大量の金塊が眠るという Vault 79に突入すべく、前回からクレーターのレイダーとファウンデーションの入植者に、二股状態で協力を要請していた76のワイ。前回は発破技士のルーさんと、グールになって戦後も生き延びていたホーンライト・インダストリアル社の令嬢、ペニーこと、ペネロペさんを仲間にすることに成功しました。

今は二股状態ですが、76のワイはいざとなったらクレーターのレイダーをまとめるメグちゃん傘下につく予定です。それまではレイダー側のクエスト先行で両方と仲良くしていきます。 

スーパーミュータントのゲイル

自殺願望の強いルーさんをうまく説得して仲間に引き込んだ76のワイですが、メグちゃん曰く、ルーさんの爆破技術で Vault のなかにうまく侵入できても、今度はなかの厳重なセキュリティを乗り越えるために火力のデカい銃が必要になるらしいです。というわけで、目と鼻の先にいるスーパーミュータントのゲイルちゃんを口説きに行きます。

しかし、話しに行くとゲイルちゃんはそれどころではない様子です。前まで同じ部屋にいたララちゃんが姿を消しているんですが、どうやら一緒にかくれんぼで遊んでいる最中に戻ってこなくなったようです。ほかのレイダー連中にもララちゃんが消えたことを訴えていたようですが、だれも彼女の言うことに耳を貸さなかったとのことで、けっこうお怒りです。ここはゲイルちゃんに恩を売って仲間に引き込むために、ララちゃん捜索を請け負います。

グラフトン鉄鋼

ララちゃんと最後にはぐれた遊び場所は「グラフトン鉄鋼」らしいです。ここの製鉄所跡って、スーパーミュータントがバカみたいにいる難易度高めのロケーションなんですよね。こんなところで遊んでるなんて、さすがスーパーミュータントだなぁ~と思いながら、グラフトン鉄鋼の敵を死にかけの体で殲滅してたんですが、敷地内にララちゃんが隠れていそうな場所は見当たりません。よく見るとクエストマーカーはグラフトンダムというか、ダム湖側の少し下がったところにあったようです。これ、グラフトン鉄鋼の敵、掃討せんでもよかったんちゃうん……?

ララちゃんが隠れた場所は、ダム湖のコンクリート壁面に取り付けられたハッチのなかだったようです。入ってみた感じ、通気口を通ってグラフトン鉄鋼の内部施設に忍び込めるようでした。ここの内部は高レベルのロボットがウジャウジャ湧く完全な新規ロケーションでしたね。

ララちゃん発見

なかをちょっと進むと、すぐに緊張感のないララちゃんが見つかります。ロボットに狙われていたので、ダクトから出るに出られなかったようですが、76のワイがロボットを排除するとすぐに姿を現します。通気口を通れずに捜索を断念したゲイルちゃんに代わって助けに来たと伝えると、それなりに素直に言うことを聞くようになるララちゃんですが、ウサギのぬいぐるみの友達「バンナバン」くんを見つけるまでは一緒に帰らないと言い張ります。バンナバンくん、英語で綴ると“Bunnabun”らしいので、「バニー(Bunny)」をもじった名前なのかもしれません。「ゲイルなら一緒に探してくれるはず」という言葉で圧をかけてくるので、大人の器の大きさを示すために快く承諾して、大きくて醜い生物に連れ去られたというバンナバンくんを一緒に探すことにしました。

ダクトに入るララちゃん

しかし、ここから先へ進む扉はロックがかかっていて開きません。ララちゃんに相談すると、ダクトのなかをつたって奥の部屋に入り、セキュリティを解除してくれました――と同時に、あやしいボタンも無邪気に押してセキュリティボット集団も呼び出してくれました。おや、ここはエイリアンのマザーシップかな……?

この場所の攻略は、基本的にララちゃんがダクトのなかを先行するかたちで移動して、76のワイは地道にセキュリティボットを倒しながら進んでいきます。そこそこ広くて、道中にはララちゃんに協力してもらって扉を開かないと手に入らないレアなアイテムも配置されていました。幼女のご機嫌を伺うために、お腹が空いたと言う彼女にデスクローステーキを分け与える76のワイ。でもこのゲーム、本当に使う物を絞らないとすぐに荷物が上限いっぱいになってしまうので、こういうめずらしいだけのコレクター向けのアイテムが見つかるたびに、正直微妙な気持ちになります。設計図とかならいいんですけどね……。

バンナバン

バンナバンくんをさらったのはラッドラットだったようです。奥まで進んでいくと、バンナバンくんのそばで血みどろになって倒れています。そこでバンナバンくんを取り戻した76のワイは、ラッドラットの代わりにセントリーボットに襲われます。さすがに幼女を戦場に駆り出すことは倫理的にできなかったようなので、76のワイが戦っている最中、ララちゃんは頭上のダクトから有用なアイテムを投げ落として手伝ってくれました。

今まで、コンパニオンというと後ろをついてきて一緒に戦う仲間が基本でしたが、こういう連携も悪くないなと思いました。ピッキングとかハッキングを代わりにやってくれたり、レアアイテムを一定確率で拾ってきたりして手伝ってくれる裏方タイプの仲間です。

メグちゃん

無事にバンナバンくんと一緒にララをクレーターまで連れ戻した76のワイは、ゲイルちゃんからも一目置かれる存在になりました。メグちゃんに報告すると、子供とスーパーミュータントというクレーター内でも爪弾き者の二人によくしたということで、76のワイを評価してくれました。ここのセリフもところどころ、ちょっと翻訳が大丈夫か不安になるところがいくつかあるんですが、とりあえずメグちゃんは意外と子供好きで、相手を選ばず協力する76のワイに好感を持ってくれたようです。メグちゃん、マジ母ちゃんですね。

引き続きメグ母ちゃんと Vault 79突撃計画について話していると、次はキレイなフォーマルスーツでビシッと英語で話しかけてきたジェントルマン・ジョニーを説得するクエストにつながるようです。浮気者の76のワイは、ジェントルマン・ジョニーの部屋の前を素通りして、ファウンデーションに向かいます。

ジェン

ファウンデーション代表のペイジさんと話すと、前回仲間に引き入れたペニーさんがすでに大量の機材を持ってここに到着しており、いろいろと準備を始めているそうです。Vault 79に設けられたレーザーグリッドの問題を話していると、以前に小型の地下バンカーに対処したことがあると語る仲間が現れたそうで、ペイジさんは Vault 79のレーザーグリッドを通り抜けるために、彼女を Vault 79突撃メンバーに加えたいみたいです。その女性が、上の画像のジェンさんです。このクエスト以前に話したときは、たしかキャピタル・ウェイストランド出身で、両親と一緒にスカベンジしながら戦後の世界で育ったと話していたはずなんですよね。

ジェンさんから直接話を聞くと、どうやらステルススーツなるもので Vault のレーザーグリッドを通過できるらしいです。カメレオン効果なら76のワイでも簡単に手に入るので、ちょっとシステム的に、本当にステルススーツなんかでレーザーグリッドみたいなセキュリティ装置がどうにかなるもんなのか疑問を感じてしまいますが、彼女の言によれば特殊なステルススーツなので大丈夫らしいです。

まずそのスパイ向け全身スーツの装備を探し出さないといけないため、アパラチアのあちこちに散開している中国共産党の遺物、リベレイターを1匹拉致ってきます。そう言えば、ステルスボーイとかのステルス技術は大戦時に中国で開発されたものだった気がします。ステルススーツって、敵軍の遺物を使う気なのかな?

ペニーとジェン

リベレイターをお持ち帰りすると、ペニーさんが作業に合流します。リベレイターは大戦時に中国の侵略部隊の後援として、また共産主義のプロパガンダをアメリカ合衆国内に広めるために、空から展開された自律型戦闘ロボットです。めっちゃ中国臭がするなと思ったら、やっぱりジェンさん、中国人スパイの子だったようです。しかし今は両親も亡くなって、彼女自身も戦後のアメリカ合衆国育ちのようなので、個人的な遺恨はないみたいですね。そばで聞いていたペニーさんも、論理的思考力が優れた秀才タイプなので、あまり気にしていないようです。まあ、この Fallout の世界は、政府の残党も知れてるし、国なんてあってないようなもんですからね。とりあえず、アメリカンを気取って、「この共産主義者め!」って罵っておきました。頭の固いメリケン老害の気分を味わえます。

これまで一連のクエストは現代社会の差別にかかっているところがありましたけど、ジェンさんの問題は新型コロナウイルスで悪化した中国をはじめとするアジア人差別とか、あるいはテロの悪影響が今でも残るイスラム教徒への差別を意識して作られているのかもしれません。

あとこのシーン、ずっとトゥッティフルッティって名前の茶トラのニャンコが足下をウロチョロしているので、リアルだったら二人の会話なんて微塵も聞かずに追いかけ回していたと思います。いや、事実聞いていませんでした。これペニーさんが連れてきたネコなの? なんてかわいいんだ! 共産主義者は黙ってろ!

隠し扉

どうやらジェンさんのお父さんのステルススーツは、彼が亡くなったときに一緒に埋葬してしまって今はないらしいです。ジェンさんが探していたのは、子供のころに姿を消した母親のスーツらしいです。どうやらそのお母さんの信号をたどると、ホワイトスプリングの7番ホールあたりで消息を絶っているそうなので、ペニーさん謹製の改造リベレイターをゴルフ場の真っ只中で放流して、あとを追う形で、にわかにキャディー疑惑が持ち上がったジェン・ママの行方を追います。

そうやって見つけたのが上の木製ハッチでした。ここも新規ロケーションだと思います。

竜宮城みたい

そして洞窟を降りていった先で見つけたのが、この竜宮城みたいな幻想的な建物「ザ・ディープ」です。これも確か、ワトガの地下駐車場と同じように、WASTELANDERS の前情報で見た気がします。

建物の周りにはアークトス・ファーマの地下施設に生えている特殊なカレイドポアの花みたいなのが生えてますし、さらに周りを取り囲む蛍光グリーンの光はグラスド洞窟のウルトラサイトと似た放射能関連の光だと思います。進んでいくと中国共産党のグール化した工作員がウジャウジャ襲いかかってきます。戦後もここに取り残されて、ずっと外に出ることもできずに籠城していたのかな? 別に戦いたくないんだけど、言葉が通じないので、なに言ってるのかもさっぱりわからない……。

彼?

ちなみにこの竜宮城に下りる洞窟を脇道に逸れて進んでいくと、ラッキーホール鉱山で崇められていた「森で生まれた彼」と似たような人型の木みたいなものを見つけることができます。これもモスマンとなにか関連があるのかな? 表層的な要素だけ見ると、むしろ某オアシスのおしゃべりな木につながりそうなんですけどね。いや、あれは後天的に生えてきたものだったから、やっぱり起源からして別物か。

この脇道をさらに進むと水没しており、別の洞窟につながっています。そういえばこっちの洞窟は以前に PlayStation 4版でやっていたときに「おっ! 新規ロケーションだー!」と無邪気に発見していた場所でした。そっち側には「大統領に報告だ!」となにかを見つけてトチ狂ったように喜ぶダイバーの死体とホロテープが転がっています。なるほど、こうやってつながるんですね~♪

マザーロードも到着

竜宮城はそれほど大きくなく、探索はすぐに済みました。地下にはマザーロードが入れるスペースもあり、76のワイとほぼ同じタイミングで到着していました。

モチョウ・ママ

地下の最奥の部屋にはモチョウというステルススーツを着た女性が立っていました。自分の意志に反してここにいると話す彼女は、上階にいたエージェントたちと違って、抗う姿勢を見せません。彼女が言うには、ここは中国の情報集積所らしいです。中国のスパイたちも家族を殺すなどと脅されて、無理矢理母国のために働かされていたようです。「私の娘が今こちらに向かっている」という言葉から、彼女がジェン・ママで間違いありません。

モチョウ・ママの任務

彼女の言うことが確かならば、戦後も、76のワイがエージェントを蹴散らしたまさにこの瞬間まで、中国共産党の残党がここで諜報活動を続けていたことになります。ここはホワイトスプリングのゴルフ場のはずれなので、エンクレイヴとも近いんですよね。ジェン・ママも、ここの「お隣さん」でなにが起こっているか知らないと、彼女たちの任務を説明するのは難しいと意味ありげに話しています。

This is a listening post. Our mission is complicated to explain… unless you know what’s going on next door.

Agent Mochou

知ってる知ってる~!(私はお隣さんの一員だ! 我々こそが政府なのだ!)なんかキナ臭い戦争の残り火を感じますね。そのうち76のワイ、中国のマッド共産主義者どもを蹴散らす展開になりそうです。

ジェンとモチョウ・ママ

ジェンさんが遅れて到着して、感動の親子の再会です。たぶん10年ぶりぐらい?

せっかくなのでもうちょっと距離を詰めて、写真を撮りやすくしてよ~と思ったんですが、傍観者の76のワイと違って、捨てただの捨てられただのと考えている母子当人らにしてみれば、こんな距離感になるのも当たり前な気まずい再会だったみたいです。とくにジェンさんは、自分の母親は大戦時のツケで母国の連中にとっくに殺されていると今まで考えていたみたいなので、心中複雑なものがあるようです。まあまあ、親子なんて縁を切りたくても切れないんだし、戦争のせいだよ~仕方なかったよ~で済ませられる理由があるうちは仲良くしといていいんじゃないですかね……?

モチョウ・ママは幼少期から国の手となり足となり、さらに目となり耳となるべく、英才教育で育てられたエリート工作員みたいです。めっちゃ心強いし、女装家の76のワイはモチョウ・ママが着ているステルススーツを是非着こなしてみたいです。

しかし、このステルススーツ、追跡装置がしっかり仕込まれているらしく、彼女からスーツを奪うと今度は76のワイたちが標的になってしまいます。モチョウ・ママは自分の命より、ジェンさんの命を気にしています。いいママですね。スタイルもいいですし。

母と娘が部屋の端と端にわかれて話すため、どちらかが話し出すと76のワイが華麗な180度ターンを決めて片方の話に耳を傾ける傾聴スタイルが続きます。さらに S. P. E. C. I. A. L. の I と言えば76のワイのこと、この超スーパーウルトラ頭がいい Vault-Tec 大学をたった1日履修するだけで卒業した超優等卒業生の天才とペニーさんの頭脳があれば、中国の愚かな共産主義者どもが開発した追跡装置をひとつやふたつ無効化するぐらい、赤子の手をひねるも同然よと180度ターンを決めて華麗に言い放ってやりました。

中国軍ステルスアーマー

途中からなにを書いているかわからなくなってしまいましたが、これだけはハッキしています。今回のクエストで S. P. E. C. I. A. L. 限定の選択肢を選んだのがよかったのか、ここで中国軍特製のステルススーツが自作できるようになりました。ビックリ~!

性能は放射能耐性がかなりあって、ステルスプレイもできるとあって、かなりいい感じなんですが、残念なことと言えば、モチョウ・ママみたいなセクシーさが全然ないことですね。女装家としては残念の極みみたいな姿になっています。ちょっとヌカ・ガールの衣装を初めて着たときのガッカリ感に似ています。違う、違う、そうじゃ、そうじゃな~い……。

ちょうどファスナハトでも冬将軍の像の設計図が手に入ったので、記念撮影してお蔵入りにすることにしました。まあ、設計図があるから、またなにかの機会に活躍するかもしれません。

ファウンデーションに戻ると、モチョウ・ママは安全のためにまだファウンデーションから距離を置いていましたが、ジェンさんのクエストは無事に完了したようです。

タレットについて話すペイジさん

レーザーグリッドの問題は片付きましたが、ジェンさんの一件についてペイジさんと話していると、今度はタレットの問題を口にし始めました。どうやらファウンデーション側のクエストもまだまだ続くみたいです。ということで、次はクレーター側のジェントルマン・ジョニーのクエストと、タレット対策を探すクエストを進めていきます。

レイダー・パンク

いっぽう、76のワイの C. A. M. P. では、一時的にダゲール司令官、もといミストレス・オブ・ミステリーの身ぐるみを剥いで出て行ってもらい、レイダー・パンクくんをお迎えすることにしました。このイス立ちバグ、ウォードさんもよくしてますね。

C. A. M. P. に迎えてからしばらく経つんですが、彼のラジオは静かなままで、まだなにもクエストが発生していません。なんか怪しいネットワークで情報を交換しているっぽいので、おそらく都市伝説系の敵の情報とかくれそうなんですけどね。もうちょっと様子を見て、なにも起こらなければこの前出会ったワンダラーさんに交代してもらおうかな。

指さし ジェントルマン・ジョニー・“トゥーガンズ”・ウェストンに続く
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