Project Zomboid

新しい世紀末ライフシミュレーションをしようと思ったらご縁がなかった件

とある書類を書くために、今年は何年かとふと考えて、2022年であることにいまだに違和感を覚えている私です。皆様、お元気ですか? そんな2022年も、そろそろ1か月が過ぎようとしているそうですね。もはやうちのブログも存在を忘れられていそうな気がします。

新型コロナウイルスのせいで、まだまだのんびりゲームをしているような状況ではないんですけども、ちょっとずつ日常を取り戻していきたいということで、ゲームの話題をちょこちょこ書いていこうと思います。実は昨年、仕事に追われてそれどころではなかったものの、遊びたい気持ちだけはしっかりあったので、新しく購入していたゲームがいくつかありました。空いた時間にちょっとできればいいなと期待していたけれど、残念ながらいいご縁がなかったと思われるのが Project Zomboid というゾンビ・アポカリプスもののゲームです。Steam でリリースされたのは2013年で、開発自体はもう10年続く息の長い早期アクセスのインディーゲームとのことです。インターネット上の評判に目を通しているときに、7 Days to Die の2D 版みたいなゲームという表現を目にしたことがありましたが、確かに両者は似たゲームだと思います。

実在する米ケンタッキー州のノックス群が物語の舞台のモデルになっています。1993年、ここでちょっとした異臭騒ぎが起こり、原因不明のゾンビ病が確認されるようになります。ノックス郡の周辺では、国や世界の主要機関によってすぐに閉鎖および隔離措置がとられましたが、押し寄せる感染者の集団によって瞬く間に軍の防衛線は突破されてしまいます。ゾンビ病を発症すると飢餓感から人間を食べたくなるという某バイオハザードそっくりな設定があるらしく、ゾンビに噛みつかれた人間が次々に体液を介して感染し、さらに空気感染までするらしいこの病はあっと言う間に世界中に広がりました。こうして人の文明が崩壊した世界で、かろうじてゾンビ病に免疫を持っていた生存者を操作して、できるだけ長く、平穏に生きるのがこのゲームの目標です。

とは言え、ゲームの難易度は全体的に高めです。かなりリアル志向になっていて、動けば物音でゾンビに気付かれるし、武器を振り続けていれば疲れてまともなダメージを与えられなくなります。定期的にちゃんと食事も睡眠も取らないと逃げることさえままなりません。ゾンビを倒しながらのスカベンジは簡単ではありませんが、食べる物にも気を配らないと、すぐに太ったり、痩せすぎたりして、体力が落ちてしまいます。雨の中で活動し続けると体が濡れて風邪をひき、とまらない咳やクシャミで周辺のゾンビが寄ってきます。定期的に体を洗わないと、返り血の匂いなどで悪夢を見て、まともな休息がとれなくなります。キャラクターがまとう衣服は被ダメージに大きく関わっていますが、長く活動を続けるとどんどん傷んで消耗していきます。電気や水道といった公共のライフラインも一定期間経過すれば使えなくなるので、できるだけ早く大自然で生きていけるサバイバル術を身につけて、生活環境を整えなくてはいけません。

一番ネックなのはやっぱりゾンビ病の感染だと思います。操作キャラクターの免疫はどうやら空気感染に対するものだけで、ゾンビの体液が直接体内に入るなどすると、もうお手上げのようです。このゲーム、既定の難易度だけでなく、湧くゾンビの個体数やアイテムの入手確率など、細かいところまでカスタマイズして遊べるサンドボックス・モードもあるんですが、基本的にカスタマイズしない限り、一度でもゾンビに噛まれると、ゾンビ化によるキャラクター死亡のリスクが生じます。高難易度でもない限り、よほど無茶をしないとゾンビに囲まれてその場で死ぬことはないと思いますが、視界の悪いところで、あるいは不意を突かれて、ついゾンビにカプッとされることはよくあるんですよね。そうなったらもう終わりです。ちなみに、ゾンビ化の確率は軽症の引っかき傷で7%、中程度の裂傷で25%、がっつり噛み傷で100%だそうです。ゾンビから一撃食らって、パニック症状のあと吐き気や発熱が始まったら、そのままじわじわ体力が落ちて、そのキャラクターは数日で死んでしまいます。このゲーム、基本はオートセーブで進んで、任意のデータを個別に残しておくという機能がないので、そのキャラクターの感染が確定しても、古いセーブデータに巻き戻すなどのやり直しはできない仕様です。

操作キャララクターが亡くなったら、また違うキャラクターで同じ世界のデータを引き継いで遊ぶことができます。前のキャラクターが死んだところへ行くと、同じ外見で同じ装備のゾンビが周辺を徘徊しているので、装備をそのまま剥ぎ取ることができます。装備だけでなく、前のキャラクラーが築き上げた拠点をそのまま利用できますし、前のキャラクターがかき集めた食料や道具、スキル本も引き継げます。でも、新しいキャラクターはスキルが育っていないので、できることに限りがあったり、戦闘能力が低かったりという問題もあって、死亡後のコンティニューはあまりしないというプレイヤーも少なくないそうです。死亡するリスクだけ挙げれば、死にゲーに分類してもいいと思います。

Project Zomboid

ゲームはレトロな見下ろし型のビジュアルです。キャラクターモデルなど、一部は3D モデルになっていますが、歴史が長いゲームだけあって、まだまだ家具などの背景には2D の描写を組み合わせている部分が残っています。個人的にこのグラフィックは短所として見ておらず、おそらくマシンの必要スペックが低く抑えられる長所にもなっているんじゃないかと捉えていました。Minecraft だって、今となってはあのブロック仕様が味になっていますから、こういうゲームだと思えば抵抗はあまり感じません。

リアル志向なだけあって、ゲーム内でやれることはかなり多めです。言われないと気付かない機能がざらにあります。建築もできるし、ケーキ作りもできるし、農業もできるし、わな猟もできるし、釣りもできるし、車も改造できるし、パイプ爆弾も作れるし、ゲーム開始時はサバイバルの要素が強いんですけど、拠点がある程度できてくるとスローライフに移行していきます。最初は建設者向けの難易度でやっていたんですが、それでも難しくて、よくこれで長生きできるなと思いながらプレイしていました。でも、意外と環境が整ってくると多少のゾンビの群れは安定してさばけるようになるし、危ないときは引きこもって隠れられるようにもなるので、リスクを冒さなくてもよくなるぶん、難易度がちょっと落ちてきます。ゾンビ化の一発死を除けば、結果的にちょうどいい塩梅になりました。

Project Zomboid

一応、何度も死につつ、この短いお正月休みで集中的にプレイして、最初の冬を越えるところまでは生存できるようになりました。冬は高難易度だと作物は育たないし、わな猟でも何も捕まらないし、自生している植物の採取でも食べ物はほとんど手に入らないので生存は厳しいと聞いていましたが、低難易度だとそこまで厳しくないみたいで、缶詰を漁ってしのぐこともほとんどせずに乗り越えられました。

高難易度はやりがいがありそうだけど、私がやることはないんじゃないかと思います。私、どっちかと言えば、建築とかのライフシミュレーション要素のほうが好きで、サバイバル要素はたまの憂さ晴らしにゾンビを殴り殺せたら最高っていうぐらいなんですよね。

上にも書きましたが、ある程度の拠点が出来上がってくると、生活が安定して難易度が下がります。自分好みの家を建てたりして、延々と遊んでられそうなゲームなんですが、まとまった時間プレイしたことで、うちの環境だと不定期でフリーズと強制終了が起こる問題があることがわかりました。子供も冬休みにちょっと遊んでいたんですけど、どうも物資を集めた家が近くなると落ちやすい傾向があるみたいです。あとは大量のゾンビに囲まれたときとか、フェンスを跳び越える、あるいは車に乗って遠出するといったアクションもなぜかゲームが不安定になりがちです。どうもうちのパソコンとは相性がよくなかったみたいです。

強制終了後にもう一度ゲームを立ち上げると、直前に造った建設物がなかったことになっていたり、コンテナにしまった物資が忽然と消えていたり、乗っていた車も時空の狭間に消えてしまったり、撤去したはずの物が復活していたり、倒した大量のゾンビの死骸が消えていたりと、どうもマップのデータをうまく保存できていなかったような挙動をしています。ただ、それっぽいというだけの話で、解決策は見つけられませんでした。もしかしたらこのゲーム、見た目から思っていた以上にプログラムが重いゲームなのかもしれません。

最近のアップデートでマップが拡張されて、大規模なルイビルという都市が追加されたり、マルチプレイヤーで遊べるようになったりしているんでですが、今のうちの状況だとそういう最新の追加要素を遊ぶのも難しい気がします。何より、いろいろスカベンジして持ち帰った報酬品が一気に消えたり、頑張って増改築した家がなかったことになったり、倒したはずのゾンビが全て消えて新たな別のゾンビが再配置されてたり、挙げ句の果てに逃げる間もなくロード直後に噛み殺されたりといったことがあると、やる気が萎えてしまうんですよね。そんなわけで、買ったはいいけど、いつかの更新で機嫌がよくなるまで、うちでこれ以上やり込むことはないかなと考えている作品になってしまいました。いいスルメゲーだと思ったんですけどね。やっぱり神様が、今はゲームなんかせずに働けって言ってるのかな?