RobCo Facility に殴り込み
Wasteland Survival Guide は続くよ、どこまでも。
めちゃくちゃ久しぶりにやる Fallout 3 のプレイ日記です! Fallout 3 はプレイしてるとどんどん先に進めたくなるナゾの中毒性があって、こうやってプレイ内容を配信してブログに書き残していなければ、細々とした時間も使ってさっさと進めて、今ごろクリアしているんじゃないかなと思うぐらいです。それくらいおもしろいですね。PlayStation だと3の時代の作品なので、前世代どころか前々世代のゲームになりますが、いいゲームはいつやってもおもしろいんだなと本当に思います。思い返せば、Fallout 4 もそんなゲームだったなぁ……。えっ!? 76……?
さて、コロナ禍のゴタゴタで引っ越しなどもあって、前回のプレイ日記から数か月もあいだが空いてしまい、そんな楽しい Fallout 3 の進捗もさすがにすっかり記憶の彼方に消え去ってしまいました。はて、101のワイは Capital Wasteland でなにをしていたんだっけ……? ――そんなときは DEATH STRANDING と同じように前回のプレイ日記を読めば即解決です。こういうとき、プレイ日記をつけていてよかったなと思います。プレイ日記を書くメリットは、一度記事にまとめるために情報を頭のなかで整理するので、理解が深まって早く思い出せるところです(忘れないとは言わない)。プレイ日記を書かずに惰性でクリアしてしまうと、作品の理解度が格段に変わってきます。FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE も、プレイ日記をやめたあとに細々とプレイ内容だけ Twitch で配信しているんですが、すでに物語の細部とかどうでもよくなってきています。記事にまとめられなかった小ネタをつぶやくとか言って、早くも固有名詞や用語を忘れて意味をなさない痴呆老人のうわ言みたいになってきてますしね。クリアしたら物語なんか即忘れそう。
101のワイが Wasteland でなにをしていたかと言うと、しばらく前から Moira が満足するまで彼女の Wasteland Survival Guide の作成をお手伝いしようとしていたんでした。すぐに死にまくる101のワイを見かねて、手練れの孤独な放浪者が以前に「Moira のクエストを進めていくと、便利なアイテムや Perk が手に入るのでオススメですよ」と教えてくれていたので、そのアドバイスに黙って従うことにしています。いつも丁寧に教えてくださる Fallout ファンのかた、ありがとうございます♥
今回は Moira の言いつけどおり、RobCo Facility に潜入して、彼女から預かったプロセッサー・ウィジェットをメインフレームに接続し、施設にあるロボットを掌握してみようと思います。クエストの説明に目を通すと“RobCo production facility”と書かれているので、どうもロボット生産工場だったっぽいですね。というわけで、戦前のテクノロジーはすべてワイの手中に!……あ、なんか B. O. S. っぽい。
ちなみに今いる Megaton から、目的地の RobCo Facility まではこんな道のりです。たぶんまだ行ったことないエリアですね。当然ファスト・トラベルはできないので、徒歩で遠足に出かけます。ワシントンの中心街に行くよりはまだ安全かなぁ?
そう言えば、前回 Rivet City で脱走アンドロイドのクエストを完了させたので、Harkness さんから A3-21’s Plasma Rifle という銃を頂いていました。この銃、聞いた話によるとかなり強いらしいです。だってステータス確認すると DAM(ダメージ)値が29になってるもんね。101のワイは銃関係のスキルをあまり上げていないので、ここからエナジー武器を中心に振っていくのもありかもしれません。
道中で遭遇した Capital Wasteland の野生動物相手に試し撃ちをしてみました。撃ってから気づいたんですが、そういやこれ、プラズマ系でしたね。3 では初めてみる緑のネバネバ死体です。英語では“Goo Pile”というらしいです。なるほど。
アリやサソリやハダカデバネズミやハエを叩きつつ南西へ進むと、まだ半分も来ていないところで町を見つけました。ビルや小さな家屋が何軒かある集落の廃墟みたいです。
ここにお住まいだったのは Raiders のみなさんでした。いつもどおりグダグダと戦っていたら、ミサイルをぶっ放す豪快なお姉さんが奥から現れました。前は Super Mutants ならこういう豪傑もいましたが、同じ世紀末人間の Raider までこういう芸当をし始めると、敵の攻撃のスケールも大きくなってきたなぁと感じます。あれ、前にもミサイル使う Raider いたっけ? どうも記憶が 76 とごっちゃになっちゃうワイです。
お姉さんがミサイルを担ぎ出したので「危ない~!」と柱の後ろに隠れたら、斜め前方に陣取っていた味方の Raider が爆風に巻き込まれて死にました。絵に描いたような同士討ち。あとで動画を見返したら、見事に爆風で吹っ飛んでました。その前に101のワイの両腕、両脚もキレイにミサイルで吹っ飛んでいましたが。
その後、廃墟に散らばっている Raiders を倒して戦利品をいただきましたが、これと言ってこの町特有の物語だとか、クエストだとか、特殊な背景を示すものは見つかりませんでした。地下鉄の駅の入り口があることに気づきますが、今回の目的はあくまで RobCo Facility なので、今回は探索せずにこのまま町を通過しようと思います。
……と考えながら歩いていたら、足下の網板が抜けて、穴に落ちました。罠かな? 近くの Raiders を倒したあとだったので、幸いなことに典型的ないじめられっ子の図にはなりませんでしたが、101のジャンプ力では登れない高さなので、けっきょく目の前のドアから地下通路に入るしかありませんでした。
地下道を進んでいくと、ここにも Raiders がたむろしています。ここでミサイルを振り回すバカはいなかったので、それほど苦労はしませんでしたが、ここもこれと言って大きな収穫があるわけでもなく、よくわからないままの場所で終わりました。最初は地下鉄とつながっているのかと考えていましたが、そうでもないようです。101のワイが方向音痴スキルを盛大に発揮している可能性もあるので、またあとで Wasteland Survival Guide のお手伝いが落ち着いたら来てみてもいいかもしれません。
地下鉄にはつながっていませんでしたが、ところどころハシゴから地上のマンホールに登ることができました。地上の町には戻ってきましたが、地上も地下もいまいち物語が進展するような場所には見えませんでした。先を急ぎましょう。
地上を歩きまわっているあいだに表示が出たので知ったんですが、ここは Fairfax Ruins という名前の廃墟でした。なんかのクエストであとで来るようになるのかな?
廃墟を抜けたところで、新しい Fort Independence というロケーションも見つけました。ここで敵を迎撃していたのか、目の前の大きな舗装道路には土嚢が積み上げられています。おそらく上の画像で右手にある建物が軍事施設なんだと思います。Fairfax って町は軍事基地が併設されていたのかな? それか、大戦時に臨時で基地化された建物なんでしょうか?
見た目にまったく砦らしさがないんですが、目の前のフェンスで囲われた敷地に軍事車両っぽい車も見えます。大戦後は軍事関係者がここでしのいで、脅威を排除しようとしていたとかかな?
左下のコンパスによると、この舗装道路は一部が立体交差になっているらしく、その下に敵対的ではない人がいるようです。気になったので、手っ取り早く端から飛び降りてみました。
落下途中の真っ最中に会話が差し込まれ、イベントが始まりました。Defender Morgan という女性のようですが、パワーアーマーを着ているところを見ると、B. O. S. の人かな? どうやら Raiders に襲撃されているようです。
「Raiders が来てんのよ! 頭を下げなさい、バカ!」と手短に Morgan さんに罵られたあとは、会話で止まっていた時間が進み、地面に落下するとすぐに南のほうから接近してくる数人のレイダーの姿が見えました。頭を下げるどころか、上から体ごと落ちてきましたよ。少女漫画だったらえらく印象的な出会いじゃないですか?
迎撃の援護をしたほうがよさそうです――と思ったんですが、土嚢の後ろに隠れて武器を持ち直してとモタモタしていたら、あっという間に Morgan さんが全員片付けてくれました。強い。
敵を倒したらゆっくり Defender Morgan とお話ができるようになりました。と言っても、最初から暴言交じりで、この人たちは地元民とはおしゃべりを楽しむつもりがなさそうですけどね。自己紹介によると、彼女は Outcasts という組織で Defender という役職に就いている Anne Marie Morgan というお名前のかたらしいです。Outcasts って、たしかここに西海岸から乗り込んできている B. O. S. 部隊の Lyons 父娘と対立している組織だったはずです。Lyons 一家とは、娘さんの Sentinel Lyons こと Sarah さんと、以前に Three dog に会いに行く道中で会っていましたね。意外な形で、メインストーリーに絡んでいる B. O. S. の物語がちょっと進展しそうです。
Outcasts とは Morgan さん曰く、「地元の部族やバカな地元民からテクノロジーを守るため、収集および保全する」人たちの集まりらしいです。Outcasts は日本語だと「追放された者たち」みたいな意味合いですが、彼らは自らこの名前を名乗りだしたと言います。
戦前のテクノロジーをかき集めて保全したがる習性は、B. O. S. が本来持っているもののはずです。この人たちは元の B. O. S. の理念に近い人たちなんですね。だから地元民には愛想がないのか。
Morgan さんは遠征隊の本隊を率いている Lyons パパのことを“Ahab Lyons”と小説『白鯨』のエイハブ船長に例えて揶揄します。エイハブ・リオンズ船長が追い求めているのは“Super Mutant white whale(スーパーミュータントの白鯨)”らしいので、ボス級の白くて大きな Super Mutant もいずれ出てくるんでしょうか? 試しに白鯨はだれなのか尋ねてみましたが、無教養の原始人扱いで話題を切り上げられてしまいました。まあ、テクノロジーの収集と保全っていう大義名分で東海岸まで出張して来たのに、いざ現地に着いたら Super Mutants たちに狩られている非力な現地民の保護に奔走しだしたみたいなことを揶揄して言っているんだと思います。
てか、 Lyons さんの発音て、ローカライズされた名前に合わせてリオンズってずっと言ってましたけど、原語ではそのままライオンに近い発音なんですね。
今 Fallout 76 のほうでも B. O. S. のクエストを進めているんですけど、「レオーネ(Leone)」という名前の姉弟が登場するんですよね。同じ動物のライオンを語源にしている名前なので、リオンズ父娘が元ネタになっているんじゃないかと書いていました。しかも弟の名前はマックスで、B. O. S. 創設者一族のマクソン(Maxson)にもかかっている可能性があると考えていました。リオンズの発音がライオンズなら、もうまんまライオンですよね。お姉さんのマーシャ(Marcia)についても、イタリア語を語源とする名前で、「火星(Mars)に捧ぐ」という意味があり、火星が神話で軍神とも関連深い点から、戦争関連で武勇や闘争心、戦士の誇りなどといった意味合いも名前に含まれているそうです。じゃあ、リオンズプライド(Lyons’ Pride)が名前の元ネタかなっていう気もしてきます。
身の上話を一通り聞き終わったところで、Outcasts に取引を持ちかけることができました。彼らが大好きな戦前のテクノロジー関連の品物を持ってくると買い取ってくれるそうです。Megaton で Scrap Metals を買い取ってくれる Walter おじいちゃんとか、Sugar Bombs を買い取ってくれる Murphy さんとか、あんな感じだと思います。ただ、取引を開始するにはまず Protector Casdin というかたの許可が必要だそうです。Defender とか Protector とか、Outcasts には B. O. S. とはまた違う Outcasts 独自の役職があるみたいですが、Knight と Paladin 以上に関係性がわかりません。この言いかたからして防衛する人より保護する人のほうが位が上っぽいですね。
Morgan さんは地元の野蛮人があんまり好みではないらしく、101のワイに対してあまり言葉使いがよくありません。話せる内容もそんなに多くなくて、ひとしきり Lyons パパの文句を聞きだしたら、あとの取引の詳細は Casdin さんに尋ねるしかないようです。
ちょっと周辺をウロウロして、Protector Casdin らしき人を見つけました。
自己紹介によると、Outcasts を率いていらっしゃる Protector Henry Casdin さんです。パワーアーマーだとパッと見区別がつかないんですけど、こちらは男性でしたね。テクノロジー集めの協力を申し出ている貴重な地元の野蛮人についてすでに聞き及んでいるらしく、「普段は地元民と話すために時間を浪費したりはしないが……」と断っておしゃべりしてくれます。Outcasts は親切だなー!
B. O. S. ってもともとこういう姿勢がデフォルトという印象があります。だから Lyons 父娘の人道的な活動のほうが異端なんですよね。
具体的になにを買い取ってもらえるのか確認してみました。メインはパワーアーマーやエナジー武器だけど、センサーユニットや交換用の部品も買い取ると言っています。一部のジャンクも取引に使える感じかな? っていうか、一言で戦前のテクノロジーってまとめちゃうけど、やっぱり基本は武力に直結する兵器関連のテクノロジーなんですよね。ここらへんがシリーズ次作の Fallout 4 でインスティテュートと対立していた理由かな。やってた当初は「一見すると体育会系とガリ勉オタクやけど、テクノロジー好きな者同士、協力せえよ」ってツッコんでたんですけど、やっぱり脳筋が求めるテクノロジーはあくまで脳筋なんでしょうね。
報酬も確認します。5.56mm弾、グレネード、Stimpak、Rad-Awayなどがもらえるそうです。配信中は5.56mm弾ってなにに使えるんだっけってつぶやいていたんですけど、調べてみたらアサルトライフルらしいです。じゃあ、それなりに有用ですね。あと、Stimpaks は101のワイならいくらあっても足りない。
とりあえずいつでもブツを持ってくれば買い取ってもらえるように、取引の契約を取り付けておきます。交換用の部品ってなにかと思ったら、Walter おじいちゃんの取引と同じ Scrap Metal だそうです。2個渡すと Stimpak が1個もらえました。Walter おじいちゃんの取引では1 Scrap Metal が10 caps で、お店で Stimpak を1個買おうと思うと30 caps ぐらいはしていたと思うので、おそらくここでもらうほうがお得だと思います。でも5.56mm弾がレアなら、Stimpak なんかと交換しとる場合じゃないのかもしれません。101のワイにはまだ勝手がわからず。
Outcasts についても詳しく掘り下げて聞けます。彼らが掲げているのは「Brotherhood の真の目標」、つまりテクノロジーの回収と保全です。Lyons パパはこの仕事を放棄して、地元民相手にヒーローを気取りたがっているという認識だそうです。あくまでも本隊の指揮官は Lyons パパのほうなので、そこから離反した Outcasts の面々は褒められた存在ではありませんが、本来の B. O. S. の理念にしたがって行動しているのは彼らのほうなので、最終的には自分たちの汚名がそそがれることを信じて行動しているらしいです。
自身の離反について、“He may have struck our names from the great Codex(Lyons はオレたちの名前をグレート・コーデックスから抹消したかもしれないが)”と語っています。また“the Codex”みたいな大層なワードで専門用語を作って、B. O. S. は厨二病の集まりかよって思ってました。ちゃんと調べてみたら、創設者のロジャー・マクソンが B. O. S. を立ち上げるにあたって書き記した経典みたいな代物らしいです。なかにはメンバーが守るべきルールや果たすべき責任、組織の信条みたいなものがつらつらと書きつづられていて、Outcasts は Lyons から離反したことでこの教えからも今は外れてしまったが、いつか報われるという希望を持って今は己の信じる道を突き進んでいるということらしいです。ある意味、宗教みたいな組織だもんね。
B. O. S. についても詳しく聞ける質問がありました。B. O. S. の本拠地がある西海岸のカリフォルニアからここ、Capital Wasteland まで遠征してくる道中で、Lyons パパが人々を Super Mutants から守るヒーローと化してしまったので、その B. O. S. 像と区別するために、Casdin さんは“the original B. O. S.(元祖 B. O. S.)”というふうに言い分けています。大戦の核の炎に焼かれてしまった人類文明の灰から、いまだに輝きを放つ文明の遺産を拾い集めて保全することが彼らの狙いです。
彼らは軍を前身にしていますが、市民や社会を守ることを目的としていません。人間には興味がなく、人類社会が築き上げてきた文明がここで失われることを心配しています。人は放っておいてもしぶとく生き残るとでも思っているんじゃないですかね。
この守るべきは人間かテクノロジーかという問題は、Fallout 76 で描かれているパラディン・ラフマーニとナイト・シンの対立にそのまま当てはめられると思います。パラディン・ラフマーニは遠征先とは言え、“アパレイチア”の人々が安心・安全に暮らせるように配慮し、テクノロジーの保全にばかり必死になる保守派の幹部に反旗を翻そうとしています。彼女は戦前から軍人だったので、軍人は市民を守ってナンボというプライドがあるんじゃないかと私は勝手に予想していました。対するナイト・シンは戦後にナイト・コナーズに見出されて B. O. S. に加入した比較的新しい人材なので、B. O. S. のメンバーならテクノロジーの保全を優先して然るべきという常識が植え付けられています。だから Steel Reign の看板絵はアメリカ合衆国の地図と照らし合わせると西側になる左手にナイトが立っていて、対するパラディンが東側になる右手に立ってにらみ合っているのかなとも考えたりしてました。でも、離反という点から言うと、パラディン・ラフマーニのほうが Outcasts に当てはまるのかな? パワーアーマーの赤い差し色もそのせいだったりして?
いずれにせよ、Steel Dawn と Steel Reign のシナリオは 3 の焼き増し感が強くて、なんかもうちょっと欲しかったなというのが私の率直な感想です。エピソードの締めくくりに向かって、今後大きく展開してくれたらいいんですけど……。
Casdin さんとの会話に戻って、Lyons パパがいったいどこでヒーロー願望を炸裂させてしまったのか尋ねてみます。わりと最近まで B. O. S. のリーダーらしいことをしていたみたいです。少なくとも今作で DLC の舞台になっている the Pitt、今のピッツバーグ辺りまでは同じ志で進軍してきたと教えてくれます。あそこら辺はとくに荒れている設定なので、なにか転機になるようなことでもあったのかな? どこかで態度が軟化して、テクノロジーの確保よりも人命救助の命令を出すようになり、それもたまたま居合わせた不幸な地元民レベルではなく、道中で見つけた部族や教養の無い地元民全員を助けようとする勢いだったので、Casdin さんたちは彼の指揮下から離れ、Outcasts として独自に活動するようになったらしいです。
活動を続けてどうするのかと尋ねると、Lyons の代わりに東海岸側のテクノロジーの保全を続けて、いずれは西海岸の本部と連絡をとるつもりらしい算段が聞けます。そのときに汚名返上となり、Lyons は然るべき処遇を与えられるだろうという見積もりでいるそうです。うまくいくといいね。3 の時代でもまだこんなことやってるんだったら、76 の時代のラフマーニさんの企てとか、まずうまくいくはずないですよね。そう言えば、ナイト・シンもとりあえず、裏切り者だろうがパラディン・ラフマーニと一緒に本部の命令どおりアパレイチア遠征をやり遂げて、本部に戻ったときにパラディンには然るべき処罰を受けてもらうと言っていました。まんま Protector Casdin の見通しと一緒です。
一通り Lyons 父娘との確執を聞き出せたら、Casdin さんとも話すことがなくなったので、いったん当初の目的どおり、RobCo Facility を目指すことにします。ここの Fort Independence には取引目的でよく出入りすることになりそうですね。B. O. S. のクエストを具体的に進める前に、客観的に彼らの立ち位置を知れる話がここで聞けたのはいい収穫だったかもしれません。
たまに遭遇する野生動物と戦いつつ、ひたすら歩くとそれらしい大きな建物が見えてきました。やっぱり 76 に比べると今作のマップは移動しやすいですね。Vault を宣伝する大きな立て看板の後方、右手にあるのがお目当ての RobCo Facility です。左手の大きな建物も目立つので、なにかのクエストの目的地になっているロケーションのはずです。
RobCo Facility の入り口を発見しました。ほかにも裏口がないか、ぐるっと建物の周辺を見てまわることにします。だいたい 4 や 76 だと、カギがかかっているぶん攻略しやすい勝手口みたいな別ルートがあったりするよなと考えていたんですが、3 はそんな回りくどいことないみたいです。
入り口から歩き出したところで、進行方向に野生のバラモンが2頭仲よく歩いている姿が見えました。近づいて 76 のクセでついミルクをいただこうとしたんですが、3 でできるインタラクションは突き飛ばして倒すことだったみたいです。タチが悪い!
意図せぬ101のワイの攻撃に、ワイ自身が一番驚いて慌てふためく事態に。ちゃうねん、そんなことやろうとしたんちゃうねん……。もう1匹のバラモンが、ものすごい目でこちらを見てきます。でも反撃まではしてきませんでした。ごめんね。逆に申し訳なくなっちゃう。
立ち上がったバラモンが去っていくのを見送ると、視線の先に動く人影を発見しました。入り口前の広場に、Tinker Joe という行商人がロボットを連れてきていました。「覚えてるかい?」という口ぶりから、以前にあったような感じなんですけど、まったく身に覚えがありません。あれかな? Megaton の入り口前に来てたりしたのかな???
Joe さんはロボットを専門にしている商人らしく、取引を持ちかけるとジャンクを買い取ることができます。Scrap Metal の在庫が10個あるんですけど、たったの1 caps ぽっきりです。これは……ここで仕入れてほかで売りさばけってことですね!
肝心のロボットを買うには、話しかけた選択肢で「ロボットをください」と訴えればいいみたいです。残念ながら、連れているロボットはどれも売り物ではないらしく、買い手のところに配達に行く途中なんだとか。ロボットに話しかけると、自分は売り物ではなく展示品だみたいなことを言うんですけど、買い手に引き渡すまでは展示品としても働かせているみたいな認識でいいのかな。
Joe さんが言うには、今のところまだ買い手がついていない RL-3 という名前の Mr. Gutsy が1体だけ残っているそうですが、このロボットは好みがうるさいらしく、私のような人間が相手では主従関係を結べないそうです。「悪く思わないでくれよな!」という感じで買い取りの交渉を切り上げられてしまいました。う~ん、たぶんですけど、RL-3 は連れて歩けるコンパニオンの一人で、ほかのキャラクターみたいに、カルマによって連れて歩けるかどうかが判断されているんでしょうね。101のワイは聖女のように清らかな状態なので、たぶんもうちょっと非行に走って、中立まで戻るか、極悪非道の道を突っ走れば RL-3 が後ろをついてきてくれるようになるんでしょう。今回はご縁がありませんでしたね。
そうか、コンパニオンについてはもうちょっとあとでもいいと思ってて、ずっととくに意識せずここまで進めてきたんですが、場合によってはそろそろ連れ回せるような段階まで来ているんですね。せっかくだから次回あたりで仲間を探してみるのもいいかもしれませんね。できればこっちのドッグミートにも会いたいなぁ。
連れて歩いているロボットのなかに、その RL-3 という名前の Mr. Gutsy がいました。正式には Sergeant RL-3 なので、ラドクリフさんと同じ軍曹らしいですね。4 のエイダの印象もあって、ロボットのコンパニオンは強い印象を勝手に持っているんですけど、この軍曹はどうかな? 今作はロボット改造台もないから、そうでもないかもしれないけど。
RL-3 軍曹も買い取れないので、Tinker Joe とは別れて、もとの目的どおり、RobCo Facility の周辺をぐるっと回って様子を見てみることにします。
最初に遭遇したのは Giant Radscorpion です。Radscorpion の上位種って認識でいいのかな? 大型なので体力が高く、なかなか倒せない印象です。こういうのが出てきたってことは、101のワイもレベルが上がってきたってことですね。Shishkebab で斬りつけながら、徐々に後退して距離を稼ぎつつ戦っていたら、Tinker Joe さん率いるロボット部隊が加勢してくれました。めっちゃいい人! でも、あれ? この人たち死なないの……?
Tinker Joe 部隊の援護もあって、それほど苦戦はしませんでした。101のワイのレベルは上がってきていますが、プレイヤースキルはいっこうに上がらないので、だんだん分が悪くなってきている気がしますが、気にせず探索を進めます。
Tinker Joe にのんきにお礼なんて言っていたら、いきなり Yao Guai の急襲を受けました。どこにおったん!?
はなから太刀打ちできる相手ではないという先入観があったので、とりあえず後ずさりしながら逃げていたんですが、相手も速いので追いつかれてチクチク攻撃を受けてしまいます。それがものすごい HP を削っていくんだなぁ……。
Stimpaks もあっという間になくなるので、どうしようかと考えて、ありったけの薬物をキメて反撃に出ることにしました。そのあいだも後ろから Yao Guai を攻撃してくれる Tinker Joe 一団。いいヤツだな……。この人たちいないと、ワイこのときに死んでたね。
Yao Guai が出てくると、いよいよレベルが上がってきたな~という実感がわいてきました。また死んじゃうなぁ
ほぼ Tinker Joe 一団の力で倒した Yao Guai。ものすごい Stimpaks を消費しましたが、手に入った戦利品は Yao Guai Meat 1個だけでした。
1個だけッ!?
なんてむなしい戦いなんだ……。
ひとしきり戦利品のショボさに文句を垂れたあとは、RobCo Facility のなかに入る前に、隣の背が高い建物がなにか見ておくことにしました。ロケーションを見つけた状態にしておけば、ファスト・トラベルであとで簡単に来られますしね。バリケードが張られた建物をグルッと回って入り口まで行くと、ここがウワサの Tenpenny Tower だとわかりました。なるほど、ここにあったんですね。
Tenpenny さんは前回 Underworld で依頼を受けた暗殺クエスト、You Gotta Shoot ‘Em in the Head のターゲットになっている人物なので、ここに来るとそのクエストも進展しそうです。このクエストは Mister Crowley というグールのかたから、グール差別主義者の頭を撃ち抜いてほしいと頼まれた依頼でしたが、詳しく調べていくとターゲットはかならずしも極悪非道の差別主義者じゃないということがわかってきて、なにかもっとほかの、それもお金が絡んだ利害関係が働いているようでした。そんなわけでヘタに無実の人を殺さないためにも、もうちょっと別のルートで進展することに期待して放置していたんでした。Moira のお使いが済んで、Wasteland Survival Guide が完成したときにまた来ることにしましょう。
Yao Guai に追いかけ回されてやむを得ず中断しましたが、あらためて RobCo Facility の回りを見て回っても別の入り口やアイテムなど、特別ななにかが見つかることはなかったので、おとなしく正面玄関から施設のなかに入ることにしました。入り口にはプロテクトロンが展示されたまま残っています。今作にはアサルトロンなどの強力なロボットの敵はまだ登場していないはずですが、ロボット相手の戦いって難航しそうで怖いんですよね。
ロビー入ってすぐのところでさっそく敵の反応があったので、遠くから V. A. T. S. でチクチク銃撃することにしました。てっきりプロテクトロンだと思ってたら、相手は Mole Rats でした。暴走ロボットが今でもたむろしている施設だと警戒していたんですが、ロボットはみんな停止して、ネズミに荒らされているだけみたいですね。
しかし問題は Moira からもらったプロセッサー・ウィジェットをメインフレームに接続したあとでしょうね。十中八九、施設のロボットが起動しだして、みんなで襲いかかってくるでしょ。プロテクトロンだけだと、まだなんとかなるかな?
V. A. T. S. 中に見えたセクシー・ショットです。今作の V. A. T. S. はたまに自分の姿が映るので、毎回「あ、こんな格好してたっけ?」という気分になります。ここに来るまでに Yao Guai などの野生動物と戯れていたので、この服もすでに壊れてボロボロです。
施設はそこそこ広いんですが、Mole Rats と Radroaches がウジャウジャいるばかりで、あんまり戦闘には苦労しませんでした。Mole Rats を Sledgehammer で殴り倒しながら、前に Moira にもらった「Repellent stick を持ってくればよかったな~」なんて呑気に言っていたんですが、よく見たら荷物に入っていました。相変わらず要領悪いな。
そんなこんなですぐにお目当てのメインフレームらしき大層な機械を発見できました。ここに Moira から預かったウィジェットを接続すると、メインのクエスト目標は達成です。
このメインフレームにぴったりハマりそうだというダイアログが出て、プロセッサー・ウィジェットを使うか、なにもしないかの二択が表示されました。ほかに選択肢がないので、とくにひねくれた使用方法はないようです。素直にここで使用することにします。
警戒していたとおり、ウィジェットを使うとそばのステーションで機能停止していたプロテクトロンが動き出して襲ってきました。ほかのプロテクトロンも起動して施設内を巡回しているようです。その最中にメイン目標が達成されたことを示すメッセージが表示されます。また、オプションで施設のメインフレームを再プログラムしろという新たな目標が追加されています。
プロテクトロンと戦うのに必死でこの新しい目標に最初気づいてなかったんですが、入り口近くまで来て、ほとんどのプロテクトロンを倒したところでやっと気づきました。せっかくなのでとメインフレームに戻ってハッキングを試みます。101のワイもそれなりに Science にポイントを振ってきたので、難易度が Very Hard とかじゃなければなんとかなるはず。
ちなみに、プロテクトロンから攻撃されているあいだ、身を潜めた壁際にまだ調べていない救急箱があることに気づき、戦闘中にもかかわらずピッキングを始めてしまいました。オンラインゲームの 76 ならあり得ないことですが、今作では急かされることなく集中できるんですよね。次のオフラインの大作が恋しいよぉ。
ハッキングに失敗しそうだったので、一度キャンセルしてやり直す裏技を使って無事にメインフレームのハッキングに成功しました。小技を教えてくださった E さん、いつもありがとうございます♥
ハッキング後に表示されるディスプレイの内容からすると、このメインフレームはこの施設のロボット管理を補佐する機械だったようです。ロボットにはいくつかのモードがプリセットされていて、例えば“Pest Extermination”を選択すると、不衛生な病原菌などを媒介する害獣や害虫を駆除するというように、ロボットの挙動をここで変更できるようです。このモードを使えば、やり逃した Mole Rats や Radroashes もロボットが代わりに駆除してくれるみたいですね。
今のモードは人間に襲いかかってくる状態になっているので、どうやら“Total Liquidation”というモードになっているようです。これは不法侵入や共産主義者からの攻撃を受けた場合などに備えて設けられている緊急事態用のモードで、目についた人間を片っ端から排除するようにロボットに命令しているらしいです。どうやら101のワイは中国の回し者と思われているようですね。
あとは全ロボットを機能停止させることもできたみたいです。“Stress Testing”と呼ばれるモードもあるので、なにかわからないと言っていたんですが、どうやらロボットやタレットにお互いを攻撃させるモードだったみたいです。よくわからなかったので、すべてのモードを解除してから Moira のもとに戻ることにしました。オプションのクエスト目標は、一度でもモードを切り替えると達成できたので、お好きな場合はロボットからタコ殴りにされながら戻ってきても、とくに問題ないようです。
念のため、手元の Pip-Boy でクエストの進捗を確認します。ちゃんと Moira のもとに戻るだけになっているので、ファスト・トラベルでひとっ飛びします。
Megaton に戻って Moira に「ロボットを再起動して、そのロボットのプログラムも変更することができた」と報告します。Moira は素直に、過去のテクノロジーを操り、自分の目的に合わせて変更できた101のワイのことをすごいと褒めてくれました。興味津々という感じで詳しい話を教えてくれと言ってきます。
Strength が一定以上なので、“I just hacked the mainframe so the robots would be a challenge(とにかくメインフレームをハッキングした。ロボットにはまだ課題が残っているかもな)”という脳筋の返答があったんですが、これって、私の英語力だといまいちどういう意味合いなのかピンときませんでした。人の手ではうまく御しにくいロボットは厄介な存在って言いたかったのかな?
あとは“It was robotic carnage(ロボットの大虐殺だった)”と素直に状況を説明することもできたんですが、“Once I adjusted their programming, the robots were no problem(ロボットのプログラムを調整すれば問題なくなった)”という一番シンプルな回答を選びました。実際、調整したら脅威じゃなくなりましたしね。
Moira は101のワイの経験談から、ロボットがきちんと制御できるようになるまで危険だったことを興味深く学んだようです。これからはどの時代のテクノロジーを扱うときも、きちんと人間が管理できるように気をつけるべきねと感想を述べるんですが、これってエデン大統領に引っかけて言ってるのかな? それからロボットの監視に役立つだろうと pulse grenades をくれました。これが今回の報酬かな?
それから思い出したようにスキル本の Book of Science もくれました。これがオプションの目標達成で得られる報酬かな?
Moira はすでにこのスキル本に目を通しているようですが、コンピューターに関する項目はどうも苦手みたいです。ほかの内容はすっかり頭に入っているぐらいなのに、意外な弱点ですね。
今回完了したクエストの話は終わったので、次のクエストに話題が移ります。前にもちょっと話題が出てきていた残り物の図書館へ調べ物に行くクエストをやります。前回は今回やった RobCo Facility の調査とこれを比べて、全部選べない可能性を警戒して、先に報酬がおいしそうな今回の RobCo のほうを選んだんですが、けっきょくどっちも行けたみたいですね。最終章のネタの調査でこれが最後に残ったお使いのはずなので、Wasteland Survival Guide もいよいよ大詰めです。
目的の図書館は、ワシントンの中心街に位置する Arlington というエリアにあるそうです。Arlington ってどっかで聞いたなと思って、配信中は Rivet City の Abraham Washington さんから以前に請け負っていた独立宣言書を失敬してくるクエストの目的地とごっちゃになっていたんですが、あっちは National Archives でしたね。Arlignton はどこで聞いたんだっけ……?
とにかく Arlington という名前のエリアにあるらしい大きな図書館へ行って、建物や貯蔵されている書籍の状況を見てきてほしいとのことです。可能であれば貯蔵本のデータや記録などを施設のコンピューターからダウンロードしてきてほしいとも頼まれました。こっちがオプションの目標っぽいですね。Moira はこの図書館に集められていた知識がどうしてもほしいらしく、人類文明の再構築にも欠かせないと熱く語ります。
報酬はなにかと尋ねると、「本と言いたいところだけど」と前置きして、今回は基本に立ち返ってお金を払ってくれると言います。キャップがあれば本も買えるとの答えでした。
コンピューターからデータをダウンロードできなければ、紙媒体の図書目録(card catalogue)でもいいと言っています。いいけど、紙だとすごい量じゃない……? 持って帰ってこれなそうだから、たぶんコンピューターをハッキングすることになるんでしょう。じゃあ、今回 Book of Science がもらえたのはよかったのかもしれませんね。
このあと、図書館について詳しい情報を聞き出していたら、Arlington Library は政府の建物だということがわかりました。頑丈な造りなので、今でもきっと壊れずに残っていて、古い本もまだなかに残っているだろうということです。政府の施設ってことは、やっぱりあのお国の施設が建ち並ぶ中心街のエリアにまた行くことになりそうですね。
Moira との会話を終えて、手元の Pip-Boy であらためて新しいクエストの内容を確認していきます。メインの目標は図書館の蔵書の目録を手に入れることです。そのほかにオプションで完ぺきな図書館のアーカイブを手に入れるとあるので、どうやら紙媒体の図書目録は不完全な状態みたいですね。やっぱりコンピューターをハッキングしないと Moira が満足するデータが手に入らないと見ました。
位置はここです。もっと Museum of Technology を求めて探索していあたりの市街地を想像していたんですが、ポトマック川を挟んで Megaton 側の西岸、それもけっこう下のほうになりますね。ここらへんはまだ行ったことないんじゃないかな。また探索を始めると寄り道いっぱいしたくなりそうなエリアだな。
ということで、次回はここらへんをウロチョロして、Wasteland Survival Guide を完成させます!
荷物整理で Grayditch に寄ったら、そう言えば Science スキルも上がってきたので、以前にハッキングできなかった Doctor Lesko のターミナルも中身が見られるんじゃないかと思い立って、久々に彼が住んでいた小屋に立ち寄ってみることにしました。すると、なんとご本人がここにいました。あれ、この人、地下鉄の研究室にいるんじゃなかったっけ?
そう言えば私、この人殺さなかったんだなぁ。
いろいろ話していくと、どうやら近くの Marigold というメトロの駅にまだ Fire Ants が出没しているらしいです。女王が生んだ卵からかえった個体が、地下トンネルに入り込んで活動を続けていたんだろうという話が聞けます。Fire Ants を倒すと、炎のダメージ耐性が上がる Fire Ants Nectar という特殊な蜜が手に入るんですが、定期的にトンネルでスポーンするならこのアイテムを追加で確保することも可能なようです。
また、Doctor Lesko のところにこの Fire Ants Nectar を持っていくと、ひとつ40 caps で買い取ってくれました。これで新しい金策ができました。効率がいいかはわかりませんが、次にお金に困ったら Marigold 駅でアリ狩りをしてもいいかもしれません。
博士のターミナルを本人の目の前でハッキングしたら、研究内容を書き記したメモが手に入りました。こちらの内容はいまさらという感じなので、たいして役に立ちそうにありません。
というところで、今回はここまで。次回は図書館でお勉強です。
WASTELAND SURVIVAL GURU に、ワイはなる! に続く
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