NIQ

出直しアパラチア生活

さて、前回も書いたとおり、ここからの Fallout 76 のプレイ日記は、PlayStation Plus が期限切れになった PS4版から、心機一転 PC 版に切り替えて遊んでいきます。同じゲームソフトでもハードが違えば都度購入が必要なんですが、PC 版はたぶん PlayStation Plus のようなオンラインゲームで遊ぶための追加機能が不要なので、継続支払いも発生しないはずです。よって、こちらは一度買えば基本ずっと遊び続けられるという点で、長く遊び続けることを考えれば経済的だと判断しました。

ソフトウェアの都度購入が必要な点からもわかるとおり、基本的な考えで言うと、PS4版の Fallout 76 と PC 版の Fallout 76 は別物ととらえたほうがいいです。ストーリーやシステムなど、プレイできるゲーム内容はほぼ同じですが、内部データが独立していて、キャラクターや持ち物を移行したりということが一切できません。私が調べた限りでは、ハードが違うプレイヤーと同じワールドで遊ぶこともできないはずです。つまり私の PS4 版旧キャラクターと PC 版新キャラクターをフレンドにして荷物を受け渡しするなどということも不可能です。逆に言えば、ワールドにログインして目にするプレイヤーはみんな必然的に自分と同じハードで遊んでいる人ということになります。この点について、制作者がインタビューで「複数のコンソールで遊べる作品にするには(PS4を作っている)SONY が非協力的すぎる」といった旨の発言をしています。

You cannot do cross-play in 76. We’d really love that but right now we can’t.

https://www.cnet.com/news/fallout-76-bethesda-sony-cross-play-todd-howard/

ここらへんの問題は SONY やベセスダの対応がどうこうといったものではなく、ゲーム業界の根深い問題でもあるようなので、あっさり無理だと諦めたほうが賢明だと考えました。まあ、せっかく WASTELANDERS でストーリーの厚みも増したことだし、いちからアパラチアを散策して物語を復習しようじゃありませんか。

あともうひとつ、PC 版に乗り替えるにあたり、できたらいいなと期待していたのが言語設定の切り替えなんですが、PC 版も設定項目は PS4版とまったく一緒で、原語の確認はできそうにありませんでした。これが確認できれば物語の理解も深まると思っていたんですけど、残念です。こっちの問題も、ローカリゼーションを担当しているところの権利の都合もあると思うので、無理ならそれでしかたないとあっさり諦めることにしました。正直、その気になれば本国のプレイヤーがアップロードしたプレイ動画が YouTube あたりでたくさん見つかると思うので、気になる翻訳は都度検索して調べようと思います。

NIQ

ということで、キャラクターメイキングが始まりました。前回は女性だったので、今回はムキムキ脳筋のおじいちゃんキャラで行くことにします。その名も niQ(肉)です。ぶっちゃけ間違えてうっかりキャンセルボタンを押して、自動で決まってしまっただけなんですけどね。このゲーム、プレイ開始してからも整形はもちろんのこと、性転換も自由自在なので、あまり悩まずに済みました。

それにしてもキーボードの操作は慣れるまで大変ですね。エモートの出しかたも最初わからなくて、挨拶をくれた人にジャンプの舞を披露して挨拶代わりにしたこともありました(ある意味、恐怖)。

本作のプレイヤーが操作する主人公たちはみんな Vault 76の出身という設定です。この Vault はアメリカ合衆国でも指折りの優れた人物を収容する目的で建造されています。人体実験場と化す Vault が多いなかで、Vault-Tec のシェルターとしては比較的本来のシェルターの役割をきちんと果たしている場所と言えます。ここの住居者は核の脅威を避けるために25年間隔離保護されたあと、国家再建というミッションを背負って野に放たれます。監督官のログでは同 Vault のなかで赤ちゃんも生まれているので、25歳未満の若いキャラクターがいても不思議ではないんですが、今回の新生76のワイは監督官よりちょっと年上で、最初から Vault に入居していたベテランだと思います。

Vault 76

WASTELANDERS が導入されてまだ間がなかったからか、けっこう私と似たようなタイミングで新キャラクターを作る人が多かったみたいですね。それか、新型コロナウイルスの影響かもしれませんが、76のワイの直前にも Vault 76から寝坊して旅立つ76のアイツがいて、順番待ちしながらチュートリアル説明を受けていました。そしてビックリしたのが、ここの Mr. ハンディも新しい会話形式になっているんですよね。これは全部やり直すと新鮮味がありそうだなぁ。

Vault 76で誕生したときもそうだったんですけど、外に出ても低レベルのキャラクターをよく見た気がします。ザ・ウェイワードのあたりでも渋滞が起こっていたし、76のワイがまだ低レベルなのでマッチングの都合ももしかしたらあるのかもしれませんが、新規プレイヤーが増えている可能性もじゅうぶん考えられます。のちのち低レベルでかなりの高レベル地帯をヒョイヒョイ渡り歩いている76のアイツも見たので、サブキャラを育てている人も多いんじゃないかなと予想しています。閑古鳥が鳴いていて、新参者が入りにくいみたいに言われているのをどこかで見たんですが、全然そんなことなくて、一からやり直してもおもしろいですよ、アパラチア。

ヘザー

ザ・ウェイワードを抜けて、監督官の足跡を追いつつフラッドウッズにたどり着いたら、前はいなかった NPC の女性を発見しました。どうやら各地にこういう簡単な情報案内をしてくれるキャラクターが追加されているようです。これも新鮮味があって楽しいです。

クロエちゃん

フラッドウッズにいるヘザーさんは、前作を彷彿とさせるワンコのパートナー持ちです。いいなぁ、ワンコ連れて冒険したいですよね。クロエちゃんは綴りを確認できないけど、K から始まるクロエなら Keeping Up with Flatwoods っていうリアリティ番組をここでやってそう。そしてめっちゃ人気者になって、恐ろしい量のキャップを稼いでいそう。

スキナー

順当にクエストをこなしてレベルアップを図るなか、早々にザ・ウェイワードのクエストやり直しが始まりました。前回と違って、今回はまだ軍のお偉いさんにはなっていない76のワイ。壊れてしまったアサルトロンのポリーのために新しいボディを調達しようと、地道にサマーズビルのロボットショップでお留守番をしているスキナーと交渉を続けます。せっかくだから前回とは違う選択肢を試そうと思っていたら、前回と同じにしようがないクエストがついに出てきました。これ以前に前世とは違う選択肢を選んだパターンとしては、ザ・ウェイワードで最初ダッチェスさんに銃を突きつけていたバッターというレイダーへの対応があったんですが、ほかの選択肢を選んでもけっきょく彼は死んだので、高確率で死ぬことが確定している雑魚敵だったようです。

さて、スキナーですが、どうやら76のワイは戦前のお金より、現在流通しているキャップのほうが価値があるとうそぶいて1キャップでスキナーをだます作戦に出たようです。スキナーはすっかりだまされたようで、上階のアサルトロンのショールームに行けと言ってくれますが、どうも実際はそこまでバカでもないらしく、逆に76のワイのほうがこっそり罠にかかったバカ扱いされていました。だまされたふうに装っていただけみたいですね。

新品のアサルトロン

警戒してショールームに入ったんですが、部屋に入っただけではとくに問題はない様子です。スキナーが「商品にはお手を触れないで」といった念押しをしていたので、発信機を付けるためにアサルトロンの新品ボディに触るとタレットが起動するんじゃないのかなと推測しています。周囲をよく見ると、アサルトロンの後ろの壁にちょうど大穴が空いているので、そこからこっそり発信機を取り付けることができました。この角度だと監視カメラに犯行の決定的瞬間を撮られないので大丈夫ということでしょうかね? こうやって76のワイは無事に任務を終えることができましたが、こっちの展開ってソルが回収しに来たときはどのみち蜂の巣にされるんちゃうの……?

目ざといラッドスタッグ

ザ・ウェイワードのクエストでゴーリー鉱山とのあいだを行ったり来たりしているあいだに、一度「目ざといラッドスタッグ」というめずらしいラッドスタッグに会いました。まずもって敵対していない白表示だし、肌も白くてほかとはちょっと違う感じです。でも白皮症じゃなくて、「目ざとい」んですよね。スコーチとの戦闘中に乱入してきてビックリしたあと、最初はスルーするつもりだったんですが、せっかくだから写真を撮ろうと追いかけたら、どうも76のワイが追いつくのを待ってどこかに連れていこうとしているみたいです。

目ざといラッドスタッグの宝もの

ラッドスタッグが最後にとまった場所は切り株の隣で、カーソルを合わせるといろいろなアイテムが詰まっていました。どうやら宝の場所を目ざとく見つけて教えてくれるランダムイベントのクリーチャーだったみたいです。いいやつじゃん。かわいいじゃん。

沼地地帯の目ざといラッドスタッグ

森林地帯で出会った目ざといラッドスタッグはみんな似たようなものだったんですが、沼地地帯で出会った2匹はいずれも様子が違っていて、いまだになにをすればよかったのかわかっていません。どちらもずっとあとをついてきて、気が付いたら姿を消しているパターンだったんですよね。ずっと後ろを健気についてくる様子はかわいいんですが、いかんせんいるエリアに対してレベルが瞬殺されるレベルで低いし、下手に76のワイが強い敵を引き連れてきちゃいけないと移動もろくにできない状態になっちゃうんですよね。今でもどういうイベントだったのか気になっています。

骨

骨「ボーンズと呼んでくれ」

骨って……。森林地帯のロケーションを全部あぶり出す散策をしていると、オハイオの川下りアドベンチャーで名有りのレイダー集団を発見! これはおそらく WASTELANDERS で追加された新要素に違いないとウキウキ近づくも、敵対していてまともに交流することができません。なんとかリーダーらしき骨とは話せましたが、ほかの名有り NPC は倒しても復活するので、背後から鉛玉が飛んでくるなか、おちおち会話もしていられませんでした。たぶん、レイダーならフリーラジカルズかクレーターのメグちゃん一味なので、もうちょっと物語が進んで仲良くなってから出直すことにしました。

のちのち調べた感じだと、彼らはクレーターのパンチパーマ一家の一員で、ここはマイアラークのお肉を食用として加工して、販売もする出稼ぎ場所みたいなところらしいです。マイアラークのお肉調達や、お肉の生きた素材から襲撃される設備を守るお手伝いをすると、パンチパーマの評判がちょっとだけよくなる仕組みみたいですね。

ボーンズの名前あたりに見る訳語の統一できてなさも、まだ翻訳アルファ版って印象を受けます。なんでこうなるのかっていう事情がよくわかりすぎるので、自分の問題のように感じて心が痛いです。たぶん、翻訳者個人がどうこうっていうより、プロジェクトが全体にカオスと化していて、音頭を取るべき人が仕事をできなくなっているんじゃないのかなと不安になりました。開発もコロナでさらにズレ込んで大変そうでしたし、ファスナハトのときも書きましたが、本国の影響も少なからずあるかと。

ナッシュ

ナッシュ「俺はグナッシュだ」

たぶん、原語だと Gnash と綴るんでしょうね。翻訳者が作業したときはセリフと名前の訳が近くの並びになかったとかで、頭の G を歯ぎしりの英単語に近い消音ととるか、固有名詞だからきっちり発音するかで判断がわかれたんでしょう。音楽アーティストの Gnash は、本国の発音だと G を発音しない「ナッシュ」ですが、大手のビルボードあたりでも日本語版では今のところ「グナッシュ」と表記が統一されているようなので、多少の揺れは出ても仕方ない感じがします。私だったらナッシュにするかなぁと思うけど、そもそもこういう固有名詞はきちんとプロジェクト全体を管理している人が用語集を作業者に配るべきだと思うんですよね。それができてないあたりに、下請け、とくにフリーランスの個人事業主あたりにでも作業ファイルを丸投げしているんじゃないかなという薄ら気味悪さを感じます。今回の新型コロナウイルスで身にしみてわかったけど、本当にフリーランスって立場弱いんだよ。

新しいボディを手に入れたポリー

ザ・ウェイワードのクエストが終わって、しばらくしてから戻ってきたら、ポリーが新しいボディで活動していました。ソルには文句ひとつ言われなかったけど、タレットに撃たれたりしなかったのかな……?

今回はきちんとアサルトロンの新品ボディに発信機を付けたので、ポリー嬢には大変ご満足いただけたようです。お礼にポリーの古い顔面部品をそのまま使ったマスクをもらいました。呼吸器系の病気を防ぐ効果がなかったので、積灰の山エリアに入ったらすっかり箪笥の肥やしになってしまいましたがね。

私、クエスト中はあんまり気に留めてなかったんですが、あとで調べたらプロテクトロンとかに発信機を付けることもできたようですね。すぐ近くにアサルトロンのボディがあるのに、素直に発信機を付けたボディを運んでいくソルの判断能力を疑いますが、プロテクトロンになったポリーも見てみたいので、また機会があったら別の選択肢を選んでみたいです。

キャピトール

ところで、ザ・ウェイワードのクエストを完了すると、お店のなかに常連の NPC が姿を見せるようになります。何度か話していると、「キャピトール」が地上の地獄になっていると女性客が話し出します。このキャピトールって、Fallout 3 の舞台だったキャピタル・ウェイストランドと判断してもいいんでしょうか? 「キャピトル」読みは、原語の発音に寄せたという解釈でまだ理解できるんですけど、ラテン語派生の言語みたいに後ろの母音を長音にするのは別物のようにも感じてしまいます。元ワシントン D. C. でいいなら、これも訳語表記の揺れですよね。これひとつの追加コンテンツでも訳語に揺れがあるので、シリーズ過去作の訳に対応した用語集なんて絶対ないと思います。シリーズ通してのプレイ経験があって、テキストに忍ばせたシリーズネタを拾えるほど愛があるゲーマーじゃないとこの仕事は難しそうだな。

お前はなにを言ってるんだ?

あと、前回 PS4版でザ・ウェイワードのクエストをやったときに、事後のソルの会話がよくわからないと書いていました。ゴーリー鉱山でポリーと一緒にスコーチの大群を相手にしたときの状況について、彼は以下のように話しています。

あまり言えることはないな。スコーチがオレたちを圧倒したってだけだ。
妙だよな。あいつら相当頭悪そうなのにな。だが時々、あいつらは何か知るべきじゃないことを知っているような気がするんだ。
あの2人、言葉を使わずに話してるみたいなんだ。
俺が撃たれるまではそれなりにやってたんだ。1本脚でバランスを取って照準を合わせるのは難しいからね。
俺が倒れたら、ポリーが戦闘に加わったんだ。ヘッ。パニックになったんだろうな。

ソル

私が彼のこの言葉を聞いて、頭に入ってこないし、状況も浮かばないと感じたのは、唐突に「あの2人」が出てくることで「どの2人だよ」と疑問が生まれて、まず思考が惑わされてしまう問題にあります。くわえて、「俺が撃たれるまではそれなりにやってた」に続く文章が「照準を合わせるのは難しいから」という原因や理由を示す形で接続されていて、「だから俺が撃たれてから状況が厳しくなった」という文を後ろに補完しないとつながらない点や、さらにポリーが戦闘に加わったあとの「パニックになった」に主語がなくて、ぼんやりとした状況しか飲み込めないことが原因だと分析しています。

気になったので原語を調べてみました。

Not much to tell. Scorched just overwhelmed us.
It’s weird. They seem rock dumb. But sometimes… sometimes it just seems like they like know things that they shouldn’t.
Like they’re talking to each other somehow. Just without words.
We were holding our own just fine till got shot. Gets a whole lot harder to aim when you can only balance on one leg.
Once I went down, Polly went ballistic. Heh. Could say she lost her head over it.

Sol

原語では「あの2人」は出てきてませんね。翻訳作業者が“They”を特定の二人と勘違いしたのは、もしかしたら作業ファイルが会話順に並んでいない、ちゃんぽん状態で、たまたま前後にきた文章に二人と特定できる表現があって、文脈を読み違えたのかもしれません。基本、作業ファイルがちゃんぽん状態のときは受注するときに簡単な説明があるはずなんですけど、そこらへんの周知もあったかナゾですよね。なんとなくですけど、翻訳依頼した発注側にきちんと翻訳しようという姿勢がなさそうな印象を受けますもん。これも丸投げされたんじゃないかなぁ。

「俺が撃たれるまで」の行は「バランスをとるのに片脚だけしか使えないと、照準を合わせるのもかなり難しくなる」と読めるので、前後の文章のつながりが日本語訳と違うことがわかります。ソルが脚を撃たれて、照準合わせが難しくなって、スコーチの大群に対応するのが難しくなったとすんなり解釈できます。

最後の「パニックになった」の訳はちょっと違和感を覚えます。“Polly went ballistic”なので、ポリーは相方を撃ったスコーチに怒り心頭だったわけです。これを「戦闘に参加した」と解釈すると、ソルがスコーチに撃たれてダウンするまで、ポリーは見ているだけだったという状況解釈になります。彼女がアサルトロンであることや、ダッチェスさんがこの二人をボディガード扱いしている点からも、そんな淑女でいいのかと違和感が残ります。たぶん、それまでも二人で応戦していて、ソルが倒れたからポリーが敵を引き連れて前線から離れたというか、前線を一人で必死に押し上げたんだと思います。

パニックになった行の主語は女性なのでポリーのことです。ソルが、足を負傷した自分に代わって前線に出たポリーの心情を推し量って言っています。この慣用句“lose one’s head”は、たしかに特定のこと以外見えなくなって度を失うみたいな意味もあるんですが、前に怒りと絡んだ表現があるので、慌てふためいたというよりは、相棒にケガをさせたスコーチの排除に夢中になって、それ以外のことが頭になかったぐらいだったという頭に血が上ったニュアンスでとらえるほうが自然な気がします。そもそも直訳で「頭を失う」という慣用句を使っているのは、実際に頭部がボディから引きちぎれるまで夢中になって戦ったポリーの心情にかかっていると考えられます。

バラモン(ラッドスタッグ)

バラモン(ラッドスタッグ)をニューリバー渓谷橋で発見して懐かしい気持ちになりました。

この橋に来たついでに、アスレチックコースをやったんですけど、ここで英語音声だった熱血案内が日本語化されていることに気付きました。たぶんジェントルマン・ジョニーの声優さんです。松岡修造にやってほしかったなぁ。

入植者の収集者

さて、ここで森林地帯のロケーションも一通り回ったので、ひとつ難易度が上の毒の峡谷エリアに入っていきます。探索しやすいようにエリアのど真ん中に C. A. M. P. を移したんですが、近くにランダムイベントが発生するテントがあって、荷物整理に取引できるスカベンジャーがいないかよく覗いていたんです。そのときに、この収集者という名前のおじいちゃんが湧いていることに気付きました。話しかけるとなぜか背中を向けてこちらを見てくれないおじいちゃんですが、人は良さそうです。どうやらファウンデーションに行ったあとだと、だれかからその存在を紹介してもらえたようですが、76のワイにはまったく情報がありません。素直に素性を尋ねて、ちょっと会話を進めると、どうやらこのおじいちゃんも C. A. M. P. 寄生型の NPC だったようです。

まさかベケットをもう一度拾う前に新しいキャラクターが登場するとは思ってもいませんでした。もしかしたらベケットのような寄生虫はまだまだこのアパラチアにのさばっているのかもしれませんね。

イスに座る収集者

専用のイスを設置すると C. A. M. P. に姿を現して、入植者を救出するイベントなどをくれるようになります。専用のイスってところが、ちょっとママ・マーフィーっぽいんですけど、薬中ではありません。独り言を聞いていると、「最近の若い子が不憫」と発言したあとに「いや、ワシらが若いころのほうが酷かったかも」と考えを改めたりするので、あんまり頭が固いおじいちゃん臭がしません。とっつきやすいファンキーなおじいちゃんって印象です。

しかし、このおじいちゃん、やっと森林地帯を出たばかりの初心者に、沼地地帯のクエストをくれたりするので、依頼に応じられたことはありませんでした。またいつかリベンジしたいけど、どうもこのおじいちゃんのクエストは、ベケットのように物語があるわけではなく、クエストの目的地もログインするごとに変わっていたので、単発のランダムイベントっぽい印象を受けます。まずはストーリーがある寄生虫のクエストが終わってから、おじいちゃんクエストのリベンジをしたいと思います。

フリッツ

前回の PS4版のときもそうだったんですけど、オーダー・オブ・ミステリーのクエストで、人気の高レベル地点、ホワイトスプリングに怖々向かうことになりました。もともと荒れた境域は高レベル地帯なんですが、ここはさらに、たむろしているプレイヤーのレベルが高すぎて、釣られて湧く敵もレベル MAX のことが多く、生身だと何回死ぬことになるかわからないレベルで危険なんですよね。でも、順当なレベルに育つのを待っていたら、いろんなクエストが停滞しまくるので、一足先にやることだけやりに行くハメになります。

ビビってスニーキングしながらゴルフコースから回り込もうとしたら、ここにも NPC を発見! しかし、しばらく声だけ聞こえてくる状態で探すのに苦労しました。なにかと思ったら半分以上地中に埋まってらっしゃいました。最初、小人症かなにかの低身長な身体障害者という設定なのかなと思ったんですが、たんなるバグだったようです。低身長のコメディアンがやけに上から目線の大人ぶるネタって、一昔前のお笑いでよくありましたもんね。さすがに今は差別に敏感だからやらないか。

昔はレベルが高いところに行くと、嫌がらせで高レベルの76のアイツがなにもせずに後ろをついてくるなんてこともあったんですが、最近は民度がだいぶ向上したみたいで、自然とすれ違いざまにエモートで挨拶してくれたり、律儀に挨拶を返してくれたり、状況を察して代わりに高レベルのグールを引きつけてくれる親切な76のアイツにも出会ったりして、今回はずいぶんと楽にクエストをこなせました。2回目のプレイをしていて思ったんですが、偶然出会う親切な人が昔より多くなった気がします。だからこのゲームが好きでもあるんですよね。オンラインだけど、けっこう一人でプレイしたい勢に理解を示してくれる人も多くて、さり気ない気遣いができる人が残った印象を受けます。ファスナハトとかはその極みですけど、イベントクエストも昔よりピリピリした印象が和らいで、参加しやすくなった気がします。今の雰囲気のほうが正直楽なんですよね。

地中に埋まる人

キャラクターが地面や岩のなかに埋まる現象はからよくアパラチアで目にしてきたんですが、ホワイトスプリングのフリッツさん以外にも、いろいろな人やクリーチャーが今でも地面のポリゴンに沈んでいるのを確認できました。ね、スカベンジャーさん。

積灰の山まできた76のワイ

ということで、今回のプレイ日記は毒の峡谷エリアから積灰の山エリアに引っ越したところで終わろうと思います。右のクエスト一覧にも出ているとおり、ベケットにもちゃんと会えましたよ。

毒の峡谷エリアには、WASTELANDERS の新要素で言うとレイダーの拠点であるクレーターがあるんですが、世界の頂上でローズのクエストを進めるまでは訪れても邪魔者扱いされるぐらいでとくに重要なイベントが進むわけでもありません。そうなるとそれほど重要なロケーションもなく、探索がすぐに完了してしまいました。そんなわけで、レジェンダリー装備もどんどん手に入るようになってきたので、あっという間の拠点南下が決まりました。

それにしても、クレーターに初めて入ったときは、オハイオの川下りアドベンチャーみたいに蜂の巣にされると思ったんですが、攻撃してくるレイダーは皆無でしたね。意外と拠点のほうが人柄が優しいあたりに、今作の人情味あふれるレイダーたちの性質が出ている気がします。ちょっと任侠っぽさがあるんですよね、あそこの人たち。

積灰の山エリアは、毒の峡谷エリアより少しレベルが上がるほか、パワーアーマーの導入クエストがある地域でもあるので、戦いかたに変化が出てくるところでもあります。パワーアーマーは個人的に好きじゃなくて、前作でもよっぽど必要じゃないと使わなかったんですが、今作はどんどん使っていくほうが戦闘が楽だと初回プレイで気付きました。なのでこれ以後はしばらくエクスカベーター装備でゴリ押します。

指さし ダゲール司令官を迎えるまでに続く
指さし 目次に戻る