ダゲール司令官を迎えるまで
どんどん進むよ~!
前回、PlayStation Plus が期限切れになった PS4版から、心機一転 PC 版の新しいキャラクターでアパラチア探索をまた一から始めた76のワイ。愛しの我が家、Vault 76を飛び出して、順調にレベルを上げて積灰の山エリアまで来ました。やっぱり2周目は楽ですね。あと、マウスで照準合わせるのも楽です。コントローラーで苦労していたので、「こんな適当でも当たるんだ!?」っていう驚きがけっこうあります。
現実世界の日本は梅雨入りして連日雨が続いていますね。ここ毎日、大雨注意報を見ている気がするので、逆に緊張感が薄れてきています。アパラチアもただの雨から放射能の嵐まで天候が変わるんですが、再生の日に放り出されたあとも、ファスト・トラベルのキャップ節約のために中継点として利用している Vault 76は、小高い丘の上にあるので遠方まで見渡せてアパラチアの天気がわかりやすいです。
そう言えば、以前に Death Stranding のプレイ日記でも紹介した、専門家と一緒にゲームを見ていく『ゲームさんぽ』という動画シリーズの最新作で、前作の Fallout 4 が取りあげられていました。おもしろかったので、こちらでも紹介しておきます。
こうやって、久しぶりに前作を見返すと、やっぱり Fallout 76 はちょっとグラフィックがよくなってますね。Vault 76から遠方の天気が見渡せるのも、描画距離がよくなっている証拠だと思います。Fallout 76 をやり始めた当時は、今作に対する批判的な思いが炸裂していたのもあって、「グラフィックが向上してるって言うけど、体感的になにも変わらんやん」と毒を吐いていたんですが、やっぱり私の偏見だったようです。両作をやり慣れたあとに見比べると、やっぱりよくなってますよね。でも実際、この微妙なグラフィック向上云々より、C. A. M. P. の容量とか、インベントリーの容量とか、バグとかバグとか、もっと致命的な点をなんとかしてほしいなぁ~というのも正直なところ。
積灰の山エリアを端から攻めていこうと、クエストが多いカムデンパークに行ったら、ここにも新しい NPC が追加されていました。思いっきりここのテーマパークのイメージキャラクター、Mr. ファジーになりきっています。楽しそう……!
傍目から見たらちょっとヤバい人なんですけど、着ぐるみとかコスプレをして、血塗れ装備で高レベルのアボミネーションをバッタバッタなぎ倒していく人はこのアパラチアにたくさんいるので、あらためて考えると、彼女はそれほど際立ってめずらしい存在というわけでもありません。むしろこの世紀末で非常に人間らしい適応というか、進化をしているほうなのかも。
前作の Nuka-World といい、文明が滅んだあとでも、こういうテーマパークとか観光地に行くクエストがあると、なんかテンションが上がるんですよね。文明が滅んだからこそ、昔の楽しい思い出がある場所に留まって、昔の思い出に浸りたくなる気持ち、わかります。なので、この女性 NPC はけっこう好きです。
その後、園内を探索していたら、ファジー・ブレンダさんの仲間なのか、頭が吹き飛んだ状態で動かない全裸のスコーチを発見しました。きっと今ごろ夢のなかで在りし日のカムデンパークを遊び歩いているのでしょう。
こういう敵、昔遊んでいたときはバローズのグールでよく見たんですけど、今回復帰してから地上でもあちこちでよく目にするようになりました。たぶん位置情報が狂っているのか、本体が違うところですでに殺されているんだけど、ここに生きている状態で表示されているんじゃないのかなと思うんですよね。死んでいないバージョンもあって、見えている姿に鉛玉をいくらブチ込んでも死なずに即座に全快するみたいな個体もいるんですよね。そういう個体はアイドリングのモーションはしているけど、近づいても基本的に襲ってこない無害なタイプで、ある意味 T ポーズ組と同じように珍妙な装飾オブジェクトと化しています。倒したときは頭が吹っ飛ぶんだけど、近づくとすぐにニョキッと生えてくる敵もいるけど、あれもどこか違う場所に在りし日の残像が表示されていたりするのかな?
積灰の山エリアの反対側にあるビッグベンド・トンネルまで来て、76のワイはビックリしてしまいました。ここは以前はファイヤーブリーザーのクエストで来るトンネルを含めた探索範囲広めなロケーションだったんですが、WASTELANDERS が入ってからは友好的な NPC の拠点になったみたいです。荒れた境域エリアのエメット山処理場もスカベンジャーが大量に入って、今後なにかのクエストが起こりそうなロケーションになってましたが、ここもブルーリッジというキャラバンの拠点になっていて、トンネル間の輸送を護衛する新クエストがやれるようになったみたいです。
こう人が生活している場所も、なんかテンションが上がってしまいます。お住まいからいろいろ考察できるし、一緒にこの世紀末で生きてるナゾの安心感があります。あと、前にも書いたけど、リアルにトイレ休憩しやすくなるから助かるんですよね。
しかし、今回、76のワイは新生アパラチアをのんびり散歩するためではなく、今は亡きファイヤーブリーザーの崇高なミッションを成し遂げるために、このトンネルにやってきました。以前はワトガから大量に流れ込んでくるスコーチの大群と戦い、トンネルを塞ぐ決死のミッションを遂行して壮絶な死を遂げた先輩ブリーザーのみなさんが、この地でその物語を語るかのように息絶えていました。ところが、新しいブルーリッジ・キャラバンのみなさんがここに住み込むことで、その壮絶な物語は端へと追いやられ、NPC の居住区の柵の外に、乱雑に遺体が放り出されている状況に早変わりしていました。これにはちょっと胸が痛みます。
しかもこっちの西側って、トンネルの入り口前に遺体が複数体あったのに、今は一体だけ、「ハイ、これだけ残しときゃクエストできるッしょ」てな感じでものすごく雑に置かれている感あるんですよね。でも、きっとこれが世紀末の真っ当な死体の扱われかたなんでしょう。ある意味、リアル。
一通り探索を終えて、トンネルの東側から出てきたら、ちょうどだれかが投下した核爆発のタイミングとピッタリで、「た~まや~!」な瞬間を撮影できました。東の出口って、こんなにワトガと近かったんですね。いや、核爆弾なんで、日本人としては不謹慎なんですけど、Fallout の核は核であって、核じゃないところがありますからね。放射線浴びると、ナゾの発光現象が起こるし、完ぺきに別物です。
私がプレイをお休みしているあいだ、けっこうほかの人もプレイをやめていったみたいで、過疎化が激しいという情報をよく目にしたんですが、相変わらずお祭りは定期的に開催されているようで、ちょっと安心しました。
ワトガはさすがにレベルが高すぎるので、お隣の荒れた境域に入って行きます。ここでも変な格好をした女性スカベンジャーがお肉を焼いていましたが、やっぱり Vault 76 のアイツらに比べると、いたって普通の格好でしたね。
積灰の山エリアは初めてパワーアーマーを作るクエストがあったり、前に出会った寄生虫のベケットを拾ったりするエリアなので、プレイしていると毒の峡谷エリアよりはやり応えがあるんですが、ベケットに寄生される経緯は前に書いちゃったし、エクスカベーター・パワーアーマーも今さらなので、ブログのネタとしては全カットです。カットしているあいだに、収集者のおじいちゃんに C. A. M. P. から一時退去してもらって、寄生虫ベケットのクエストを開始しています。
その点、荒れた境域はローズのクエストから WASTELANDERS のクレーターのレイダーにつながっていくし、入植者のファウンデーションもあるので、いろいろ更新ネタが転がっています。ただ、個人的にはここ、山岳地帯で高低差が激しくて、移動しづらいところがあって、あんまり好きじゃないんですよね。
本当ならここで WASTELANDERS の新コンテンツにすぐ飛びつきたいんですが、一からやり直した76のワイには、それ以前にやらなきゃいけないことが山盛りあるので、とりあえず何度もほかのクエストで出入りするシュガーグローブを行ったり来たりしていました。本当に、シュガーグローブはいろんなクエストで何回も来すぎちゃう? ほかにもマップ埋めの経験値稼ぎだけのために行く場所もあるんだから、もっと分散させてくれよ。
最初プレイしたときはなんとも思ってなかったけど、FINAL FANTASY XV をプレイしたあとだと、ここの諜報員のターミナルに残っている「プロジェクト・ソムヌス」を見て、初期メインメニューの音楽が勝手に脳内再生されました。どうりでやり直したとき、ジャンプしようとして決定ボタンを誤爆してしまうわけです。
デイビー・テイラー(39歳)
ひとまず前世と同じ、ワクチン接種を承諾してもらうところまでは進めておこうと、ファウンデーションにやってきました。入植者側にも評判システムがあるらしいので、ウォードさんのデイリークエストも片手間に続けて、今後のために評判を上げておいたほうがよさそうですしね。あらためてやり直すと、ここの無邪気なデイビー少年がレベル39もあることに驚きます。強ッ! いや、配置されているエリアが高レベル地帯だから、これくらいのほうが自然なのか。ちなみにうちの寄生虫は三十路入りたてのホヤホヤでした。よっわッ! 子供に負ける柔らか薬中兄ちゃんです。
Vault から出てここに来たという社会実験の被験者仲間サミュエルさんは、たまに身ぐるみをはがれています。というか、明らかに自主的に脱いでいます。気になったので調べてみたら、どうやらほかのプレイヤーさんもたびたび確認できる現象らしく、おそらく彼は狂戦士ビルドなんでしょうということでした。納得。
NPC がたくさんいると、みんなで勝手にいろんな楽器を演奏してくれることもあるんですよね。ぼっちプレイだと、それぞれの楽器の音色が協奏できるようになっている仕様すら知らなくて、バンド演奏を耳にして感動したものです。この画像だと服を着てますけど、この前はまたパンいち状態のサミュエルさんがテイラー夫妻と楽器を演奏していました。だれかツッコまんかったんかな……。
サミュエルさんは「スラングを使われるとワケがわからない」とぼやいていたり、サムの愛称で呼ばれて「古くさい」と嫌がるあたり、何気ないセリフにアメリカンな感性が求められるキャラクターだと思います。サムの愛称を拒否する流れは、アンクル・サムの擬人化から、今は滅んだアメリカ合衆国を思い浮かべて国を背負わせんなと言っていると考えられます。そう言えば、アメリカ合衆国を再建するサムがほかのゲームにもいましたね。
ファウンデーションからちょっと離れたところに、「チンピラ」の死体が転がっていました。この「チンピラ」ってめずらしくないですか? 入植者以上、レイダー未満みたいなヒャッハー具合なのかな? ここのロケーションのチンピラは、おそらく偶然居合わせたアボミネーションに殺されたとかじゃなくて、最初から死んでいるパターンだと思われます。持ち物もとくになにも持ってなかったんですが、今後クエストに絡んでくるのかな? ちょっと楽しみだ!
今回の WASTELANDERS でご本人が初っ端から登場してしまったので有り難みが薄れましたが、監督官のホロテープを集めるために、近くのマウンテンサイド B&B にも寄ってみました。そして、ここにも友好的な NPC が配置されていることに初めて気付いてテンションが爆上がり!
どうやらこのロケーション、もともとの施設と同じように宿泊施設として入植者ご夫婦に経営されている様子。私もさっそく勧められるがままに宿泊してみましたよ~って、この流れ、どこかで……。ペロッ、これは……青酸ミスティック・パワー!
実際に、自分の部屋のベッドで横になっていると、明らかに飢えたお兄ちゃんたちがのこのこやってくるんですが、警戒してベッドから起き上がって突入を待っていると、「起きたぞ!」と勘づいていったん退いたりします。意外と賢い。仕方がないので寝たふりをして、突入のカウントダウンが始まってから起きると、ちゃんと待ち伏せして戦うことができました。三人組ぐらいだったと思うんですが、それほど苦戦しませんでした。戦利品をあさってビックリ、名前がそのまま MYSTIC POWER! パークと同じ名前にすな。76のワイを襲ってどうしたかったのか丸わかりです。
お腹を空かせた人食い兄ちゃんたちを片付けて、兄ちゃんたちを差し向けたであろう階下の経営夫婦に突撃したら、「信じられない」と驚きながら逃げ惑って、それ以上話が進みませんでした。なんかもっと展開するネタに期待してたのになぁ……。
ここの経営夫婦は、旦那さんのほうに脳障害みたいなものがある設定らしく、健忘症の傾向があるっぽいです。以後訪ね直しても、旦那さんは新鮮に挨拶してくれるだけで、こちらの奥さんには毎回生き延びられたことを驚かれます。ただそれだけのクエストだったみたいですね。
最初、カギが閉まっていて入れなかった地下室は、事件が起こってからなかに入って確認することができます。案の定、人肉加工場と化していました。
このあとの去り際に監督官のホロテープをあらためて聴いたので、「なるほど、彼女はこの夫婦の人情劇にだまされて MYSTIC POWER にやられたことになったのか!」なんて勘違いをしたんですが、よくよく聴いたら、自分を負傷させた相手は明らかに人間じゃなかったと、モールマイナーっぽい特徴を述べていたので、完ぺきに私の一時的な勘違いでした。鉄の才女が死にかけの負傷をする理由なら、化け物に追い込まれた説より、人にだまされた説のほうが人間味があっておもしろいなと思ったんですよね~。
ファウンデーションにも行ったので、ローズのクエストも進めていきます。クレーターのメグちゃんを誘き寄せる WASTELANDERS のクエストは、既存のローズのクエストを全部片付けないとできないと思っていたんですが、最初のラジオの電波を強くするお使いクエストをこなして、ある程度信頼を得ると、レイダーの各派閥のリーダーから保管庫のカギの欠片を回収するクエストと並行して進めることができました。こっちはローズ主体のクエストというより、沼地地帯のスコーチ対策に必要なアップリンクを手に入れるアビーのクエスト扱いされていて、別枠で区切れるようになっていたのかもしれません。しかし、76のワイは全部一緒くたに先に進めたので、アップリンク関連のセリフと、メグちゃん一味を誘き寄せる WASTELANDERS のセリフが混在してカオスな会話になっています。
レイダー関連のクエストはやっぱりやり直してよかったですね。忘れていることが多くて、細かい内容を復習することで物語の理解が深まった気がします。WASTELANDERS の追加クエストでカットスローツのリーダー、デビッド・ソープの情報がちょっと追加されたんですが、あらためてロザリンの遺体が転がるチャールストンを探索してみると、ローズにそのまま受け継がれているロザリンの外観が写真でわかって、やっぱりデビッドはロザリンを心底愛していたんだなとわかります。なんとなく女好きだったんだろうなという印象が強いので、渡部デビッド・ソープ感あります。
今作のスーパーミュータントの故郷、ハンターズビルまでやってきました。町のはずれに B. O. S. のお墓があるんですが、記憶が曖昧で新鮮な気分で見てしまいました。いや、よくよく思い返すと前回もここで写真を撮ってたんで、初めてじゃないんですよね。今回の探索ではフローターにボッコボコにされたので、もう忘れないと思います。
フローター、苦手なんですよね。空中を飛んでいるからショットガンでヒザを砕くこともできないし、新しい敵だからか、レベルの上限も高くなっているように感じます。自分より格上の個体に囲まれて、継続ダメージをずっとくらうと気が付いたら死んでいることが多いんですよね。
ローズのクエストを経て、メグちゃんにお家に来てもいいよと言われたので、二度目のクレーター訪問です。一度目では気付かなかったんですけど、コアの地下でレイダー・パンクという新しい C. A. M. P. 寄生虫をゲットしました。話していると、ちょっと電波な印象を受けます。たぶんクリードさんと反りが合わないんじゃないかな。とりあえずいつでも呼べるようにしておいて、ベケットの一連のクエストが完了したら、入れ替わりで来てもらうようにします。わりぃな、のび太。うちの C. A. M. P. はお一人様専用なんだ。
あと、ここにたどり着くまでの流れで、前回と同じく、オールドリッジさんにはスコーチになるまでトレーラーのなかで生き地獄を味わってもらおうとしていたんですが、選択を誤ってその場で射殺することになってしまいました。意外と腹をくくると潔かったオールドリッジさん。よって、数日後に様子を見に行ったときに本当にスコーチになっているかどうかは確認できません。たぶん、確認するまでもなく、なってるんだろうけど、ちょっとそこらへんのドラマも観たかったなというボヤキです。
ウォードさんのクエスト同様、評判を上げるためにレンちゃんの大好物である真空管を調達してあげるクエストを始めたんですが、やっぱりバレー・ガレリアでうまくマーカーが出ないバグに遭い、このときも回収できず仕舞いでした。あとでうまくマーカーが出るパターンにも遭遇して、こんなに簡単だったのかと驚きました。東部刑務所でもマーカーが出ないパターンに遭ったことがあるんですけど、そのときは置かれている場所の候補がいくつか経験上わかっていたので、無理矢理回収できました。このバレー・ガレリアも慣れれば同じ方法でゴリ押せそうですが、まず慣れないといけないので大変です。場所を絞るにしてもデカいからなぁ。
ベケットに寄生された我が C. A. M. P. にも、初めて行商人が来ました! ちょっと感動! なんなら一人常駐してくれてもいいのよ? 一度来るとわりと来てくれるようになったんですが、低レベルのときは全然来てくれなかったので、なにがトリガーなのかよくわかりません。ほんと、寄生虫はお一人様1匹のみ制限を撤廃して、C. A. M. P. に不要品を売りさばけるトレーダーかベンダーを呼べるようにしてほしいです。
言ってるあいだに、ローズのクエストが終わるころには、荒れた境域のロケーションもだいたいまわり終わってしまいました。ついでにサニートップスキー場に隣接したアスレチックコースも合格してきました。そんなわけで入りやすいクエストが集まった北側から東の沼地地帯に入っていったら、いきなりダゲール司令官を見つけてしまいました。救難信号を拾ったのが結構前だったので、すっかり具体的な場所を忘れていました。
彼女はよそ様の C. A. M. P. に寄生している姿を以前に見ているので、ベケットと同タイプの NPC であることは間違いないはずです。ランダムイベントじゃなくて、きちんと導入クエストがあるあたり、きっと収集者のおじいちゃんと違って、けっこう長いクエストがあるタイプだと期待しています。今はベケットが居座っていて C. A. M. P. には呼べませんが、レイダー・パンクくんと同じく、いつでも C. A. M. P. に呼べる状態までクエストを進めておこうと思います。
さて、救難信号を発していたダゲール司令官に話を聞くと、信号の内容どおり、彼女は U. S. S. A. の宇宙飛行士を名乗り、自分の宇宙船がこの近くに不時着して負傷していると説明します。U. S. S. A. ってなんだよと思って調べてみたら、The United States Ski and Snowboard Association(アメリカ・スキー・スノーボード協会)が出てきました。アパラチアの山岳地帯は、ウィンタースポーツに向いてるもんねって思ったけど、絶対違いますね。Fallout シリーズの世界で U. S. S. A. って言うと、The United States Space Administration の略らしくて、現実のアメリカ航空宇宙局(NASA)に相当する戦前の政府機関らしいです。とにかく、彼女は本物の宇宙飛行士でした。Fallout 76 には、すでにサムライの赤い鎧が実装されているし、ちょっとトシロー・カゴが脳裏を横切る宇宙ネタの展開です。
ちょっと不思議なのは、彼女が大戦による文明の滅亡を知らず、戦前気分で当たり前のように U. S. S. A. に救助を要請し続けているところです。話を聞くと、彼女の任務は数十年前のもので、まるで浦島太郎状態です。宇宙だと物理法則の勝手が違って、時間の概念も乱れるとか、ああいうアレ?
ひとまず手持ちのスティムパックで彼女を回復すると、自分が知らないあいだに数十年経過している理由はわからないが、ひとまずほかに三人いたクルーを見つけることに集中したいと言い出します。遺体はまだ見つかっていないため、まだ墜落現場にいるか、もしくは最初から彼女の脱出ポッドのみ作動した可能性も考えられるとのことで、なにが起こったか確認するため、宇宙船からフライトレコーダーを回収してきてほしいと依頼されます。言われたとおり現場に向かうと、ちゃんと墜落した宇宙船がありました。
壊れた宇宙船の操縦席に入り、フライトレコーダーのデータをダウンロードすると、ものすごい音があたりに響きわたります。どうやらこの音で敵が誘き寄せられてくるので、ダウンロードが完了するまで守り抜かないといけないようです。
慌てて外に出て索敵すると、いました、いました。崖の上にスーパーミュータントが数匹います。崖下は不利だし、かと言ってここを離れて崖を登ると、今度は別の敵が来るかもしれないし、弱ったなぁと思って、この状態でにらみ合っていたんですが、ちょっと意外なことに気付きました。よく見ると、相手がこっちに気付いてないんですよね。ほかの敵も寄って来そうにないし、しばらくこのまま静観していたら、このまま時間が過ぎて、何事もなくクエストが完了しました。え~……?
じつは前々から、スニーキングしやすくなっていることには気付いていたんですが、やっぱり仕様変わってますよね。ちなみにこのスーパーミュータントとにらみ合っているあいだ、別にしゃがんでもいないし、特別なパークも付けてないんですよ。でも、この距離で気付かれないって、今はかなりガバガバなのでは……? 少なくともクエストのバランス見直す必要があるぐらいガバガバですよね。
けっきょく崖上のスーパーミュータントは、さらに風上から回り込んで安全に処理しました。フライトレコーダーのデータを司令官のもとに持って帰ってきたんですが、内容を解読するには U. S. S. A. が脱出用ポッドに配備したアサルトロンから暗号キーを入手しないといけないそうです。
この会話が完了してから、宇宙船の墜落現場周辺から移動するアサルトロンの場所がマップに表示されるようになります。司令官曰く、軍事基地かなにかに帰還しようとしているらしいです。ダゲール司令官としっかり話していると、暗号キーを明け渡す秘密のコードを教えてもらえるんですが、これがないと普通に破壊して入手することになります。
私の場合はドリー・ソッズ自然公園の近くで見つけた PANDRA というアサルトロンだったんですが、同名のアサルトロンがシュガーグローブに留まっているのを発見したので、最終的にはシュガーグローブに帰還するようになっていたのかもしれません。遭遇はしたものの、自分以外のクエストでスポーンした個体は一切干渉できないようで、会話もできませんでした。
ダゲール司令官がいるバンカーに戻ると、ある程度歩き回れる程度には回復している模様。暗号キーを渡すとフライトレコーダーのデータを解析しようとしますが、隣にあるコンソールは壊れていて作業できないとのこと。そう言えば、この放棄されたバンカーは半分水没してたもんね。ここでうちの C. A. M. P. に来ればいいという提案ができるようになり、我が家で彼女専用のコンソールを設置すれば、晴れて寄生虫がもう一人増えることになるようです。
いや、その前にベケットのクエストを早く終わらせて追い出さないとな~。あとがつかえてるよ~!