました。Perception アップです。緑文字なので、これは盗みにならないんですよね。101のワイがすんなり Bobblehead を見つけられるのはめずらしいですね。
さて、配信中は特別なライフルを大統領に献上すべきなのか、あるいはそこらへんに転がっている適当なハンティング・ライフルでいいのか判断がつかなかったので、ここで今までやってきた You Gotta Shoot ‘Em in the Head のクエストでやれることがなくなってしまいました。そこで配信時間がちょっと短めだったので、もう一つ別のクエストをやっていくことにしました。
昔に Rivet City で Abraham Washington という歴史大好きおじいちゃんから依頼されていた Stealing Independence というクエストをやります。このクエストは指定の場所でお宝を回収してくる単純なお使いクエストっぽいので、ほかのクエストにも発展せずスパッと終われるんじゃないかなと考えました。具体的には National Archives(米国立公文書記録管理局)から、Declaration of Independence(独立宣言書)を盗んでこいという大胆な指令でした。でもこの終末世界では歴史オタク以外にはただの紙切れでしょうけどね。
そんなわけで National Archives にやってきました。ちなみにここの建物は以前に探索したことがある中心街に位置しているんですが、まだ発見できていない状態だったらしくて、じかにファスト・トラベルできなかったので、いったん Underworld がある Museum of History に飛んでから、広場を陣取る Super Mutants どもにプスプス的にされつつここまで走ってきました。地味にけっこうな HP が減っています。
建物入ってすぐのホールを抜けて正面に、“Rotunda for the Charters of Freedom”と戸口の上に刻まれた扉があります。この奥のドーム状の部屋が、お目当ての Declaration of Independence の展示スペースだったらしいです。こういう形状の部屋を Rotunda(ロタンダ)と呼ぶそうですね。そこに味方らしきお姉さんが一人で籠城しているようですが、あちこちに地雷が仕掛けてあってなんか危険な様子なので、接触を後回しにしてちょっと周辺を先に見てまわることにしました。
依頼を受けたときに Abraham Washington さんが言っていたことなんですが、やっぱり National Archives は Super Mutants の巣窟になっているようです。そこそこ中は広くて、ちょいちょい強めの Super Mutants を相手にしながら探索することになりました。
その中の1匹がさっそく hunting Rifle を落としたので、次回はこれを持って The Republic of Dave に行ってみるのもいいかもしれません。
階段を上った先に、小さなオフィスがありました。戦前にここで Administrator(管理者)という肩書きを持っていた Berkeley というかたの事務所らしいです。見た目に豪華なので館長かなと思いましたが、そういうことを示す情報は見つかりませんでした。
今も生きている Terminal をハッキングすると、文書が3件残っていました。1件目は展示のスポンサーとなった Med-Tek から Fruit Mentats が送られてきたことに苦情を申し立てるという内容です。Rotunda 前の Terminal は Prize Redemption Terminal と呼ばれていて、来館者がここでいかに知識を身につけられたかを競うクイズに挑戦できるようになっているらしいんですが、これの景品として支給されたのが同社の代表商品の Mentats だったみたいです。Berkeley さんはこの施設が Med-Tek の実験場と化すことを危惧していたそうです。そりゃそうか。めずらしくまともな感性の人もいたもんだ。
2件目は Rotunda 内に設置されたエレベーターに関する記述です。実際にアメリカ合衆国で独立宣言書が展示されている部屋にもエレベーターがあるそうですね。文書によると、ここのエレベーターにはセキュリティー・システムが導入され、現在は利用が一部の人間に制限されているらしいです。
3件目は Thomas Jefferson Protectron なるものの声を変更したイタズラについて、情報を求めている内容でした。トーマス・ジェファーソンを模したロボットがここにはいるらしいですね。イタズラでちょっと度を超えた声にされていたみたいです。なにそれ、めっちゃおもしろそう。聞いてみたいな♪
Rotunda 前の Terminal を調べてみたら、確かにいろんな風味の Mentats と交換できるようになっていました。Mentats を手に入れるには、本来ここの展示品の知識が試されるクイズに正解しないといけないらしいんですが、先ほど上階のオフィスの Terminal で金庫を解錠した際に、Archives Prize Voucher という専用の引換券が手に入っていたので、これを使っていくつか無料で手に入れることができます。実際は Mentats を使う予定がないので引き換えまではしなかったんですけどね。欲しくなったらまた来ることにします。
屋内は一通り見て回ったので、Rotunda にいる女性に話しかけることにしました。「Super Mutants が来るわ!」とのことで、ドジでとろまな101のワイが彼女の地雷をいくつか起爆させたせいで、音を聞きつけた Super Mutants の大群がここに押し寄せてくるという設定らしいです。これで一気に防衛戦が始まります。
――というのが本来の流れなんでしょうけど、じつは屋内が意外と広いことに気付いて、探索を途中で切り上げて彼女に一度話しかけていました。そのときは「来るわ!」と言いつつ、1匹も敵が来なくて閑散としてたんですよね。改めて探索をしっかり終えたあとにちゃんと防衛戦が始まったのを見て、内心ホッとしました。いや、このまままたよくわかんない状態で詰んだら困るじゃん。
敵はそこそこ強かったです。なんせ複数人でかかってくるのは反則です。体力が多い上位個体に引っかかると、数が減らせなくてジリ貧になってしまいます。早く人体改造してアダマンチウムの骨格が欲しいです。
敵を片付けてやっとゆっくり Sydney さんとお話しできるようになりました。ちょっとアジアの血も入ってそうなお顔立ちですね。
彼女の身の上話を聞いていくと、父親が銃火器の弾丸を製造する仕事をしていたそうです。だから武器の扱いに長けているんですね。特殊な10mm Ultra SMG を持っていると言うので、お父さんからもらった大切な得物なのかもしれません。その父親に何があったかはまだ内緒だそうです。まあ、たぶんこんな世の中だからもう亡くなってるんだろうな。ところで、SMG って何? 10mm の『スーパーマリオギャラクシー』ってこと? それとも、サブマシンガンってこと?
それ以外に教えてもらえた彼女にまつわる情報としては、この時代に生きる普通の女の子として、奴隷商人を避けて一生懸命生きていたら、あるとき歴史的な文書を収集する Abraham Washington さんの求人情報をたまたま目にし、無事にこなして大金が手に入ったときにこの世ではなかなか味わえない幸福を覚え、それ以来ずっと彼の依頼を受けてこういう歴史的な遺物を回収してくるお仕事を続けているそうです。
Sydney さんは101のワイのことを“fellow relic hunter”と呼びます。私は遺物とか神聖なものをかすめ取りに来たという感覚ではなく、ここへは歴史的価値があるというか、政治的なものを取りに来た感覚だったので、いまいちピンとこなかったんですよね。言われてみれば、確かにこの終末世界では、たとえ独立宣言書でも昔のなんか有名な分厚い巻き紙程度の認識しかないわけで、エジプトのミイラ並みに「遺物狩り」っていう表現にピッタリな逸品なんですよね。
彼女が“fellow(仲間)”とわざわざ言ったのは、彼女も101のワイと同じく Abraham Washington さんに送られてきた傭兵だったかららしいです。彼女は一緒に Declaration of Independence を納品して、報酬を半分で分けようと協力を申し出てきます。別に悪い人じゃなさそうだし、断る理由はないんですが、私みたいなへなちょこプレイヤーと組むと不死身設定じゃない限り死んでしまうので、ちょっと乗り気にはなれません。でも、協力的な姿勢を見せないとイヤなヤツと思われちゃうんでしょ……?
Sydney さんとチームを組むことにすると、先に乗り込んでここのシステムのハッキングを済ませておいたとかで、Rotunda の中央にあるというエレベーターを動かすためのパスワード“We the People”を教えてもらえます。「人民の、人民による、人民のための……」の「人民と言えばオレたちだ!」ってことですか。Declaration of Independence は大切に地下室に保管されているので、そのエレベーターを使えば近道できるという提案だったみたいです。これ、報酬半分でいいのか……? 急にいい人に見えてきたぞ!
ただ、問題は私の英語力でして、配信中は Rotunda がこの円形状の部屋を指しているということをよく理解していなくて、てっきり先の探索中に別の部屋で発見したエレベーターのことだと勘違いしていたんですよね。
これこれ。ここのエレベーターの扉には Elevator to Archival Strongroom っていう表示が出ていて、めちゃくちゃここから目的の地下室に降りられるような雰囲気がぷんぷんしてたんですよね。でも実際に Sydney さんを連れて使おうとしても、[Requires Key(カギが必要)] という表示が出ていっこうに動いてくれませんでした。なんじゃそりゃ?
仕方がないので、探索中に見つけた別の階段を使って地下へ降りて行きます。あとから思えば、これが悪手でしたね。ちゃんと調べとけばよかったなあ……。Sydney さんは“There’s a cargo lift right here in the Rotunda”というふうに、あそこの Rotunda にエレベーターがあるって言ってたんですけど、あの地雷原と化した円形の部屋にそんなものありましたっけ……?
階段を降りた先の倉庫でさっそく、強めの Super Mutant Master を複数匹含んだグループと遭遇しました。今の101のワイだと、Master を1匹屠るだけでも時間がかかるので、しばらく複数匹相手に袋叩きにされる状態が続きます。おまけにこの中の1匹はミサイルも撃ってくるので凶悪です。先ほどの Rotunda 防衛戦より難易度が高くないか……? う~ん、地獄!
倒し終わって後ろを振り返ったら、Sydney さんは右脚がもげてお亡くなりになっていました。やっぱり不死身設定ではなかったようです。なんてこった! Sydney が死んじゃった!
ショックでしばらく悩んでいましたが、ここは安易にリセットしないことにしました。バグとか、先の Temple of the Union のときみたいに、ゲームの仕様としてどうかと思うときに直前のセーブ地点からやり直したりすることはあるんですが、今回は明らかに私のうっかりです。私のゲームの腕が足りないばかりに彼女の命は犠牲になってしまいました。これはきちんと失敗から学ぶためにも、彼女にはおとなしく死んでもらう必要があります。
でもちゃっかり彼女の得物は頂いていきます。いえ、あくまで Wastelander 流の弔いです。ありがとう、Sydney さん🙏 あなたのことは忘れないよ!
Sydney さんなしでどんどん地下へ降りていきます。地下の保管庫っていうか、いつものメトロの地下トンネルみたいな風景になってきました。
ちょっと進んだ先で、扉の上に設置されたスピーカーから、ここのリーダーを名乗る Button Gwinnett という男性のアナウンスが流れてきました。堅苦しい英語だったのですぐに聞き取れなかったんですが、防衛ラインが突破されたとか、敵が攻めてくるとか、どのような政府であっても人民の意志こそが正統な基盤であるとか、我々の自由を侵そうとする者を許すなとか、なんかカッタカタの言い回しで、とにかく侵入者が攻めてくるからみんな身命を賭して防衛にあたれというようなことが切々と声高に訴えられていました。まさに独立戦争とか、あるいはもう少しあとの南北戦争とか、昔のこの国の戦争のときに、士気高揚を狙っておこなわれた演説みたいな感じです。
バトン・グインネットって、独立宣言書に2番目にサインした有名な政治家なんですってね。私はちっとも知りませんでした。米ジョージア州の代表だったそうです。この時代に生きているわけないので、ここまで調べるとこれも上のオフィスで読んだ Thomas Jefferson Protectron みたいな AI かなって察しがつくんでしょうけどね。
堅苦しい英語はいつも以上に聞き取れないので、配信中はなんでここでこんなメッセージが流れるのかよくわからなくて、もしかして変なところに迷い込んだんじゃないかと不安になってました。
この扉を抜けてちょっと進んだところで、101のワイにとっては少しばかり格上のエネミー、Robobrain に遭遇しました。Pulse mines をばらまきながら後退して、なんとかやり過ごそうとします。
そう言えば、さっき Gwinnett さんの演説を聞いたこの部屋、真ん中にちょっとしたステージみたいな台があるんですよね。これもなんか堅苦しい儀式の宣誓とか証言とか、ああいうのやらされるときのお立ち台みたいじゃないですか。何のためにここにあるのか知らないけれど。
Robobrain でビビっていたら、もっとヤバいのが奥にいました。以前に Arlington Library の外でも三途の川に沈められそうになった Sentry Bot ですね。まともにやり合っていたらこっちが先に天国に渡ってしまうので、Pulse mines やら Pulse grenades やらを活用して速攻を心がけます。
しかし、1体倒して安心できたのもつかの間で、奥へ進むごとにどんどん似たようなレベルのロボット系エネミーがウジャウジャ湧いてきます。なんかここ、あかんところに迷い込んでしまった気配がぷんぷんします。101のワイのような人間が来ていい場所だったのか……?
相手が一体だけなら慎重に手持ちの武器を総動員してさばけるんですが、Sentry Bot が立て続けに何体も出てきたあたりで戦闘が雑になってきました。試しに背後がとれたときに V. A. T. S. で頭部を狙ってみたら、意外とトドメを刺すことができました。これ、さっきとった Sniper の Perk が効いてるのかも……?
出現する敵のレベルだけじゃなくて、道中の扉も、スキル不足で開けられないものがいくつかありました。開けなくても必要な場所は回り道すればいけるように設計されているんですが、なんか現状の101のワイにはまだ来るのが早かったんじゃないかという気がしてきます。
Sentry Bot が何体も連続で出てくるんですが、1体倒すだけでも Stimpaks を何個も消費します。ここに来る前は何十個も持っていた Stimpaks がついに10個程度しか残らなくなってしまいました。たぶんこのときの101のワイの体、8割ぐらい Stimpaks でできてたと思います。ちょっと持ちすぎかななんて思ってましたけど、慎重に買い集めておいてよかったと思いました。
一番威力の高い Harkness さんの A3-21’s plasma rifle で、とにかく撃ちまくります。それなりに倒せますが、やはり戦闘が終わるごとに Stimpaks を複数個消費します。消耗が激しすぎるので、そろそろやめたくなってきました。
疲れてきたので操作を間違えて、肝心なときに一人称視点と三人称視点を不必要に切り替えてパニックになったりもしてました。意図せず押してるから、どのキーで元に戻せるかとっさにわかんないんですよね。
あと、このときは Pip-Boy を見たり、V. A. T. S. を使ったりしたあとに、なぜか足が遅くなる現象にも悩まされていました。通常のダッシュをしなくなるみたいなんですよね。もう一度 Pip-Boy の画面を開くと直るので、なんかキー割り当ての設定がうまくいっていないのかなと考えたりもしていました。だから配信ではちょくちょく不必要な Pip-Boy 操作を繰り返しています。
脇道の Mark VI Turrets 2基に守られた倉庫に、やたら大事そうな Bill of Rights というアイテムがありました。これも人民の権利を記した歴史的な文書なんでしょ? 調べたら日本語で「権利章典」と言うそうです。クエストの進捗には関係ないようですが、おそらく Abraham Washington さんの大好物だと思うので、一緒に持ち出しておくことにします。
これだけのロボット防衛戦なので、Mister Gutsy も当然のようにいますが、Sentry Bots を3体以上も片付けたあとなので、ああ、なんだお前かという程度の感想しかでてきません。四肢を吹き飛ばすミサイルも撃ってこないし、人間が持てる銃でもそれなりに HP が削れる敵なんて良心的じゃないですか。
戦いかたがだんだん雑になってきているので、仕掛けた Pulse mine に近づきすぎて爆発に巻き込まれる事故も発生するようになってきました。頭と右脚が吹き飛びます。お前、そんなんでよく生きていられるな。
ちなみに、この前にも漏れ出したガスに引火して爆発に巻き込まれたりしています。Rivet City に乗り込んだ頃は、爆発1回でキレイに天国直葬便に乗せられてましたから、それを思うと己の成長に感動します。でもさすがにドリフじゃないんだから。
明らかに格上の相手をしまくったので満身創痍ですが、なんとか最終目的地っぽい扉までたどり着けました。[Door to Archival Strongroom] と表示されているので、独立宣言書が保管されている地下保管庫はこの扉の先にあるようです。
また扉の隣のスピーカーから“The enemy at the gate!(敵は門まで迫った!)”と Gwinnett さんの堅苦しい英語のアナウンスが聞こえてきます。ここで彼が言う人民とか、彼が呼びかけていた仲間は、ここにたどり着くまでに倒してきたロボットたちのことを言っていたみたいです。アメリカ市民はもう文字どおり滅びてしまったんやなあ。
まあ、ある意味、下手な人間の部隊より強力な兵士たちでした。あとから考えたら Sydney さんはどのみちこの101のワイと組んでいる限り、ここに至るまでにまずどこかで死んでましたね。あんなの最初の入り口のところでじっと待機しておいてもらわないと絶対無理だよ。
たどり着いた地下の保管庫で、Declaration of Independence を管理していたのは、自分が歴史に名を残す偉大な政治家だと勘違いしているだけのただの Protectron でした。自分はロボットではないと言い張っています。
こういう堅苦しい英語って、本当に聞き取りが苦手なので、配信中は戦闘続きで疲れているのもあって、ほとんど話についていけなかったんですよね。
ここの遺物を守るためなら自分の命も賭けると言い出した Gwinnett さん。“Rapiers? Pistols at dawn?(レイピアか?それともピストルの早撃ちか?)”と101のワイに決闘を申し出てきますが、そこからのらりくらり話しているうちに、独立戦争時の英国王だったジョージ3世の名前が出たりして、彼の言っていることを理解するためには歴史の知識も必要になってきました。会話の選択肢で「500年ぐらい前のもの」というふうに101のワイが話していたんですが、Fallout 3 の世界ってそんな未来でしたっけ? そりゃ紙切れ扱いになりますよね。
Gwinnett さんが高々と歴史の知識を披露しているうちに、「お互い妥協案はないか?」と交渉できる選択肢が出てきました。同時に、ここで Gwinnett さんを片付けてさっさと宣言書を奪っていくこともできそうです。ロボット相手でもむやみな殺生はあんまりしたくないので、妥協案を探っていくことにしました。そのうち向こうから具体的な策が提示されました。
先の大戦でここ、アメリカ合衆国とやり合っていたのは、中国をはじめとした共産主義者だったはずなんですけど、Gwinnett さんはどうも、北米植民地の統治権を取り戻そうとしている「大英帝国の策略」だとか、イギリスを敵視した発言が目立ちます。“Redcoat(レッドコート)”という単語も、共産主義者のことかなって配信中に言ってたんですけど、あとでちゃんと調べたらやっぱりイギリスの伝統的な軍服の色から定着した名称だったみたいです。もう大戦とか現実に関係なく、博物館で来訪者に教える知識しかないんでしょうね。なので、Declaration of Independence を盗みにくるヤツと言ったら、イギリス兵のスパイしかいないわけです。
28% の成功率でトーマス・ジェファーソンを名乗ることもできましたが、さすがに分が悪いので、Gwinnett さんが敵対するスパイたちを欺くために計画していることを実行に移すお手伝いをすることにしました。Gwinnett さんは Declaration of Independence の偽物を作り、その贋作を大英帝国に送りつけるつもりだったそうです。独立宣言を撤回できれば、大英帝国は植民地を自国の財産として維持できますからね。先方の学者はすぐにまがい物と気付くでしょうが、それでも多少の目くらましで時間は稼げるので、ここから本物を安全なところに運び出す計画だそうです。偽物を手に入れるために大きな労力を費やすジョージ3世の姿を想像する Gwinnett さんは愉快そうです。しかしこんな退廃した世界のどこに持っていくつもりだったんでしょうね?
彼の計画を実行に移すには、偽物を作るための没食子インクが必要らしいです。前に Moira のお使いで行ったことがある Arlington Library のどこかに転がっているらしいので、ちょっくらお使いに行ってきます。
送り出してくれる Gwinnett さんが、“I hear the thumping of their cannonade getting closer by the minute(迫り来る砲撃の音が聞こえる)”とか“the last bastion of the U. S. A. may fall!(我が国最後の砦がすぐに落ちるやもしれん!)”とか言っているので、彼の中ではまだ大戦中なんでしょうね。丁寧に Arlington Library への行きかたまで説明してくれますが、目印になる地上のランドマークのほとんどが、スパイどもの根城も含めて、今日では残っていません。残っているのはほんとどが瓦礫です。なんか切ないな。
話し終わったあとに、部屋をちょっと見せてもらったら、Gwinnett さんがかぶっているカツラが置かれていました。緑色だから取っても盗みになりませんね。かぶったらちょっとアンティークな装いを楽しめるそう……?
そんなわけで、ファスト・トラベルでさっさと取りにやってきました。途中、National Archives の地下から地上へ出るまでに、一度ゲーム・プログラムが強制終了エラーを起こすトラブルがあり、Arlington Library 探索中にももう一度落ちました。なんかやっぱり調子が悪いんですよね~。
中の敵が復活していたらどうしようとか言ってたんですが、相変わらず Raiders の死体が転がっているだけでした。しかし屋内はなかなか広いので、いちいち調べているときりがありません。一度探索した場所ですし、ここはおとなしくインターネットで先人の知恵を借りることにしました。最初から調べ回っていたら配信時間が5時間ぐらいになりそうでした。
お目当ての Ink Container は Restoration Supplies という机の上の箱に入れられていました。Restoration……? たぶん初回の探索時に見たはずなんですけど、全然記憶にないですね。
Gwinnett さんは、お目当てのインクが入った容器を渡すとすぐに写しを用意してくれました。これを Abraham Washington さんに納品すれば、任務完了です。本物の米国の歴史を守り抜いたからか、また101のワイのカルマがよくなりました。ええ、101の聖女と言えば、私です!
Gwinnett さんからインク調達のお使いを頼まれたときにも言っていたんですけど、あんな護衛部隊が壊滅した地下室に居残らずに、いっそめぼしい遺物ごと Abraham Washington さんのところに移れば、かなり歓迎されるんじゃないでしょうか? ものすごく気が合うと思うよ。
歴史大好きおじいちゃんにさっそく出来上がった写しを押しつけに行きます。配信中は、道中で Bill of Rights も拾っていたことをすっかりわすれていて、偽 Declaration of Independence のつもりで売りつけてしまいました。こっちの文書は見つけられると思っていなかったようで、見せるとえらく喜んでくれました。でもたったの100 caps でした……。これ手に入れるのに何個 Stimpaks 使ったと思ってんの~👿💨
偽 Declaration of Independence を渡すときに、かわいそうな Sydney さんについても、協力してくれたがうまく一緒に任務を達成できなかったと報告できます。Washington さんは“you’re both true American heroes and will be remembered for this glorious day! Sydney’s name will forever be memorilized for her great sacrifice.(キミたち二人は真のアメリカ合衆国の英雄だ。この輝かしき日は人々の記憶に残ることだろう! シドニーの名前は彼女が捧げた偉大な犠牲によって永遠に人々の記憶に残り続ける)” となんかたいそうに褒めてくれます。まあ、彼女は私の勉強代として死んだんです。これからも101のワイは無邪気に人々を振り回して死に追いやっていくでしょう。ゲーム下手だからね。
狙っていた獲物をゲットできてご満悦の Washington さんは、クエスト完了の報酬として Railway Rifle の設計図をくれました。強いのかなあ? 材料が簡単に集まりそうなら作ってみてもいいけどね。手元の Pip-Boy で説明文に目を通した感じでは、手足を打ち付けて足止めができるようです。ダーツガンみたいに、強敵相手に有利な試合運びをする役に立つかもしれません。
Sydney がまだ生きていた頃に話していたことなんですが、Abraham Washington さんはこれ以外にも大枚を叩いてアメリカ合衆国の歴史に関わる遺物をたくさんかき集めているらしいです。それも101のワイに声を掛けたように、誰彼構わず方々に依頼して回っているようです。彼はどうやってそのための資金を手に入れたんでしょうね? 歴史好きはこの時代でも珍しくないんでしょうけど、ここまで実行に移せていることをこうやって改めて考えると、かなり酔狂な金持ちに見えます。
さて、いい配信時間になったし、今回は慣れない英語を聞き続けたので疲れました。本日はこれにて終了です。次回は上に書いたように、Signal Oscar Zulu の通信塔そばで荷物あさりをして、Dave さんに適当なハンティング・ライフルを押しつけてみます。それでクエストが進みそうなら続きをして、また詰まるようなら、もう一つ、以前からほったらかしで気になっていた Reilly’s Rangers というクエストを進めてみてもいいかもしれません。あと、設計図が手元にある武器を作って試し撃ちしてみてもいいですしね。
……と、言いながら、最後に荷物整理をしていたら、ひょんなことで経験値が入ってもう一つレベルが上がりました。Gwinnett さんのロボット軍団を叩き続けたおかげか、今回はレベルが二つも上がりました。101の聖女も、いよいよ15歳です。大人の階段が見えてきました。
スキルはあんまり考えてなかったので、今回の戦闘で感じた力量不足をカバーするために、Melee Weapons と Energy Weapons を半々ずつ上げることにしました。この二つは100まで振ってもムダにはならないんじゃないかなあ。次回あたりで Speech を強化してもいいかもしれない……と思いつつ、どうせ次回には忘れているのでそのときの気分です。
Perk は先ほど取りたいと言っていた Adamantium Skeleton 一択です。よかった! 忘れる前にチャンス回収できました! これで打たれ強くなるから、Stimpaks の消費量も抑えられるんじゃないでしょうか。ミサイル持ちにも突撃できます!
こんなところで、今度こそお開きです。次の配信はまた来年かな~?
次回に続く
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