ベケットの卒業
さようなら、ベケット。弟とお幸せに……。
前回から引き続き、ベケットのお使いクエストを重点的にやっていきます。前に見つけた収集者のおじいちゃんはランダムな内容の反復クエストっぽいけど、ダゲール司令官はちゃんと物語がありそうだし、レイダー・パンクのお兄ちゃんも画面右側でずっと「ラジオを設置してくれ!」と主張しているので、C. A. M. P. の寄生虫枠もかなりの順番待ちができています。悪いな、ベケット。ここは早く卒業してくれ。
ベケットの犯罪教唆の手腕により、これまでに悪のレイダー集団ブラッドイーグルのトップ3を一人殺して、新人もスカウトできなくしてきた76のワイ。相当な怒りを買ったのではないかと気になったのでベケットに聞いてみたら、連中はだれがやったのかわからないので、目撃情報からそれらしい Vault 出身者を片っ端からボコッているだろうと話し出します。おい~! それ完ぺきにとばっちりの大迷惑やないか~!
最初にザ・ウェイワードのクエストで、サマーズビルにはびこる悪のブラッドイーグルと戦ったとき、コイツらはシリーズ伝統の話が通じないレイダー集団なのでという理由付けで、当たり前のように殺して回ってたんですが、もしかしたら彼らがこちらを容赦なく攻撃してくるのは、76のワイより先に出た先輩の76のアイツらによって、すでに被害を受けていたからなのかもしれません。団体責任によって自己防衛というか、過剰防衛の矛先になっている、みたいな。
前回のプレイ日記から引き続き、うちの教唆犯の元ギャング仲間、エドウィンさんを打倒ブラッドイーグルに駆り出す目的で、さらわれたという彼の愛犬を救いに来ました。……これは犬なのか?
ヌードルちゃんが捕らえられていたのは、荒れた境域の南にある「ジョンソンズ・エーカー」です。ダイナマイトのスイッチを押すと、木の板が跳ね上がって、上に置かれた白骨死体がはるか崖下に吹き飛んでいく名物アトラクションがあるロケーションです。久々に来たら、ここもモスマン教団の拠点に改造されていました。エドウィンさんはモスマン狂から怒りでも買っているのかな?
捕らえられていたヌードルちゃんも、前のセージさんと同じように、解放すると無言で76のワイの前から逃げ去っていったという設定みたいです。まあ、しゃべられても困惑しかありませんが、仕方がないので C. A. M. P. に帰ってベケットに報告すると、そんなことはどうでもよかったのか、今度はブラッドイーグルで機械にめっぽう強いザ・スターという新人が台頭してきたらしいという情報を話し始めます。どうやらブラッドイーグルの「ザ」族が新設されたみたいですね。新人と言いつつ、ベケットよりちょっと入団が早い、ほぼ同期だったみたいです。彼女は世紀末ヒャッハーの素質を生まれ持ったタイプの人種で、入団に際して伝統のお薬漬け儀式による洗脳を必要としなかったそうです。彼女をこのまま放っておくと、アパラチア中のラジオネットワークをジャックしてブラッドイーグルのラジオ局ができてしまうとベケットは危惧します。じゃあ、彼らのラジオ局の電波を妨害する装置を作って雑音しか流れないようにすればいいんじゃないかと76のワイは提案しますが、ベケットはあまり気乗りしないらしく、それよりザ・スターの脳天に鉛玉を放り込むのはどうだと教唆してきます。コイツ、本当にヒモ男と犯罪教唆の気があるんじゃないか?
よくもまぁ、そうポンポンとお使いを思い付くなぁ~と感心しながら、ザ・スターの根城らしい荒れた境域の「セネカギャングのキャンプ」へ向かいます。ここのロケーションは小さいので、攻略自体は短時間で済むんですが、その代わり湧くレイダーがパワーアーマーを着込んでいたり、重火器を持っていたりで、よそより強敵な印象があります。なにが言いたいのかというと、やっぱりベケットのターゲットは周りのレイダーより弱くなる宿命にあるんじゃないかなと思うんです。プレイ日記のためにわざわざ撮影してなかったら、毎回どれがターゲットだったかさえ思い出すのに苦労しそうです。
ベケットが気に入らないブラッドイーグルの活動を抑え込むために、ベケットが気に入る方法で夜空に瞬く星を消してきた76のワイですが、お礼もとくになく、次のお使いクエストの説明が始まってしまいました。さすがにこの流れにも慣れてきたぞ~!
今度はうちのヒモ男がずっと打倒ブラッドイーグルの仲間に引き込もうとしていたエドウィンさんの姪っ子、ロニーさんがベケットに助けを求めて接触してきたそうです。どうやらエドウィンさんは思っていたよりもご高齢で、体調がよくないらしいです。まあ、姪っ子のロニーさんに世代交代しようとしてるって言ってたし、そんなもんかも。
そこでベケットはエドウィンさんを諦めて、今度は跡継ぎのロニーさんを仲間に引き込むことを狙います。ここで旧知の仲のエドウィンさんを助けるふりをして、なんとしてもロニーさんに恩を売りたいベケットは、その昔、自分がブラッドイーグルで害虫をしていたころに惨殺した一家が、ゼネラル・アトミックス・インターナショナル社の Miss ナニーを所持していたことを思い出し、その主を失ったロボットをパクって、エドウィンの介護用に差し出せばいいんじゃないかと提案します。そのため、現在その Miss ナニーが留まっているというガラハン鉱業本社に向かい、ナニーちゃんをナンパしてきます。ええ、この私が、罪もない一家を皆殺しにして Miss ナニーを野良ロボットにしたどこかのクソみたいな寄生虫ではなく、この76のワイが! ひとっ走り行ってきますよ!
ガラハン鉱業本社は、パワーアーマーのエクスカベーター装備を作った場所なんですが、そこまで奥に入るとアサルトロンのような高レベル個体が湧くので正直行きたくありませんでした。でも、狙いの Miss ナニーはパワーアーマーの開発室手前にいたので、それほど強い敵と戦わずに済みました。Miss ナニーもスカウトするととくに大きなリアクションなく、素っ気なくその場を立ち去っていきます。ちょっと追いかけてみたんですが、地下道を通って裏口のほうに向かったものの、裏口から出ずに手前の角に引っかかって壁にめり込んだまま動かなくなっていました。
セージさんやヌードルちゃんはともかく、このナニーちゃんのスカウトはちょっと理解に苦しみます。もともと世話をすべき家族がいた Miss ナニーが事故で主を失って、野良状態でガラハン鉱業本社にいたという状況ですが、どうしてそこにいたのかもナゾですし、どうしてそれがベケットにわかったのかもナゾですし、ポッと迎えに行った76のワイがプログラムの書き換えもせずに、声をかけるだけで Miss ナニーを拾えるのも不思議です。クエスト名も“Rescue”になっていて、あたかもヌードルちゃんと同じように Miss ナニーも助けるクエストのような分類になっていますが、果たして主を殺した薬中殺人犯の使いに拾われて、その仇のために働かされるのは“Rescue”なんでしょうか? いろいろツッコミどころが多すぎます。
こんなに真面目に考えながらお使いをこなしている76のワイのことなんて気にも留めず、ベケットはどんどん新しい指令を寄越してきます。今回はずいぶんと気が動転している様子です。なんにせよ、用事を押しつけた相手が、期待通りの働きをして帰ってきたら、まずお礼や労いの言葉をかけるべきなんじゃないのか? 感謝の言葉はいい人間関係を築く基本だよ?
気を遣ってこちらから事情を尋ねてみたら、どうやらいつぞやに話していた弟がブラッドイーグルにさらわれてしまったそうです。大切な弟が、ろくでもない兄貴のせいで拷問を受け、死の危機に瀕していると知って、かなり動揺しているようですが、よく思い出してください。このヒモ男、寄生相手を言いくるめて害虫集団相手に人殺しをはじめとした数々の嫌がらせを実行させてきました。そして、そのとばっちりでアパラチア中の Vault 出身者が被害を受けることになっていると平然と話し、それでもとくに躊躇する様子を見せませんでした。にもかかわらず、ほかでもないその元凶である自分と身内に真っ当な仕返しがあったら、女々しく取り乱すほど動揺しているんですよ。ちょっと頭おかしくない?
ベケットの弟のフランキーは、こういう事態を恐れたベケットの言いつけで入植者たちと一緒にファウンデーションでひっそりと暮らしていたそうです。新人洗脳用の特製バファウトは前に没収したので、薬漬け入団儀式をされることはないと思われますが、念のため情報戦に長けているリーダー、ジ・アイの拠点に忍び込んで、フランキーに関する情報がないか探してこようという話になります。ついでにジ・アイも一緒に始末できれば、寄生虫様はさぞお喜びになることでしょう。あ、もちろん76のワイがその汚れ仕事をやりに行くんですけど、これだけ弟のことで動揺しておいて、それでも寄生虫はついてこようとしないんですよね。本当に心配してる?
ジ・アイが残虐な行為を研究している「ラボ」と呼ばれる拠点は、ホワイトスプリングのお向かいの「展望地」なんですけど、ちょうど自分の C. A. M. P. のすぐ隣でした。なんだったら自宅でお留守番していても銃声とか断末魔が聞こえてくるんじゃないかなと思うぐらいです。こんな距離でも手伝おうとしないの……? 引きこもりなの?
展望地には残念ながらジ・アイはいませんでしたが、捕らえられたフランキーが拷問を受けて薬物らしきものを無理矢理飲まされている様子が記録されたホロテープが出てきました。ここは崖を飛び降りればすぐ我が家なので、ベケットにすぐホロテープを渡すと、なんと弟よりも入植者のほうが心配だと言い出します。どうやら私が崖上のお隣さんと遊んでいるうちに、ブラッドイーグルが入植者を虐殺ために大量の毒薬に溜め込んでいるという情報を手に入れたらしいです。というか、毒をそれだけすぐかき集められるなら、新人洗脳用の薬品もすぐ補充できそうなもんですよね。
「フランキーは? 毒の山より彼のほうが重要だろう」と気を利かせて言ったつもりの76のワイでしたが、あっさり否定されてしまいました。むしろ「お前の気持ちはわかる。オレも一緒だが、今は罪もない大量の無関係な人々を救うべきだ」的な優等生なセリフが今さら飛び出してきて虫唾が走りました。ヒモ男のおねだりクエスト全般を通して、私の心は彼からズンドコ離れていっているので、一緒にされると気持ち悪さのほうが先に込み上げてきます。Vault の無関係な人々は巻き込まれてもいいのに、入植者に手を出すのはダメっていうのもよくわからない考えです。大切な弟より入植者を優先する姿勢は、なんか自分をよく見せたい利己的で偽善的な行為に見えます。それに利用されるフランキーがちょっとかわいそうです。だから拉致されたんじゃない?
くわえて、私、それほどブラッドイーグルに恨みもないんですよね。そりゃあ、敵だけど、燃え上がるところを見たいかって言ったら、ネタとして燃え上がりゃあいいだけで、燃えてなにか心が晴れるかっていうと、そもそもそんなに彼ら絡みで心も曇ってませんし。なんか寄生虫の私怨に都合よく巻き込まれて、面倒なことを全部代わりにやらされている感じ、というか、実際やらされています。現実世界でもたまにいるじゃないですか。人になにかしてほしいときに限って「世の中助け合い」って言って、主語を「私たち」の複数形にするけど、自分が人を助けなきゃいけない状況になったら、「私の問題じゃない」って距離を置こうとする都合がいいタイプの人。目の前のサングラスがそうなんじゃない?
ベケットのお使いで荒れた境域を何度も行き来していたら、たまたま遭遇したレイダーが雑誌をくれました。入植者からアイテムを分けてもらったことはあったんですけど、レイダーにもこういうタイプの人間がいたんですね。ちょっと嬉しくなりました。うちの寄生虫より気が利いてるんじゃない?
ブラッドイーグルが入植者を大虐殺するために集めていた毒薬は、「弾薬庫」といいながら、弾薬を備蓄している気配がない荒れた境域のロケーションにあります。タレットが複数台あるのが厄介ですが、ここもたいして広くないので、すぐに任務完了となりました。
ベケットの偽善者ごっこに付き合って、一人でブラッドイーグルの毒薬を奪い取って来ました。わかってはいましたが、ベケットに報告するとお礼どころか、なんのリアクションもなしに、いきなり目の前でセージさんを呼び出し始めます。ハイハイ、弟を悪の組織に拉致された哀れな男、ベケット劇場の始まりですね。自己陶酔しているようなので、おとなしく付き合ってあげます。セージさんだって、普段は狂人扱いしてるくせに、都合のいいときだけ呼び出して助けてもらおうなんて、迷惑してるんじゃないの?
セージさんの言うことは相変わらずフワッとした要領を得ない言葉で、なにかの預言めいているんですけど、真意に気付くまでに時間がかかりそうな感じです。苛立ちを隠せないベケットは、弟が拉致されたことを率直に話してセージさんに助けを求めます。ベケットの弟は、見つかった状況と失われた状況のあいだのどこかにあるというようなことをセージさんは話します。
セージさんは一方的に話しかけてくるサングラスの問いかけに一生懸命答えているのに、当のサングラスはその答えが気に入らないと言って、お前の心臓をえぐり取ってやると脅し始めます。酷すぎか。お前、本当にクソ男だな。ブラッドイーグルのせいにしてるけど、性根から害虫だったんじゃないのか。
唯一の救いは、ベケットとセージさんのあいだを、会話中に何度も行き来して雰囲気を和ませてくれる共産党員のコレクトロンでした。私、最初はネタでこの子を買ったんですけど、プロテクトロンのかわいさや、収集物のよさ、発する言葉の面白さあたりで私的には満点だったので、今ではなくてはならない C. A. M. P. の相棒です。こういうアイテムどんどん増やしてほしいです。
「心臓」というキーワードが入った脅し文句で、セージさんはなにかをひらめいたのか、さらにサングラスのための預言を授けてくれます。「ザ・クローはお前の運命だ。お前の心臓がそれを残していった場所だ」と言って、ベケットとザ・クローの関係性が運命めいたものであると知らせてくれます。ベケットには理解できないことのようで、暴言交じりにセージさんを追い返してしまいました。クソ男……!
自宅に寄生したヒモ男の人間性にうんざりしたところで、またトラブル発生! ベケットと今回の会話を始めたのは、いつものベケットのバーとは違う、建物前の広場でした。C. A. M. P. の寄生 NPC は、基本的に自分と関連付いたオブジェクトの周りをウロチョロしているんですが、定期的にリセットがかかるのか、うちでは C. A. M. P. の外にワープしてはオブジェクトの側に戻ってくる動きを繰り返しています。今回のベケットは、自宅にファスト・トラベルした直後に、自分のオブジェクトに戻ろうとしていたところを捕まえて会話していました。追い出されたセージさんが姿を消したあたりで、ベケットの姿も見えなくなり、またそれ以上会話が進まなくなりました。またかよ……!
仕方がないのでリログして、ベケットのバーの定位置で聞き覚えのある会話を進めることにしました。ブラッドイーグルのリーダーであるザ・クローは、ベケットのハートを置き忘れたところらしいです。そう言えば、前回のセージさんも、ブラッドイーグルの頭を切り落とすと言ったベケットに対して、心臓を切り抜くと言っていました。心臓は大事に切り取るべきもののようです。ザ・クローってブラッドイーグルから引き抜いて保護すべき寄生虫の大事な知り合いなんじゃない?
なんかよくわからないけど、混乱したベケットは、弟がザ・クローのもとに囚われていると推測して、とにかく弟を救い出すにはザ・クローを倒さないといけないという結論に達しました。そのために、もう一人残ったリーダー格のジ・アイを倒してくれと76のワイに依頼してきます。
ベケット「ジ・アイを殺せ」
76のワイ「ザ・アイ殺してくるわ」
細かなやりとりの言葉使いにも、反りの合わない感じが表れていますね、この二人。いちおう私がジだかザだかアイを締めているあいだに、ベケットはロニーさんと接触して、ザ・クローがどこにフランキーを捕らえているのか調べておくらしいです。立派なお留守番の理由だこと。
ジだかザだかアイが立てこもっていた拠点は、クランベリー湿原の「クリムゾンの有望株」でしたが、そこそこ広かったうえに、カギを探さないと開かないチェストがあったりして、いろいろ夢中になっているあいだに丸々スクリーンショットを撮り忘れていたことにあとから気付きました。なので、ジだったのかザだったのか、私はその真相をまだ知りません。
寄生虫が大嫌いな害虫集団も、これで残るリーダーは一人のみとなりました。さすがの寄生虫も76のワイにゴミを押し付けていることに気付いていたようです。たまには自分で片付けようとしないか?
ロニーさんを無事に捕まえた寄生虫は、いよいよザ・クローが潜んでいるというワトガで決戦だと意気込みます。ベケットのクエストも最終的にはワトガに行き着くようなので、エンドコンテンツ味がありますね。しかし、よくよく話を聞くと、詳しいことは現地でロニーさんに聞くといいます。どうやらこの寄生虫、決戦の準備もロニーさんに丸投げしてきたようです。お前は本当にすごい天性のヒモ男だな。だんだん感心してきたわ。
ザ・クローのキルボックスは、ワトガに新しく追加された地下のロケーションらしいです。さっそく向かうと、めずらしく C. A. M. P. から外に出た引きこもり寄生虫のそばに、初めて見る女性が立っていました。この愛国心あふれていそうなファンキーな格好をした女性がロニーさんらしいです。てっきり会話にしか出てこないキャラクターだと思ってたら、実在したんですね。もしかしたら教唆犯の話術で作り出された架空の存在なんじゃないかとも疑っていたんですけどね。
引きこもりが考えたオレの最強の作戦は、まずこのときのためにたんまり恩を売っておいたロニーさんを地下駐車場の正面玄関前で準備させておいて、そのあいだに、なんでも言うことを聞く76のワイに先行させて、駐車場内部に潜入します。なかの制御室で正面玄関の扉を開ければ、準備万端なロニーさんがギャング仲間を引き連れて援護に来てくれるそうです。
てっきりその間、サングラス寄生虫は C. A. M. P. にでも戻って寝ているのかと思ったんですが、今回ばかりはさすがについてくるようです。そうだよね、弟を救出する最高のベケット劇場シーンを演じないといけないから、76のワイの後ろに隠れて、いちおうついてこないといけないよね。
弟がさらわれたあたりから、徐々にその気配があったんですが、ベケットのクエストは後半になるとベケットに愛をささやいて言い寄ることができます。できるだけで、76のワイはもちろんしません。寄生虫が相棒だなんて、想像しただけで虫唾が走ります。早く弟を助けてワイの C. A. M. P. から出て行ってくれ!
ワトガの地下駐車場は基本的に一本道なのであんまり迷うことがないんですが、かなり広いので疲れます。私の場合、ベケットにいまいち好感を持てず、早く片付けたかったというのが本音だったので、余計に長く感じました。
ワトガの地下に広がる駐車場というと、そのまんまなんですが、後半に目にする上の画像の眺めを見て、そういえばはるか昔に「こんなコンテンツも現在開発中ですよ~!」という公式サイトのチラ見せニュースで似たような風景があったのを思い出しました。なるほど、この寄生虫のクエストのクライマックスが、長年開発中の目玉にされてきたワトガの地下駐車場なのか~。寄生虫にはもったいなくないですか……?
地下駐車場の最奥まで来て、タレットを交えながら、アサルトロンやパワーアーマーを着込んだ伝説級のレイダー相手に奮闘したあと、やっとザ・クローの部屋にまでたどり着きました。ところで、扉さえ開けておけばロニーさんがギャングを率いて駆けつけてくれるという話でしたが、76のワイは最後までロニーさん一味をここで見ることがありませんでした。相変わらず最後までグダグダだにゃ~。
さて、感動のベケット劇場のクライマックスはというと、ザ・クローがベケットの弟だったというオチでした。もう、完ぺき内輪揉めやん。迷惑やから、早く和解してくれ。
兄弟の掛け合いが長いので、76のワイはそばのベンチに腰かけて、リアル家事をしながら聞いたり聞かなかったりしていました。ようは、ベケットが弟を守るためとか言いながら、弟をほったらかしにしていたので、害虫に目をつけられた弟がグレて兄貴と同じ害虫活動にハマってしまったようです。そして、なまじ兄貴より害虫の才能があったため、一気にリーダーまで上り詰めてしまったそうな。ここで私の頭は時系列の理解に苦しみ始めたんですが、ベケットをうまくたきつけたら、事態が丸く収まったので、万事 OK ということにしました。父に先立たれて子供二人だけになったとき、野犬に咬まれて狂犬病になってしまった弟のために、ベケットは薬を盗んできたそうです。うんうん、窃盗は気になるけど、感動の兄弟話よね。ていうか、この世界は発症後の狂犬病を完治させる治療薬が開発されていたのか。オレの病気を治すために薬を盗んでくれた最高の兄貴を弟が無事に思い出してくれたことで、ザ・クローは寄生虫の弟フランキーに戻り、寄生虫の面倒事に巻き込まれていた人々も解放されました。めでたし、めでたし。
めでたく寄生虫の面倒事に巻き込まれていた人々は解放されたとか書いちゃったけど、自分の C. A. M. P. に戻ってベケットから後日談を聞くと、けっきょく弟フランキーの薬抜きなどの面倒は全部ロニーさんに押し付けてきたみたいです。お前……それ、ファウンデーションがロニーさんのギャングに変わっただけなのでは……? これからは兄弟仲良く支えあって暮らしていくんちゃうんかい……。
そんなわけで、ベケットはこれからも76のワイの C. A. M. P. に居座る気満々みたいですが、私としてはお断りなので、報酬アイテムをいただいたら、さっさと出て行ってもらうことにしました。なんかウワサではこのまま寄生虫にのさばらせておくと、ロニーさんが姿を現したり、収集者のおじいちゃんみたいにランダム内容のデイリークエストを寄生虫から受注できるようになったりするそうですが、バグでまったく受注できないというウワサも聞くので、サングラスだけにこだわる必要はないと判断しました。
次は相変わらず進んでいない監督官のクエストと、ベケットと同じぐらい物語がありそうなダゲール司令官のコンソールを置いて味方クエストをやっていこうと思います。