前回は、以前に ATLAS 砦を襲撃してきたスーパーミュータントを駆逐するため、B. O. S. アパレイチア支部のイニシエイトとして、ナイト・シンに連れられて、イニシエイト・ノーランドとイニシエイト・ヒューセンと一緒にアンキャニー洞窟まで出張した76のワイ。そこでイニシエイト・ノーランドは新種のスーパーミュータントに囲まれて戦死、イニシエイト・ヒューセンをかばったナイト・シンも、しばらくその場を動けないほどのキズを負い、ボロボロの状態で砦に帰還することになりました。

Steel Reign のストーリーを確認するために Fallout 76 を久々にやっていきます。ログインすると、またメインメニューのテーマがもとの曲に戻っていました。この曲、壮大でカッコよくて好きです。しばらく聞き入っていました。

Fallout Worlds

しばらくログインしていなかったうちに大型アップデートが挟まって、新しい Fallout Worlds というサービスが始まっていました。C. A. M. P. の設置範囲とか、ジャンプできる高さとか、いろいろワールドの設定をカスタマイズできる新サービスらしいです。もはや同じようで物理法則がまったく違うアパラチアが、多元宇宙論のように複数存在し続ける境地に至っているようです。それはそれでヒャッハーできる遊び場ができて楽しいんでしょうけど、個人的には、配信でも言っていたんですが、2018年にリリースされたオンラインゲームにしては遊べるネタ作りが大規模に進みすぎていて、ちょっと心配です。キャラクターの育成面でも、通貨の種類とかレアアイテムの流通とかの経済面でも、なんかいろいろ試しすぎて複雑化が進みに進んでいて、コンテンツの消費が激しい気がしています。今のオンラインゲームってこんなもんなのかな?

ザッと海外プレイヤーの意見に目を通してみたんですが、わりと冷めた意見が多かった印象です。そもそもこの Fallout Worlds 自体が有料メンバー向けのサービスですしね。全体的に見ると、明らかに楽しそうな印象ではあるけれど、そんな目先のエサには釣られねえぞみたいな感じの印象を受けました。みんなが望んでいるのは、もっと根本的なゲーム性のテコ入れなんだと思います。ファンとしてはずっとバグの修正とか、細かいゲームバランスの調整とか、ストーリーやクエストの作り込みとかでもっと遊べるゲームになってくれることを期待してきたのに、出てきたのはバカみたいに高くジャンプできる別サーバーのワールドだったみたいなガッカリ感があるみたいです。

まあ、Bethesda ってよくも悪くも大味なイメージありますからね。相変わらず改善しないストレージの仕様の問題にいら立っているプレイヤーは、そのためだけに有料の Fallout 1st メンバーになるのはバカげてると考えているみたいですし、Fallout シリーズのオンラインゲームにずっと Fallout Worlds みたいなサービスを期待していたプレイヤーは、今回有料サービスになってしまったのを残念がっているようですし、開発がやりたいことと、プレイヤーが求めていることのバランスと、有料と無料の線引きがいまいち一致していなかった印象を受けました。

私は、もう次のナンバリング作品が出ることに期待して、メインストーリーだけ追っているような状況です。今回、ほかのプレイヤーの意見も調べて、次のオフラインのナンバリング作品に期待しているという意見もけっこう多いことに気づいてビックリしました。オンラインも悪くないんですけど、やっぱ違いますよね。

まあ、Fallout が大味なのは、悪いところでもあるけれど、いいところでもあると私は考えているので、心の底ではあんまり彼らの新しい取り組みにケチをつけたくはないんです。前も書きましたが、とりあえず細かいことを気にせずドンドン自分たちのやりたいことをやっていくからこそ、彼らのよさが光るところがあると思うので、自分が遊びそうもないサービスの話はここで切り上げます。

クエストの詳細

今回のストーリーに話を戻します。前回、砦に帰還してスクライブ・バルデスとお話しすると、ここ最近行方不明者の報告が相次いでいて、砦で保護していた孤児のレオーネ姉弟のうち、姉のマーシャちゃんの姿がしばらく見えないとのことでした。

この二人の故郷は、B. O. S. アパレイチア支部がここに来るまでの遠征途中にあり、武器を与えて一緒にレイダーに立ち向かおうとしたところ、返り討ちに遭ってこの姉弟以外が全滅してしまったという悲しい過去があります。姉弟が B. O. S. に保護されているのは、B. O. S. の面々が責任を感じたからでしょう。姉のマーシャちゃんは B. O. S. のせいで故郷が滅んだと信じていて、自分を保護する B. O. S. を親の仇として憎んでいました。敵対的な態度ながら、スクライブ・バルデスは彼女のことを気に掛けていたようで、諦めたくないと76のワイに捜索を依頼してきます。

スクライブ・バルデス

スクライブ・バルデスが言うには、マーシャちゃんはファウンデーションへ向かうと言ってこの砦を出ていったっきり姿が見えないらしいです。同じタイミングでファウンデーションへ向かったはずのイニシエイト連中は、彼女の姿をまったく見ていないと話しているそうです。仮にイニシエイトたちと接点がなくても、そろそろ帰ってくる頃合いのはずなのに、姿が見えないのはおかしいという話らしいです。手遅れになる前に彼女を見つけ出すのが、今回の76のワイのお仕事です。

レオーネ姉弟について

お姉さんのマーシャちゃんを探すにあたって、「だれだったっけ?」とすっとぼけることで、あらためて姉弟の情報をスクライブ・バルデスから聞き出すことができます。B. O. S. が武器を与えたことで、逆にレイダーの反感を買って全滅に追いやられた集落出身という情報は先に聞いた内容と同じですが、そのときに姉弟のお母さんが亡くなっているらしいです。もしかしたらシングルマザー家庭だったのかな?

レオーネ姉弟は、Fallout 3 に出てくるリオンズ父娘と彼らが保護していたアーサー・マクソンのオマージュかな~なんて前回書いていたんですが、母親絡みの設定ってなにかあったかな? マックスくんがアーサー・マクソンを意識した人物なら、父親が死んで、残された母親が権力争いから息子を守るために、あえて B. O. S. の拠点である西海岸から離れた東海岸へ、エルダー・リオンズに託して逃がした話にも絡んでいるんでしょうか? これはまだ Fallout 3 もプレイ途中なので、ちょっとよくわからんな。

ソイツ

細かいことですが、マーシャちゃんについてバルデスさんに質問できる項目のなかに、76のワイがマーシャちゃんのことを「そいつ」呼ばわりする一幕がありました。なんか、スクライブ・バルデスの頼みだから探しにいくけど、本当はそれほど重要視していないワイの本心が透けて見える翻訳ですな。

スクライブ・バルデスは「マーシャは B. O. S. に怒りを感じてたけど、私は友達だと思ってた」と話してくれます。この人、本当にいい人だな。地元民を野生動物扱いするような B. O. S. にはおおよそ似つかわしくない社交性の高さを誇ります。こういう点でも今作の B. O. S. は異色だな。というか、歴史的にはこっからアレに進化していくのか。

バルデスさんに「私を助けると思って」なんて言われて、弟のマックスくんに詳しい事情を聞いてきてくれと頼まれたので、素直に砦の地下へ下りていくと、途中で無事に砦に帰還していたナイト・シンを見つけました。

負傷したナイト・シン

いつもどおり武器庫のところに立っていますが、しきりにお腹をさすっているので、胴に受けた爆発のダメージはまだ癒えていないようです。キズの塩梅を尋ねると、トレーニングはもちろん、日常生活にも支障を来しているようで、精神的にも参っているという答えが返ってきます。「最近は自分の手足が肉ではなく、湿ったゴムでできているように感じるほどだ」って言ってるんですけど、それ、ちゃんと休んどいたほうがいいんじゃないの? ルフィ以外には許されない感覚でしょ。

ナイト・シン

ケガ人には悪いけど、アンキャニー洞窟の話ができるので、遠慮なくトラウマを蒸し返していきます。ナイト・シンは「イニシエイト・ノーランドは、イニシエイト・ヒューセンの手本になるだろうと思った」と語ります。

前回アンキャニー洞窟に行った二人のイニシエイトは、パラディン・ラフマーニとナイト・シン自身の特徴を反映している人物だと私は考えていました。イニシエイト・ヒューセンは衛生兵で、どちらかというと前線に出てガンガン戦うより、後方で一人でも多くの兵を救うために奮闘しているほうが性に合っているタイプです。イニシエイト・ノーランドはもとから軍人気質で、体も普段から鍛えているので戦闘の腕に覚えがありました。パラディン・ラフマーニはイニシエイト・ヒューセンほど臆病ではないけれど、武力で突き進むよりも、みんなが協力して安全に暮らせることを第一に考えています。

ナイト・シンは自分とよく似たイニシエイト・ノーランドをリーダーとして立てて、イニシエイト・ヒューセンに追随させようとしていました。しかし、いきなり実戦に放り込まれたイニシエイト・ヒューセンは恐怖心に負けてイニシエイト・ノーランドと一緒に戦うことができず、ナイト・シンの命令に背いて戦うことを選んだイニシエイト・ノーランドは一人命を落とすことになりました。臆病なイニシエイト・ヒューセンと血の気が多いイニシエイト・ノーランドは協力できませんでした。この対立って、パラディン・ラフマーニとナイト・シンの対立を暗に示していると思うんですよね。

組織の強さって、『攻殻機動隊』で公安9課の強化のために少佐が、あえて電脳化していないトグサを引き抜いてメンバーに加えて、多様性に重点を置いたみたいに、一次元的な善し悪しだけで図れるものじゃないと思うんですよね。いろんな性格の、いろんな能力の、いろんな視点の人間が集まるからこそ、一人でできないこともできる強みが生まれるし、一筋縄では崩れない構造も生まれるわけです。まあ、いろんな人間がいるその混沌をまとめるマネージャー職がいかに大変かもわかるんですけどね。

ナイト・シンは堅物の熱血タイプです。また、アボミネーションは絶対に許さない屈強な男です。絵に描いたような B. O. S. の理想を地で行っています。案外すんなり社会に適応できたタイプのほうが、そうじゃないほうを気遣えないというか、悩みが少ないがゆえに視野が狭くなることが多いと個人的に感じるんですよね。自分と似たイニシエイトを立てるナイト・シンの姿勢からは、自分のありかたを良しとする不遜があふれていて、自分と異なる性質を添え物のようにしか扱えない器の狭ささえ表れています。

ナイト・シンは前回のイニシエイト・ノーランドの命という計り知れない損失をもって「人の身になって考えることの重要性を学べた」と語っています。学ぼうとしている姿勢は大事ですが、本当に学べたのかなという疑問もちょっと残ります。またけっきょく自分の都合のいいようにしか考えてないっていうオチ、ありがちです。

パラディン・ラフマーニとイニシエイト・ヒューセンの比較で考えると、パラディン・ラフマーニが目下一番気にしているのは、B. O. S. のお偉方がテクノロジーの保全に躍起になって、市民をまったく守ろうとしていない点です。それも重要なんですけど、彼女も彼女で自分の懸念まっしぐらになっていて、周りを気遣う余裕がなさ過ぎるように感じます。とくに組織に反逆と取られかねない行動に出るのなら、せめて自分が指揮するグループのメンバーぐらい先に説得して一緒に動けるようにならないと、リーダーとしては失格だと思うんですよね。イニシエイト・ヒューセンは初の実戦で周りの人間、つまりイニシエイト・ノーランドまで気遣う余裕がなかったと考えられますが、パラディン・ラフマーニの場合は、単純にリーダーとしての素質不足ということになってしまいます。「黙って私について来なさい!」で周りを振り回す迷惑具合は、ナイト・シンのしていることと同じです。だからこの抗争、最初からどっちもどっちだって言ってるんですよね。

クエストの詳細

ナイト・シンの話を聞いたあとに、あらためてクエストの進捗を調べます。「マーシャの弟のマックスと話してみるよう提案された」とあるので、予定どおりマックスくんがいる地下まで行きます。

すると、マーシャちゃんがいなくなった代わりに、マックスくんの隣にイニシエイト・ヒューセンがいました。そう言えば、前回の任務に行く前もこの人ここにいましたね。ここが定位置なのかな。

エリカ・ヒューセン

話しかけるとトイレ当番と言っていますが、のんびり料理をしているので、相変わらず家事みたいな裏方の仕事をこなしているようですね。個人的に彼女のような役割の人間は、適材適所と言うか、周りの足を引っ張らない程度の護身術とサバイバルスキルがあれば、あとは無理に戦おうとしなくてもいいと思うんですけどね。だって、衛生兵として立派に仕事はしているんでしょ?

彼女にも、申し訳ないんですが、アンキャニー洞窟のことを掘り返して尋ねることができるので、どういう心境なのか確認してみることにしました。「私のせいだって分かってる」とのことなので、他者がどうこう口出しするのは野暮かなと思い、せめて慰めの言葉を……ということで「自分を許してやれ」と「人は死ぬものだ。くよくよするな」の二択で迷いました。しかし、あとから気づいたんですが、どうやらこのやり取り、何度でも繰り返せるようなので、どっちも選んでみました。前者は「努力はしてる」という回答、後者はいまいち響かなかったようで、ちょっと冷徹な人間だと思われたようです。残念!

イニシエイト・ヒューセンは、勇敢だったイニシエイト・ノーランドのようになりたいんだと思うと自己分析を語ってくれます。そして、本人がいなくなってからそのことに気づくのは皮肉だと述べます。本人がなりたいなら、なりたい自分を目指せばいいと思います。軍人なら、自分の身ぐらい守れるようになりたいだろうし。でも、変に気負って自分を見失わないようにもしてほしいなとも思います。人の命って大きいから単純じゃないけど、彼女が今回の件を乗り越えられたらいいな。

マックス

さて、一通りイニシエイト・ヒューセンと話して満足したので、背後にチラチラ映り込んでくるマックスくんと話を進めることにします。「姉さんの名前はマーシャ・レオーネ。ママとパパが死んでからずっと、僕の面倒を見てくれてた」と教えてくれます。バルデスさんの話と合わせると、先に父親が死んで、母親と三人暮らしだったところに B. O. S. アパラレイチア支部がロケットランチャーを担いで介入してくる事件が起こってしまったっていう感じかな?

両親が死んでからは、マーシャちゃんがずっとマックスくんの母親代わりだったみたいです。それはちょっとかわいそうな境遇ではあります。日本でも17歳のお兄ちゃんが6歳の妹の世話がつらいと言って虐待の末に殺してしまう事件がありましたよね。あれって氷山の一角で、実際に年少の兄弟の世話に追われている子供ってけっこうな数いると思うんですよ。最近になってやっと「ヤングケアラー」みたいな名称がついて問題視されるようになりましたけど。

小さい子供を抱えてこの世紀末で生きていかなきゃいけなくなったら、たしかにマーシャちゃんみたいに言動が多少攻撃的になってもおかしくないと思います。

母親代わりだったマーシャちゃん

マックスくんが最後にマーシャちゃんを見たのは、ファウンデーションに行く直前のお別れの挨拶だったみたいです。普段とちょっと違う様子で、「ずっと愛してるわ。いいわね?」と言っていたので、めずらしいと感じたそうです。普段は口うるさいオカンのように「ちゃんとしなさい、マックス」とか「静かにしなさい、マックス」みたいな感じらしいです。明らかに最後の挨拶して去っとるがな。

マックスくんが、マーシャちゃんと仲の良かったルイス・ラミレズにも話を聞いてほしいと言うので、もう一人聞き込みに行きます。ラミレズさんは、この Steel Reign を始めた前回発見して、新しく追加されたキャラクターみたいだと紹介していた男性ですね。やたらと好青年だった印象があります。

母親代わりだったマーシャちゃん

彼もマーシャちゃんの話を振ると「マーシャはマックスの心配ばかりで、自分のことはちっとも気にかけようとしなくてね」と教えてくれます。最初は「今度は(マーシャが)何をしたんだ?」というふうに、また問題でも起こしたのかという感じで会話が始まったんですが、それはマーシャちゃんが幼い弟を守ろうと必死になっていたからということみたいです。最初は態度が刺々しくて、とっつきにくい印象でしたが、ここらへんでだんだんマーシャちゃんのことがかわいそうになってきました。マックスくんは大好きな B. O. S. の戦士に囲まれているんだし、もうそろそろ好きに自分の人生を生きさせてあげればいいんじゃないかな?

攻撃的なマーシャ

マーシャちゃんとラミレズさんの仲がいいとマックスくんが言っていたのは、案外間違いではなかったようです。ラミレズさんは、マーシャちゃんのツンケンした態度が弟を守るためのもので、実際は「とても強くて寛容」で、「周りの人も大事にしてる」と教えてくれます。まあ、この人も性格よさそうだったからな。配信では付き合ってたのかなと疑問に思ってましたが、少なくとも心を許せる親友だったのは間違いないでしょう。

ウソ

マーシャちゃんが行方不明になっているらしいと話を振ると、「ファウンデーションに用でもあるんだ。すぐに戻るさ」と否定してきます。心底そう信じて言っているのかと思ったら、次の76のワイの選択肢に「嘘が下手だな」と指摘するものが出てきました。さすが76のワイは鋭いぜ!

クレーターの開戦派のところにいるらしい

神がかった洞察力(Perception 4以上)を発揮すると、「マーシャに何か起きてからじゃ遅いからな」と、マーシャちゃん本人のことを気遣いながら、「レイダーのウォー・パーティと一緒にいるかもしれない」という情報をくれます。

ウォー・パーティはクレーターの敷地の外れに新しく設けられた対 B. O. S. 作戦チームのことだと思います。前の Steel Dawn のときに、流出した B. O. S. の武器をめぐって、ちょっとだけ衝突したメンバーですね。彼らの名前は「開戦派」や「ウォー・パーティー」などと、翻訳箇所によって揺れがあって、ラミレズさんが言うには、「ウォー・パーティ」の長音なしバージョンも存在するようです。この自由な解釈が Fallout の翻訳らしくていいですね。ちなみに、彼らが拠点にしている部屋も、「戦略室」や「ウォールーム」などの表記揺れがあり、今後中黒の有無など、バリエーションが増える可能性がありそうです。とりあえず、ここの記事ではラミレズさんの言葉を借りて、「ウォー・パーティ」表記で行こうかな。

B. O. S. がお嫌い

しかし、よりにもよってクレーターのほうのレイダーなんですね。いや、そっちのほうがレイダーに傾倒しちゃうマーシャちゃんの気持ちがわかっていいんですけど、ブラッドイーグルスだったら遠慮なくやり合えるので気が楽なんですよね。メグ母ちゃん相手だと仲よくしときたいので、今回は気を遣わないといけないかもしれません。それに、ウォー・パーティだか開戦派だか知りませんが、彼らも頭がよさそうなので、仲よくしときたいんですよね。

マーシャちゃんの母親を殺して、故郷を焼き払ったのはレイダーなので、なんで親の仇の仲間になろうとしているのかという疑問をラミレズさんに投げかけられますが、どうやらマーシャちゃんはレイダーより B. O. S. に故郷が滅んだ責任があると考えているようです。

あとで読める彼女の日記によると、B. O. S. が彼女の集落にいたのは、食料などの備蓄が目当てだったからみたいです。なんか B. O. S. がやりそうなことですね。そこで寄生して、そのお礼と言わんばかりに、守護者ぶって上から目線で強い武器を渡したら、逆に敵に奪われて全滅させてしまったというオチですね。B. O. S. の面目丸潰れです。マーシャちゃん視点では、最終的に自分たちを皆殺しにしたのはレイダーでも、それまでのレイダーは抵抗さえしなければ必要な物を持って去っていくだけだったので、皆殺しにされるきっかけを作ったのは B. O. S. だというふうな認識になるみたいです。

ここらへんは、リソースを投入して、リスクを冒してでも問題の根源を絶つべきか、それとも体力温存のために妥協すべきかという判断なので、現実的には難しいところです。問題にしっかり立ち向かうべきだというパラディン・ラフマーニの判断も、一概には間違いとは言えません。ただ結果的に間違いを犯して、その割を食うことになったマーシャちゃんが尻拭いに付き合わされているのはかわいそうかなと思います。彼女がおとなしく B. O. S. の保護下に入ったのは、ラミレズさん曰く、幼い弟を守るためにはほかに選択肢がなかったからだそうです。敵視している人間に囲まれて暮らさなきゃいけないのもツラかろう。

レイダーと B. O. S. の戦い

もともとこのゲームの内部データ的に、クレーターのメグちゃんと懇意になっている76のワイは、「マーシャがレイダーでもいいじゃないか、レイダーは素晴らしい!」という会話の選択肢を選べました。

ラミレズさん曰く、レイダーの在り方云々より、B. O. S. アパレイチア支部がここに来てからずっとレイダーと戦っているので、今後マーシャちゃんとも対立することになりかねないという恐れのほうが大きいそうです。ふむ、なるほど。それは確かに厄介です。姉弟対決は悲劇でしかありません。

マックスくんの世話を申し出るラミレズさん

ラミレズさんはマーシャちゃんの心情に理解を示し、彼女に代わって残されたマックスくんの世話をすると約束したそうです。そうやって自由になったマーシャちゃんは、ファウンデーションにお使いにいく振りをして、クレーターのウォー・パーティに合流したという流れだったみたいですね。ラミレズさん、今後付き合いがなくなる可能性が高い親友のために年少者の世話を申し出るなんて、やっぱいい人だな。

さて、ラミレズさんの人のよさを痛感したところで、クレーターに行けばマーシャちゃんの足取りがつかめそうなことがわかったので、サクッとクレーターまでファスト・トラベルします。先にメグ母ちゃんに挨拶しに行きましたが、別段新しい会話が追加されていたりということはなかったようなので、戦略室だかウォールームだかを目指します。

ウォールーム

なかに入ると早速、ピアースさんがだれかと話している声が聞こえてきました。ここは当然マーシャちゃん――と思いきや、相手は意表を突いて、マルシアちゃんでした。戦略室だかウォールームだかにいる開戦派だかウォー・パーティーだかウォー・パーティだか知らないグループに仲間入りしたマーシャちゃんだかマルシアちゃんだかわからないレオーネ姉弟の姉のほうの女の子。名前の翻訳ブレが激しいキャラクターが、これまた名称の翻訳ブレが激しいグループに入ってしまったので、なんて表記で行こうか毎度迷ってしまいます。

十分な休息

ここはちょっと頭を冷やしましょう。とりあえず入り口入ってすぐ隣にあるだれかの寝室で勝手にベッドを借りて、十分な休息を得ることにしました。これで今後戦闘が始まっても、いつもより経験値が多くもらえます。Fallout 76 はよそ様のベッドを勝手に使っても怒られないからいいね。( ˘ω˘) スヤァ…。

レイダーになったマルシアちゃんだかマーシャちゃん

B. O. S. の連中は一貫して「マーシャ」と呼んでいた彼女ですが、本人がしゃべったときに表示されるダイアログや、本人にカーソルを合わせると表示される名前には「マルシア(・レオーネ)」と出ます。つまりマルシアが本人の意志なのかな? ちなみに原語は英語なので「マーシャ」のほうが近い発音になっています。本人は大鶴義丹の先妻っぽく「マルシア」って呼んでほしいけど、なにかと反りが合わない B. O. S. の連中は「マーシャ」呼びに固執していたみたいな、そんな背景があったらおもしろいけど、たぶんただ訳語がちゃんと統一できていないだけでしょう。

どうしよう、こっからはマルシアちゃんって呼ぼうかな。

Perception が足りない76のワイ

ピアースさんに「マーシャを返せ!」と話しかけると、ピアースさんもマーシャ呼びで応えてきました。お前もマルシアのことをマーシャだと思っているのか……。一体いつから――マーシャだと錯覚していた……?

テキストの絶対量から言えば、マーシャ表記が多いんだけど、いかんせん本人が自らちょこちょこ「マルシア」アピールをしてくるから厄介なんだなぁ……。まあ、どっちでもいっか。

ピアースさんは「オレたちを売っておいて……」と、お前は76のワイの元カレかなにかかと言いたくなるような女々しい言葉から会話を始めます。聖人のように清らかな心をした76のワイに心当たりはありま――くりすぎて、どの件で恨み言を言われているのかサッパリわかりませんでした。クレーターのメグちゃんと Vault 79に突撃したときには、報酬の金を約束どおり分配しませんでしたし、流出した B. O. S. の武器をナイト・シンと回収しに向かったときには、Vault 79でさもお世話してあげたと言うように恩を売ってピアースさんを引かせて、さらにここのシーナさんに B. O. S. のデータを売り渡すと言いながら、バルデスさんお手製の偽のデータを渡したりもしていました。あ~、ウォー・パーティが好きとかほざきながら、全然仲よくする気ない態度取りすぎてるな~。欺きすぎているな~。これは元カレにこっぴどく恨み言を吐かれてもしかたがない76のワイ。素直に平謝りするしかない。

とりあえず、マーシャちゃんを迎えに来たと用件を伝える76のワイでしたが、当のマルシアちゃんは「冗談じゃない。お断りよ。人の邪魔ばかりしてないで消えなさい」と女王様のように冷たく言い放つのでした。仰るとおりで。

ここで人情の機微聡い76のワイ、前回だましたシーナさんとバークさんがこの場にいないことに気づき、そう言えばピアースさんがこの会話の前に、マーシャちゃんに向かって「助けに行きたいのはわかるが……」と話していたことを思い出します。思い出しましたが、その場その場で人をだまして世渡りしてきた76のワイは、そこまで人情の機微に聡くなかったらしく、「シーナとバークがいないようだな」という選択肢は Perception 不足で選べませんでした。この選択肢、明らかにさっきのラミレズさんのウソより見抜きやすいと思うんですけど……。

ウォー・パーティ

仕方がないので、もうちょっと似た話の流れが期待できそうな「何を話していた?」を選んでみました。皮肉たっぷりに「招待状もなく」「薄汚れた信用ならないウェイストランドに」現れて、「秩序をもたらしてくれたこと」に感謝し、ディナーパーティーの主賓として B. O. S. を迎えようとしていたとパーティーの計画を話してくれるピアースさん。これぞ、真のウォー・パーティ。

どういたしまして、民間人

76のワイはお茶目に「どういたしまして、民間人」と答えたかったんですが、これだと B. O. S. 寄りの回答になってしまうので、口先だけでもウォー・パーティ大好き人間なワイは、「そういう刺々しい態度はやめろよぉ~」とちょっと茶化してピアースさんにお願いすることにしました。

正直、今の B. O. S. の揉め事って、人間的に至らないグループのトップ二人が言い争ってて、配下の人間がそのくだらないケンカに巻き込まれている程度にしか思えないんですよね。そんな底レベルの争いをしている B. O. S. より、こっちのクレーターやウォー・パーティの人間と一緒にいるほうが、よっぽど奥深い話ができる気がするんですけどね。

ピアースさんの返事は「もう十分だ。あんたが自分でチャンスを台無しにしたんだろ」と至極真っ当な内容でした。どうやらもう取り付く島は残されていないようです。これまで76のワイが彼らにしたことを考えれば、未練なくワイを切り捨てられるピアースさんのまともさがさらに光ります。いいキャラクターじゃないか、大事にしておやり。

シーナとバークの居場所

こっからどうやって76のワイが元カレの信頼を取り戻せるのか、これは脚本の腕の見せ所だぞ~と期待が高まったところで、背後からマルシアちゃんが「シーナとバークはどうするの? 二人の命がかかってるのよ」と勝手に事情をベラベラ話し始めました。マルシアちゃんによると、二人は今なにかを取りに AMS に行っているらしいです。うぉおおお~い! ここはピアースさんが面倒な禊ぎの場を用意して、それを76のワイがサラッとクリアして、「さすがオレが見込んだ男だぜ☆(キュン!)」っていう流れになる予定だったんでしょーが!

AMSへ行けってことらしい

ピアースさんは悪態をついてから「お前に知られるのは予想外だったが、聞かれた以上、他に手はなさそうだ」と言って、仲間二人の捜索を76のワイに任せてきます。よくわからんけど、頭がいい設定なんだから、76のワイにそれを知られたとしても、二人を助ける策を前もってそれなりに考えてたはずでしょ。それを決行すればいいだけだったはずなのに、76のワイに二人の居場所を知られただけで瓦解する策しか用意できてなかったってどういうことよ?

なんか、仲間が口を滑らせたおかげで話が進む拍子抜けパターンになってしまいました。これだから最近の Fallout 76 は話も面白くないんですよね。なんか昔のシリーズ作品は、だれかとだれかが対立していると、だいたい第三の利害関係者が現れたりして、正攻法以外にも話の展開が用意されていたりしていたんですが、今は無理やり二択から選ばせるばかりの薄い物語になってる気がします。

ピアースさんは今回の件を76のワイに頼むと決めても、「マーシャは、ずっと B. O. S. の言いなりになってきた。変わろうとしてるんだ。助けてやれよ?」とこれまた真っ当な人間性をしていそうな言葉を放ちます。いいキャラクターなのになぁ……。惜しいなぁ……。

AMS について

とりあえず二人の捜索を請け負ったので、詳しい事情を聞いておきます。二人は AMS に行ったとのことですが、ここはマップ上でも最高難易度のクランベリー湿原にある都市、ワトガの企業ビルです。もういろんな設定を忘れているので、あらためて調べたら、AMS は“Atomic Mining Services”の略だったそうですね。そう言えば、発掘技術から武器開発のテクノロジーにも手を出して、スコーチの誕生につながるウルトラサイトの研究とかをやってた悪名高い企業なんですよね。ウルトラサイトを採掘するために、ダイナマイトの代わりに原子力爆弾を使うトンデモ案を考え出して、結果的に地中の放射線量を上げて、スコーチビーストの誕生に一役買ったという Fallout の戦前の世界観を語るには欠かせないアレな企業です。こう元凶につながる展開が見えてくると、なんか今後、物語の核心に迫るような話になるのかなと期待したくなります。ちょっとこれまでの話の展開からすると期待しないほうがいいような気もするんだけど、そうだといいなぁ。

ワトガの AMS 本社ビルは、厄介なタレットが山のように仕掛けられていて、ロボットも強敵です。普通に行くと普通に死ぬと思います。ちょっと心配だなぁ。

二人がどうして AMS 本社に向かったのかと言えば、B. O. S. の ATLAS 砦から出たかったマルシアちゃんが、自分を仲間に入れてもらうためにウォー・パーティに売り込んだ土産話が原因だったようです。ATLAS 砦でイニシエイトがあそこにはいいものがあると話しているのを聞いて、先に横取りしようと実際に行ってみたら立ち往生してしまったって感じかな。あそこは本当に大変な場所だから、それも仕方ない気がします。それが原因で、マルシアちゃんは「帰って来ないのは私のせい」と責任を感じています。

自分の人生

そしてピアースさんがすぐに助けにいかないのも仕方ない気がします。準備せずに行くと、普通に死ぬ場所ですからね。とりあえず、ここは76のワイが AMS 本部に乗りこまないと話が進まないようなので、おとなしく言われたことにはいはい答えておきます。行きゃあいんでしょ。

このあとピアースさんが「B. O. S. を信じるよりも、向こうに誰か一人いたほうが安心できる。シーナとバークの救出に集中したい」と言い出して、マルシアちゃんが「一人って、本気で言ってる?」と応えるやり取りがあるんですが、なにを言いたいのかいまいちよくわかりませんでした。原語も調べてみた感じ、76のワイ一人で救出に行かせるより、味方の一人であるマルシアちゃんについて行かせたほうが安全だと言いたかったみたいです。それに対して、まだよそ者のお客さん気分だったマルシアちゃんが「本当に仲間の一人って言ってくれてるの?」と感激しているやりとりだったらしいです。だから「ここが私の居場所だって証明してみせる」と誓い、「俺たちのために命を賭けるっていうなら、もう十分家族の一員だ」とフォローされる会話になるみたいですね。

あの~? イチャつくなら76のワイをあいだに挟まないでもらえますか~?

Breaking Radio Silence

マルシアちゃんに AMS で現地集合にしようと言われたので、とりあえずワトガにファスト・トラベルしてきました。ワトガに到着した途端、新しい“Breaking Radio Silence”というクエストが始まりました。あとから調べたら、これって76のワイたちがデイリーオプスをやり始めるきっかけの物語を補足するサイドクエストだったらしいですね。デイリーオプスはほかのプレイヤーと協力してやらなきゃいけないから、ワイのような人間が下手に参加すると迷惑がかかってしまいます。ワイがこのクエストをやることはおそらく今後ないでしょう……。

ヴァーノン・ドッジのメモ

最初のクエストマーカーが近かったので、ヴァーノン・ドッジが残したメモを読みに行きました。セッティングが紛うことなきレイダーです。

メモの内容

メモには自分の価値と誇りを証明してみせろ的なことが書かれていました。ワトガタワーに行けばいいらしいのですが、今はマルシアちゃんと先約があるので、ここまでで切り上げました。デイリーオプスにつながるにしても、次回あたり一度だけイニシエイト・ドッジに会っておくぐらいはしてもいいかな?

ヘルキャットってだれ?

念のため、エレベーターに乗る前からパワーアーマーを着て待ち合わせ場所に行きましたが、そのロビーではすでにマルシアちゃんが「ヘルキャットの傭兵」という人間と戦っていました。ロボットの敵じゃなくてよかったと思う反面、頭を過る「ヘルキャットってだれ?」という疑問。

ヘルキャットってだれ?

念のため、マルシアちゃんに知り合いかどうか尋ねてみましたが、「聞いたこともないわ」とのことでした。傭兵らしいことは名前からして明らかですが、なんでこんなところにいるんでしょうね? だれに雇われているのかな?

母の記憶

ほかにもここでマルシアちゃんと会話できて、自身の境遇についてどう考えているのかなど、彼女の気持ちをしっかり確認することができます。やっと二人っきりになれたからってことなんでしょうけど、こんなところでかという気も正直しなくはないですね。マルシアちゃんはそれよりもシーナさんとバークさんを早く助けに行きたいらしいんですけど、それでこっちの気が済むならさっさと話なさいよといった感じになっています。

マックスくんを守るため

ATLAS 砦に残してきた親しい人々については、別れるのは惜しかったけど、それよりも「自分のために生きたい」と語ります。彼女はマックスくんの母親ではないので、弟のためだけに嫌いな組織に残らないといけないというのは少し酷な気がします。本人がウォー・パーティがいいと言うなら、それでいいと私は思うんですけどね。

それに、マックスくんは B. O. S. 大好き少年ですし、放っておいてもあの環境に適応してすぐ優秀なナイトにでも成長しそうな気がします。周りに大人がたくさんいるし、レオーネ姉弟の境遇はみんなよく知っているので、なによりあそこのトップに負い目があるので、肉親がそばにいなくても食いっぱぐれる心配はないと思うんですよね。

なぜレイダーなのか?

なぜレイダーなのかの問いかけに、「B. O. S. に立ち向かって、自分の生き方を貫いているのはレイダーだけだから」と答えるマルシアちゃん。たしかに、メグちゃんとこのピアース一味はほかのレイダーと区別されて描かれてますね。

まあ、それでも、もし仮にレオーネ姉弟が自分の子供だったら、嫌でも B. O. S. にもう少しいとけと説得するとは思いますね。メグちゃんのところが少し特殊とは言え、強盗を生業にするレイダー連中より、戦前のテクノロジーを独占して、周りに恩を押し売りしながら正義のヒーロー面できるほうが、精神的な負荷が少なそうだし、その後の人生の選択肢が多くなりそうな気がします。今の居場所がイヤだからで飛び出すんじゃなくて、もうちょっと我慢して、世間を見る目が養われて、それでもダメだと思うならレイダーに転んでもいいと思うんだけど、レイダーから B. O. S. には転びにくそうだから気をつけてって思うんですよね。

私一人でもなんとかなった

「私一人でもなんとかなった」と、ヘルキャットとの先ほどの戦闘で援護はいらなかったというマルシアちゃんに、「分かってる。だが手を差し伸べるぐらいはいいだろ」と、相手を認めながら協力する姿勢を見せると、マルシアちゃんは素直に「マックスと自分を守らなきゃいかなかったから、助けてもらうことに慣れてないのよ……ありがとう」とお礼を言ってきました。さてはこの子……チョロいな。

一通り話し終わったので、ロビーから上階へ移動します。こっからは地獄だぞ~!

ヘルキャットの傭兵

……と思っていましたが、どうやらここで訪れる AMS 本社は、普段訪れる本社とは違って、メインクエストにありがちなこのクエスト用に難易度が調整された場所になっているようです。これがあるからワイのような底辺プレイヤーでもメインクエストは確認できるんだなぁ~。

マルシアちゃんと一緒に、別次元の AMS 本社に迷い込んだ76のワイ。そこにはいつものプロテクトロンに混ざって、正体不明のヘルキャットの傭兵がウジャウジャいました。けっきょくコイツらってなんなの?

キット軍曹ってだれ?

本来の AMS 本社より難易度が低いので、すぐに上層階前のドアまでたどり着きました。そこのドアはターミナルで制御されているんですが、「キット軍曹と会う約束をしているのでない限り、このドアは開けてはならない」というナゾの文章が残されているだけで、先に進むことができません。ん~、困ったなぁ。

クエストの詳細

二進も三進もいかなくなったので、手元の Pip-Boy でクエストの内容を確認することにしました。説明文を読んでも行き詰まった状況を打破できるようには見えませんでしたが、次のタスクが「レイダーの居場所の手がかりを探す」になっています。なんか、間違いじゃないんだけど、シーナさんとバークさんを単なるレイダー呼ばわりするのは違う気がするなぁ……。

ハトのネックレス

自力でクエストを進められなかったので、奥の手のクエストマーカーを手がかりにする方法を実践したら、わりと入ってすぐのところにキーアイテムが落ちていることに気づきました。「鳩のネックレス」です。

バークさんのネックレス

ネックレスを拾うと、後ろにいたマルシアちゃんが「バークのネックレスよ」と教えてくれます。片時も離そうとしなかったらしいので、よほど大事なものだったようです。しかも亡くなった彼女の母親も似たようなネックレスを着けていて、「ママの遺体からネックレスを外せなかったのを今でも悔やんでる」と教えてくれます。それって、絶対なんかあるやつやん。生き別れた兄妹とかなんちゃうの?

まあ、奇跡の兄妹再会は陳腐すぎてないにしても、じつはどっかの秘密結社のメンバーが共通して持っているサインだったりとか、あとハトはキリスト教では三位一体の聖霊の表現だから、どっかの教会が運営している孤児院で育った証しだとかはありそうな気がしますね。妄想が広がるね。

今後の展開に向けて、細かいアイテムが出てきてテンションがちょっと上がりましたが、どうやらこの鳩のネックレス、進行不能バグを引き起こす厄介なアイテムでもあるらしく、公式サポートに案内が載っていました。このネックレスを拾えないというかたは公式に問い合わせるといいみたいですね。

ほかにも、原語を調べるために海外プレイヤーの配信を見たりもしていたんですが、下のロビーでマルシアちゃんが無限増殖する滑稽な状況にもなったりしていて、なかなか不安定な状態になっているようです。まあ、ベセスダは大味だからなぁ……。私も前回のクエストにしろ、途中で詰まってクエストをやり直ししたことが何回かあるんですが、今回はこの進行不能バグには遭わなかったので、ラッキーだったのかもしれません。

「ネックレスがあろうとなかろうと、彼女の思い出は君の中で生き続ける」と優しい言葉をかけると、さらにマルシアちゃんの態度が軟化して、「よかったら、いつかあんたにママのことを聞かせてあげる」とちょっと心を開いてくれました。さてはこの子……チョロいな。

レイダーの死体

鳩のネックレスを拾って、シーナさんとバークさんがここに乗り込んだことは間違いないという確認がとれたら、さらに上階にあるこのレイダーの死体を調べられるようになります。配信で「この死体、前はなかったよな~?」と言っていたんですが、めずらしく私の記憶が正しかったようです。どうやら下から順番にシーナさんとバークさんが残した痕跡を発見して、上へ上へと移動していく流れだったみたいですが、見事に素通りして先に上まで上ってしまいました。空気が読めない男(女装癖あり)、それが76のワイ。

レイダーと母親の死

このレイダーの死体は、マルシアちゃんによると、シーナさんとバークさんと一緒にここに乗り込んだ者で間違いないようです。見知った人間の死体を目にしたことで、マルシアちゃんは感情的になって「大事な人を亡くすのはもうたくさん」と語り出します。まあ、B. O. S. のほうも「もうたくさん」と思って戦っているんですけどね。だいたい戦争って、おのおのが信じる正義を振りかざしてお互いに殴り合う構図ですもんね。

シーナさんが残したメモ

死体を調べて先に進むと、さらに上階へつながる階段前に、シーナさんが残したメモが落ちているのを見つけました。この文面によると、生きるために降伏すると決めたようです。

メモを読むと突然「レイダーは本当に家族みたいなの。仲間になりたいって思わせてくれる」と語り出すマルシアちゃん。目を覚ませ、ピアースはいまだにキミの名前を B. O. S. の連中と同じ「マーシャ」と間違えて呼んでいるぞ!

大切な家族

「マックスとラミレズは?」と尋ねると、あの二人もずっとマルシアちゃんの家族らしいです。いやあ、本当に、今後は両組織が正面から衝突しないといいですね。

話を続けて

とくに用がないときにマルシアちゃんに話しかけると、「話を続けて」と言う点について、別に会話が中断されていたわけでもないのに変だと配信中に指摘していたんですが、海外プレイヤーの配信をいくつか確認しても、原語でなんと言っているのかわかりませんでした。みなさん、手際が良くて、意味もないのに彼女に話かけるようなことしないんですよね。そりゃ、そうか。

予想としては、「どんどん二人の捜索を進めて」という意味の“keep going”みたいな言葉か、“I’m listening, if you still wanna talk something(まだなにか話したいんなら聞いてあげるわよ)”みたいなニュアンスの言葉だったんじゃないかと考えています。

ドアを開ける

シーナさんのメモを見つけたあとに、開かなかったドアの前のまで戻ってきました。もう一度ターミナルを確認すると、あっさり「ドアを開く」コマンドが選択できるようになっていました。さっきまではなかったのにぃ~?

翻訳のズレという話で言うと、この項目を表示する前のメニューの文字なんですが、日本語だと「ヘルキャット外への流出厳禁」ってなってるんですよ。意味わからなくないですか? まずもって「なにを?」ってなりません? 原語を確認したら、ごくごくシンプルな“HELLCAT EYES ONLY”という文字列でした。どうやら単純に「ヘルキャットのメンバーにしか閲覧が許されない極秘項目」みたいなことを言いたかったみたいです。“Eyes only”って、普通目で見るだけで、書き写しや撮影、コピーの作成は禁止みたいな意味合いなんですけど、この項目ってわざわざ持ち出す情報もないですよね。なんかナゾな項目です。しかも、特別なセキュリティみたいな仕掛けがあるわけでもないみたいですしね。

キット軍曹

ヘルキャットの傭兵たちをなぎ倒しつつ、最上階までいくと、とある小部屋にウワサのキット軍曹が閉じこもっていました。「片をつけてやる」と言いつつ、自分は部屋に引きこもり続けて、大量の傭兵とロボットを追加で召喚してきました。

伝説級のロボブレイン・ウォーマインド

伝説級のロボブレイン・ウォーマインドはちょっと攻撃が痛かったけど、それでも76のワイみたいな底辺プレイヤーでも敵を片付けることができました。レジェンダリーの収穫は……まあ、いつもどおりです。

ロボットの一掃が終わると、キット軍曹自ら討って出てきますが、体力があるだけで、殴り続ければ勝てるおまけみたいな存在でした。ところで、キット軍曹ってけっきょくなんなの?

B のメモ

キット軍曹の死体を調べると、懐にイニシャルが B らしい人物が書き残したメモ『またブルーリッジからの供給だ』が入っていました。メモというか、キット軍曹に宛てた手紙なのかな? この文章を読んで、なにか意味がわかる人、います? 私はさっぱり内容が頭に入ってきませんでした。なので原文も読もうと思って海外プレイヤーの配信を確認したんですけど、海外プレイヤーも「内容については聞かないでくれ。とにかくシーナとバークがここに捕えられていることを伝えたいらしい。あと、これを書いた人物のイニシャルは B だね」程度のことしか言ってませんでした。

ちなみに原文は以下のとおりです。

Your most recent delivery was quite satisfactory. The Hellcat Company is earning its reputation, and the decision to acquire people from the Blue Ridge Caravan Company was a canny one.

The Raiders you have captured for the next delivery will provide some intriguing comparisons, but I encourage you to take stock less likely to be contaminated with drugs. It is good to know that there are some holding cells at AMS Headquarters that we can use if need be in the future.

– B

Blue Ridge Delivers Again, Fallout 76

文章が書かれた状況がそもそもわからないから、“take stock”の解釈は本当にそれでいいのかとちょっと疑問に思うものの、大筋の部分で翻訳をミスってるところはなさそうかなと思いました。“take stock”を「(現状を)評価する」とか「状況を見直す」、あるいは「在庫を蓄える」みたいに慣用句としてとらえずに、今回の日本語版のように「(取引先に)手持ちの在庫を持っていく」みたいな動詞と名詞の単純な組み合わせだと解釈すると、“stock”が不可算名詞でも“your”みたいな冠詞を付けたほうがいいんじゃないかという気になってきます。後ろの“less likely to be contaminated with drugs”って、“which is”が省略されている関係代名詞ですかね? この世界のレイダーはだいたいスナック感覚で薬物をキメてるので、在庫の薬物中毒者率は低くしとけよって意味かと思ったんですよね。あと、“delivery”は「輸送」より「納品」と解釈したほうがいいでしょうね。

それにしても、相変わらず文脈がよくわかりませんね。たぶん、ヘルキャットは奴隷を売買する会社で、ブルーリッジから奴隷を仕入れているんでしょう。このメモによるとブルーリッジは悪くない仕入れ先のようです。なにと比較しようとしているのかわからないので、次に納品される予定のシーナさんとバークさんの特徴のなにが興味深いのかはよくわかりませんが、そこらへんで適当に捕えてきたレイダーの代表格であると解釈すれば、この比較でブルーリッジの納品物の価値がおのずとわかるってことかな? とにかく薬物中毒者は好ましい商品ではないらしいので、のちのちの展開でわかるとおり、シーナさんとバークさんが独房に入れられているのは、納品までのあいだに薬を抜くための措置じゃないかと考えられます。「使えそうな独房がある」って最後に言ってるから、この独房が役立つ限り、レイダーを在庫に加えるのはやぶさかじゃないみたいなんですよね。そうやって考えていくと、今回捕えたレイダーはいい比較例になるけど、納品時には薬物中毒者の可能性が低い在庫を持っていけっていうよりかは、それでも在庫全体の薬物中毒者率を低く維持するように努めろっていう慣用句としての「在庫を蓄える(take stock)」ニュアンスのほうが、全体の文章の辻褄が合うかなと思ったんです。

まあ、細かいことはいいか。

ブルーリッジ・キャラバンは積灰の山エリアとクランベリー湿原を結ぶビッグベント・トンネルを拠点にしているキャラバン隊です。貴重な物資を運ぶ交易を生業にしていたはずです。ダゲール司令官を C. A. M. P. に迎えようとしていたときに初めて見つけたので、かれこれ WASTELANDERS のころから存在していた一団です。ここでやっとメインストーリーに絡んでくることになったんですね。てか、一見無害そうな連中だったのに、裏ではそんな悪いことしてたのか。そう言や、ちょっとお使いクエストができるだけにしては、めちゃくちゃ名有りのキャラクターが多かったし、独自デザインの装備品もあったし、なんかありそうでなにもない不思議な集団だなと思ってはいたんですよね。今になって、納得。

B ってだれ?

手紙を読んでからマルシアちゃんに、この文章を書いた「B」についてなにか知っているか尋ねますが、「さっぱり」という答えしか返ってきませんでした。そりゃ、そうか。B で始まる名前なんていっぱいいるもんね。なんならバークさんも“Burke”なんで黒幕になれるんですよね。ただ、手紙のなかで“intriguing”みたいな単語がサラッと使われている時点で、教養があるタイプの人間じゃないかという気がします。“acquire people”あたりの表現も、どちらかと言うとお堅い表現だと思います。だから、マルシアちゃんには悪いんだけど、どちらかと言えば、そこらへんの入植者やレイダーよりは B. O. S. が書きそうな文章だし、もっと言えばエンクレイブとかの権力大好きお役所オジサンとかが書きそうな文章に見えます。でもこの世界のエンクレイブは、生身の人間の生き残りなんてろくにいないしなぁ……。AMS が出てきたので、もしやと思ったんですが、ここでエンクレイブを絡めてくるのはさすがに無理があるかも。

とにかく、B の手紙からシーナさんとバークさんがここの本社の独房に捕えられているらしいことがわかったので、マルシアちゃんに声をかけて、一緒に探しに行くことにします。ぶっちゃけ、配信をしていた最中は、あの B の手紙に目を通してもなんのことなのかまったく要領を得ず、マルシアちゃんとの会話の選択肢に「この手紙は、シーナとバークが捕まったことをほのめかしている」という76のワイの言葉を見つけたときに「お前よくそんなんわかったな」と口走っていました。あの文章のどこを読んだらそんなことがわかるんだ? 私なんて、その後の展開を知ってから原文を読み比べて、やっと理解がちょっと追いついてきたレベルだぞ。

AMS の地下室の鍵

キット軍曹が閉じこもっていた部屋を調べたら、 「AMS の地下室の鍵」なるものが見つかりました。これ、クエストマーカーないと詰んでたでしょ。B のメモだか手紙だかにも、独房が地下にあるなんて書いてなかったし、普通は見つけられんて。

それにしても、キット軍曹ってけっきょくなんだったの……?

クエストの詳細

念のため、やり残したことがないか手元の Pip-Boy でクエストの進捗を確認します。「地下の研究所の鍵を見つけた。そこにシーナとバークが囚われているのかもしれない」とのことなので、ロビーにいったん下りて地下室を目指します。そう言えば、ロビーに1基動かないエレベーターがありましたね。地下に行くためのエレベーターだったんだ。

伝説級のヘルキャットの傭兵

地下にもヘルキャットの傭兵が複数人配置されていました。「撃たれた、撃たれた!」ってしきりに訴えてるんですけど、76のワイの得物はアサルトロン・ブレードです。なかには伝説級のヘルキャットの傭兵もいましたが、上で戦ったロボブレインに比べるとかわいいもんでした。この後、彼は衛生兵のゴミに化けました。南無……。

ところでヘルキャットって、放射能にやられた人が多そうなんですけど、キット軍曹はじめ、脱毛症の構成員が多い印象なんですよね。AMS 本社のエレベーターは空気圧式らしくて、利用者のカツラが吹っ飛んでいったみたいなネタが社内掲示板に残っているんですけど、この人たちは髪型の心配をする必要がなさそうです。そういう点で言えば、AMS 本社の環境が考慮された人選ですね。

脱毛症が多いって言うと、アトム教を連想するんですけど、なんか関係あるかな? でもここまでゴリゴリの傭兵団と、仮にも宗教の仮面をかぶっているチルドレン・オブ・アトムじゃあ、前身の組織みたいに結びつけるのも難しいかな。ヘルキャットについては今後もっと詳しくわかるだろうから、それに期待します。てか、わからんと今回のこの展開なかなかつらいよね。

実験のメモ

AMS の地下の研究室は、おそらく今回のクエストで初めて行ける場所のはずです。ヘルキャットの傭兵を片付けてから辺りを見て回ると、カギがかかった部屋のなかに実験動物を飼育していたらしい檻が見つかりました。こういうところにシーナさんとバークさんが捕えられているってことかな?

研究所のメモ

檻の前に残された研究員の『夜勤担当へ』というメモによると、この檻にいた「被検体00」は、清掃作業員がパワーアーマーを着用しなければならないほど凶暴だったそうです。「脱グローブ(de-gloving)」っていうのは、最初は保護手袋を使ってたけど、それじゃ身を守れなくなったことを示してるんでしょうね。壁を壊して脱走するのも時間の問題だと認識されていたこともわかります。檻はすでに開け放たれて空になっていて、白衣を着た白骨死体だけが扉の前に転がっています。なかにはワラといつものプラスチック製のワンコ用食事皿が残されているだけです。なにの実験をして、どんな生態に変異していたんでしょうね?

シーナさんとバークさん

向かいの部屋の檻に、シーナさんとバークさんが閉じ込められていました。マルシアちゃんは敵を片付けるとさっさとここに走り去ってしまいましたが、76のワイはマイペースに戦利品を漁っていたので、しばらく三人をこの状態のまま待たせていました。やっと三人の感動の再会シーンが始まります。

ピアースさん同様、シーナさんも76のワイの顔を見るなり「マーシャ……こんなところで、このスパイと何してるの?」とスパイ呼ばわりで罵ってきます。すっかり嫌われましたね。ま、前回は偽のデータが詰まったホロテープをだましてつかませたので、反論はできません。

しかし、ピアースさんに引き続き、シーナさんも「マーシャ」呼びです。こうなったらマルシアって呼んでくれる人は自分ぐらいしかいないんじゃ……?

シーナさんはワイに対して攻撃的ですが、道中マルシアちゃんには優しくしてきたので、意外なことに「思ってたほど悪い奴らじゃないよ」とかばってもらえました。「奴ら」……? と思って原文を確認したら、どうやら76のワイをここに派遣した B. O. S. について話していたらしいです。てっきりまた単数と複数を取り間違えている疑いを持ってしましたが、単なるワイの自意識過剰だったようです。

でもその前の「B. O. S. が私のことを連れ戻そうとしてるの。シーナを見つけるまでは考えられないって答えておいた」というセリフは原文の“until we found you”が「シーナ」に置き換わっているので、バークさんはどこ行ったというツッコミの余地があります。

バークさんのネックレス

バークさんに鳩のネックレスを渡す選択肢が出てきたので、先に返しておきました。「……ありがとう。このことは忘れない」と感謝されたので、ちょっとは前回の罪滅ぼしができたようです。でも、これ以上のセリフがないので、けっきょくこのネックレスがなんだったのかわからずじまいです。

負傷したバークさん

そう言えば、シーナさんは元気そうですが、バークさんはお腹を押さえて座り込んでいますね。前回のナイト・シンみたいです。最初にウォールームを訪れて話を聞いたとき、シーナさんは戦略担当、バークさんは用心棒みたいな説明があったと記憶しているので、もしかしたら今回シーナさんの前に出て戦って負傷してしまったのかもしれませんね。

ここに捕まった理由

「どうして捕まった?」の問いに、シーナさんが「生きて出られるとは思わなかった……アタシの機転がみんなを救ったんだ」と話すので、頼みのバークさんが負傷したのを見て、シーナさんがわざと早めに降伏して「いのちだいじに」作戦に切り替えたのかな?

実験の記録もある

けっきょく彼らがここに侵入したのは、B. O. S. のイニシエイトたちがいいものがあるとウワサしていたのをマルシアちゃんから聞いたからなんですが、「何を見つけた?」と尋ねても「アタシらの役に立つものはないね」と骨折り損だったことしかわかりません。曰く、「人体実験みたいなことをしてたようだけど」だそうです。けっきょくめぼしいお宝はここのウルトラサイト絡みの実験記録ってことなのかな?

シーナさんは早く檻の扉を開けてほしいらしく、実験記録もそこの扉を制御するターミナルにあると教えてくれます。

クエストの進捗

なまじ「そこで朽ち果てればいい」という選択肢もあっただけに、素直に開けていいものか悩んで、クエストの進捗を確認してしまいましたが、説明文は「シーナとバークを探す前に(ヘルキャットの傭兵を)一掃しよう」止まりだったし、次のタスクが「檻を開ける」になっていたので、どうやら二人を解放しないと話が進まないようです。よし、出してあげようと思いましたが、ターミナルの前にホロテープが置かれていたので、先にこっちに目を通すことにします。

 

それはこの調査ラボで進められていた実験記録でした。「被験者00」と書かれているので、もしかしたら隣の檻に入れられていた「被検体00(Subject 00)」の翻訳ブレかなと思いつき、原文を調べてみたら、こちらは“Test Subject 00”でした。たぶん同一の被検体ですね。「被験者」という表現から、もしかして人間で実験していたのかなと配信で言っていたんですが、ここの訳語は単なる翻訳者のさじ加減の可能性もあるのでなんとも言えません。ただ、そのあとに続く「動物の被検体に起こった放射線の増幅が、人間にも起こるようだ(It appears that the amplified radiation exposure that occurred in our animal test subjects also occurs in humans)」の記述からして、この被検体は人間だったと考えるのが自然だと思います。放射線の増幅が科学的にいったいどういう状況なのかよくわからないので、対訳があっているのかどうかまではわからないんですが、人間に過熱したウルトラサイトを投与する実験で、多量の放射線にさらされたときと同じ脱毛や皮膚の炎症といった症状を示したという解釈は間違ってないと思います。

その後、被験者の脳は活動を停止し、攻撃性が強くなったと記録されています。この時点でフェラル・グールと同じ状態になっていると考えられます。配信中に読んでいたときは、ウェンディゴとはまた違う光りし者の上位種がこれで出てくる伏線かなと思っていたんですが、最後の研究ログを読むと、この被検体は放射線量に耐えられず死亡したと書かれています。あれ? じゃあ、あの檻からはなにも脱走していないのかな?

扉が開いた檻

意外とオチがショボかった研究ログを読み終わったので、ターミナルから檻の扉を開けてあげることにしました。シーナさんが檻から出て、途中の照明に引っかかりながら、隣室のバークさんに歩み寄ります。二人とはとくに会話できないようです。

ここまで来ると、あとはマルシアちゃんを説得するだけになってしまいました。B. O. S. に連れ戻すか、今のままウォールームに残らせるか、二択です。

母親の話

真面目な話をする雰囲気になったので、あらためて、彼女視点の母親の話を聞くことができます。鳩のネックレスを拾ったときに、「いつかあんたにママのことを聞かせてあげる」と言ってくれていましたが、さっそく伏線を回収することになりました。ラミレズさんにしか話していないという母親の話を聞けます。二番目の男(女装癖あり)、76のワイ。

「一般人をハイテク兵器で武装させるのがいい考えだって、本気で思ってたのよ」っていうのは、暗にパラディン・ラフマーニの批判ですよね。彼女もよかれと思って B. O. S. 印のミサイルランチャーを配ったんですけど、ずいぶん裏目に出ましたね。「救世主」気取りって言うのは、わからんでもない印象です。B. O. S. って、だいたいそんなもんやん。

「街が抵抗しようとしなければ、母さんはまだ生きてた」という考えには、「でも悪いのはレイダーでしょ」っていうツッコミの余地があるので、この隙を突いて説得しろってことなのかな?

ウォー・パーティについて

とは言え、マルシアちゃんのなかでは、クレーターのとくにウォー・パーティの連中は、通常のレイダーの定義には当てはまらない人種みたいです。もはや彼女の新しい家族です。その気持ちはわからんでもないけどね。

今作ではとくに、ほかのシリーズ作品ではとち狂ってヒャッハーしてるヤツらみたいな、漠然とした悪者のイメージしかなかったレイダー集団に、社会に適応できなかったマイノリティのイメージが重ねられています。社会の爪はじき者みたいな、現実世界では差別や迫害されることが多い少数派の人間が、独自の考えや倫理観を持って社会を形成しているような感じです。性指向や性自認の多様性を示すバークさんがここに属しているのもそのためでしょう。なので、強盗を生業にしていても、メグ母ちゃんのようなわりと筋を通せる人物がいたり、ピアースさんのような大学レベルの教養がある頭脳派もいたりします。そもそもウェストバージニア州のレイダーは、スキー旅行にきていた富裕層を前身にしているような人種ですしね。

私は、マルシアちゃん本人が残りたいって言うなら、レイダーになればいいと思うんだけどな。ただ、姉弟対決を避けられそうにないのがちょっと心配です。とりあえず、B. O. S. がヘマをして、そのとばっちりを受けているのは事実なので、B. O. S. は無責任だと彼女に好意的な言葉をかけてあげることにしました。

最後の決断

彼女の考えを肯定したので、てっきりそのままレイダーになる流れなのかと思いましたが、最終的にきちんと二択で選ばせてくれるようです。親切なんだけど、今までの Fallout のシステムを考えると、なんか不自然なんだよな~。答えがあらかじめ用意されていて、そこに予定調和で流れ着くっていうか、とりあえず違和感が満載。

今回は本人の希望どおり、レイダーのもとに留まらせてあげました。ここの分岐はのちほど物語に影響しそうなので、今回も WASTELANDERS みたいに、PlayStation 4 のデータを掘り起こして、無理やり B. O. S. に連れ帰るパターンもあとでやろうかな。

B. O. S. の家族

最後にマルシアちゃんは、ルイス、オデッサ、マックスくんの三人に伝言で別れの言葉を託していきます。配信中に「ルイスってだれ~?」と言っていましたが、ラミレズさんのことでしたね。彼女のなかでは、この三人が B. O. S. のなかでも信頼できる仲間だったようです。スクライブ・バルデスのこの安定感よ。

マルシアちゃんはこの三人なら「いつでも仲間に迎える」と言ったあとに「なんてね。あいつらが B. O. S. を抜けるなんてことないわ。あるとしたら……」と言葉を濁します。あるとしたら、なんだろう? それはあいつらが死ぬときだ? ま、実際さっきから言っているみたいに、一番怖いのは敵対勢力として命を奪い合うことになる事態ですよね。それまでにマルシアちゃんが両者をつなぐ橋になって、平和を見出せばいいんじゃない? マルシアちゃんなら北米大陸をもう一度つなぎ直す伝説の配達人にもなれるよ――って、そうなってたら Fallout 3 あたりの世界観に影響が出てるはずだから、現実は甘くないか。

こうやってこの世界でマーシャと呼ばれているマルシアちゃんは、無事に自分の願いどおり、レイダーになりましたとさ。

スクライブ・バルデスから失敗扱いされる76のワイ

最初にこの任務を76のワイに与えたスクライブ・バルデスのもとに帰ってきました。さっそく「マーシャは一緒じゃないみたいだけど」と目ざとく感づかれます。仕方がないので「マーシャはウォー・パーティになったよ」と教えてあげます。すると「あなたの失敗はちょっと予想外」と失敗扱いされてしまいました。失敗って言うな! 子供の意志を尊重してあげたのだ!

バルデスさんは「かわいそうなマックス」と言うんですが、それを言うならマルシアちゃんも不幸でしたからね。ヤングケアラーのしがらみからはいい加減解放してあげましょうよ。「お姉ちゃんなんだから」で我慢を強いるのは呪縛だよ。マックスくんを孤児にしたのは、ほかでもないここにいる B. O. S. の面々なんだし、体格からして十代前半ぐらいまでは育ってる子供ぐらい、みんなで世話して育ててあげればいいでしょ。

でも「あの子からレイダーにどんな情報が漏れるかも分からないし」は、ちょっと現実的な問題ですね。まあ、こっちも前に情報を渡すとシーナさんと約束しといて、偽のデータを詰め込んだホロテープを押しつけたりしてたから、今度こそ美味しい情報を渡してお相子じゃないですかね。だって、マルシアちゃんがウォー・パーティ入りするために売り込んだ情報って、せいぜい「AMS にはいいものがある」程度の情報だったんでしょ? それでけっきょくレイダーの役には立たなかったわけだし。ATLAS 砦の間取りのほうがよっぽど有益なぐらいだから、たいした情報は漏れないんじゃないかな。

収穫物の報告

ヘマをした76のワイに一通り言いたいことを言い終えたバルデスさんは、切り替えの早さを発揮してワイに反論を許さず、AMS 本社でなにか見つけてきたかとワイに確認します。2番目の選択肢の「あの件」がなんなのか、76のワイが言わんとしていることがいまいちよくわかりませんが、とりあえずブルーリッジ絡みの B の手紙と AMS の地下で見つけた研究ログについて報告できるようです。全部話せそうなので、上から報告することにします。

しかし、不本意な結果で76のワイがお使いから帰ってきたからか、今回のバルデスさんは終始テンションが低めです。いつものお茶目さがまったく見られません。マルシアちゃんを取り戻せなかったことが、よほど残念だったようです。

パラディン・ラフマーニに報告

まず B のイニシャル入りの手紙を見せると、行方不明者が続出している事件に関連していると鋭く気づいたスクライブ・バルデス。できるだけ早くパラディン・ラフマーニに報告するようにと76のワイに言付けます。そして会話が終わってしまいました。

え~? 一番肝心の AMS の実験ログは~? こんなのスクライブとしては一番求めているテクノロジー関係の資料でしょうに……。慌ててもう一度話しかけてみましたが、別途実験のホロテープを手渡せるような選択肢は見当たりませんでした。報告しなくてもいいのかな?

姉を失ったマックスくん

パラディン・ラフマーニのオフィスに寄っても主の姿が見えなかったので、パラディンを探すついでに姉が帰ってこないことが確定したマックスくんの様子を見に行きます。めっちゃ陽気に「やあ、ブラザー!」と声をかけられました。根っからの陽キャだな。立派な B. O. S. の戦士になれそう。

「大好きなお姉ちゃんがそばにいない今の気持ちはどんな感じ? ねえ、どんな感じ?」とほじくり返すと、「時々、すごく寂しくなる……姉さんが恋しい」と良心をグサグサ突き刺す素直な気持ちを教えてくれます。どうやらまだ反抗期は始まっていないようです。この年齢の男の子って、自分の保護者がどれだけ苦労してるかとか、あんまり意識してなさそうなんですが、さすがのウェイストランド育ちだと違うのかな。そして「大きくなったら、姉さんに会いに行く。それまでに B. O. S. とレイダーが仲良くなってるといいな」と語ってくれます。この子はなんか、本当にできそうだから期待が持てます。がんばって!

マルシアちゃんの親友ラミレズさん

ラミレズさんとも話しておきます。「寂しいか?」と尋ねると「もちろんだが、出て行った理由も分かる」と理解を示します。この人、本当にいい人だな。ここのラミレズさんのセリフからも、レオーネ姉弟がレイダーと B. O. S. をつなぐ架け橋になる未来が示唆されています。この展開はいつかどこかで描かれることに期待したいです。

ラミレズさんはさらに、「近いうちに再会できることを願ってる。それまでは俺がマックスの面倒を見るよ」とこれまためちゃくちゃいい人発言をします。人のよさがあふれでとる! こうやってマックスくんは肉親を失ってもいい兄貴分に恵まれて、まっすぐ育つんでしょうな。それこそ、私がここに書いた勝手な推論みたいにアーサー・マクソンみたいなリーダーになったらすごい話なんですけどね。

さて、ここからは次のクエスト“Out of the Blue”の内容に入っているんですが、配信では特に意識せずに会話を進めてしまったため、物語の導入部分だけここの記事で取りあげます。

パラディン・ラフマーニとアートさん

パラディン・ラフマーニに報告してくれとスクライブ・バルデスに頼まれたため、パラディン・ラフマーニの姿を探したんですが、いつものオフィスにいません。砦のなかを探し回ったら、いつもマーティーくんがいる入り口方面の地下室に来ていました。だれかと話し込んでいるみたいです。「行方不明者の捜索」が云々と言っているので、行方不明者の親族が B. O. S. に捜索依頼をしようと詰めかけてきたようです。

以前にこの対応をしていたのはナイト・シンでしたが、もしかしたら今は反抗的になって一般の窓口の仕事を拒否しているのかもしれませんね。そしてパラディン自ら対応する事態になっている、みたいな。以前から下っ端の76のワイが気軽にパラディンと話せる環境は風通しが良すぎると配信で言っていたんですが、この状況に至ってはどんな組織なんだと疑問に思ってしまう図になっていますね。

端に追いやられたマーティー

ちなみにここでイベントが進行しているために、いつも呑気にコンロで調理しているマーティーくんはこんな端っこに追いやられていました。かわいそう!

新たな行方不明者

話を聞いてみたら、パラディン・ラフマーニに行方不明者を捜索するように交渉していたのはアート・ナップさんでした。最初にナイト・シンの命令で、まさに今回と同じように、砦に詰めかけた一般市民の要望を聞き出す仕事をしていたときに相手をした一人でしたね。当時は B. O. S. に自分の農家の収穫物を納品するので、代わりにレイダーから守ってほしいというような要望で来ていましたが。

行方不明になったのは、ほかでもないアートさんの姪っ子のキャシー・ハロウェイさんだそうです。キャシーさんは西からアパラチアへ来るにあたって、護衛のためにキャラバンを雇うことにしたという手紙を事前にアートさんに送っていたそうです。そのキャラバンは「ブルー・マウンテン」という名前らしく、先にアートさんが事実確認のために訪れているそうですが、そもそもキャシーさんとは一緒に出発していないという答えが返ってきたそうです。この点で、アートさんはこのキャラバン隊のことを疑っている様子です。

ブルーリッジのことだった

アートさんはブルー・マウンテンと言っていましたが、すぐさまパラディンが「ブルーリッジ・キャラバンよ」と訂正します。これでパラディンに報告しようとしていた B の手紙と話がつながります。

配信しているときは B の手紙の内容をきちんと理解できていなかったので、ここに来てやっとブルーリッジ・キャラバンが人身売買に関与しているらしい展開がボヤッとわかってきた感じでした。パラディンに手紙を見せると、「ようやく手がかりらしい手がかりが見つかった」となにかこの手紙が決定打になったような言葉を放ちます。

奴隷商人疑惑

彼女が言うには、じつはブルーリッジのことはずっと怪しいと思っていたようです。疑う根拠というのが、まずファウンデーションに持ちかけたような物資の取引を何度も持ちかけていたのに、まったく相手にされなかった点です。これはちょっと自意識が強すぎる気もします。キャラバン隊も、マルシアちゃんの故郷の二の舞みたいな目に遭うことを危惧していた可能性だってありますしね。B. O. S. と関わると厄介だから距離置いとこ、みたいな。

もうひとつ、パラディン・ラフマーニがブルーリッジ・キャラバンを疑っていたのは、西からの遠征途中で、何度も交易をおこなうキャラバン隊に扮した奴隷商人を見てきた経験があったからだそうです。「彼らは街を通り抜けるために善人を装うの」とあるので、装うことすらしなくなった Fallout 3 の世界は荒廃が進んだ結果と考えていいんでしょうか?

疑惑から確信を得たパラディン・ラフマーニは、76のワイと一緒に、ブルーリッジ・キャラバンが拠点にしているビッグベント・トンネルに行くと言い出します。え? アパレイチア支部の最高司令官が自ら出陣するの?

パラディン・ラフマーニも一緒に出陣

「この仕事に加わるのか?」というワイの確認に対して、パラディンは「ええ。ATLAS 砦は今のところ安泰よ。シンもいなくなったことだし。私も本腰を入れて取り組むわ」とワケのわからないことを言い出します。シンっていなくなったの? さっき見た感じだと、あいかわらず武器庫の前でお腹さすってたはずだよ?

と言うことでここも原文を確認したら“… and with Shin out of commission, I’d like to step in and do my part”だったので、どちらかというとシンがケガで動けず、使い物にならないことを指摘しているみたいです。いきなり存在消し出すからビックリしちゃった。

選択肢のなかに「あなたの命令は受けない、ラフマーニ……忘れたのか?」というものもあったんですが、これはおそらく内部データ的に76のワイがシン派だから出るものみたいですね。どうも細かい会話の選択肢による好感度の積み重ねではなく、Steel Dawn の終わりに通信機を破壊したパラディンをこっぴどく否定するかどうかでラフマーニ派かシン派に別れているような気がするんですよね。それ以外でワイ、ラフマーニさんよりシンの味方をしたことなんてろくになかったと思うので、そう思うだけなんですけども。

この二人の対立については、正直どっちもどっちだと思っているんですが、強いて言うなら私はラフマーニさんの意見のほうが支持しやすいかなと感じています。なので、前の配信でも言った記憶があるんですが、今の状況は心外です。

顔が怖いパラディン・ラフマーニ

反抗的な態度は見せずに、「分かった、そこで会おう」とパラディン・ラフマーニの命令を素直に受けると、会話がそこで終了し、スゥ~……とパラディン・ラフマーニの顔に差していた照明が消えました。前も似たようなのあったけど、この人、この差が怖いんだよな~。なんでデフォルトで顔が暗いんだろ?

キャシー・ハロウェイについて

パラディンとの会話後に、あらためてアート・ナップさんに聞き込みをします。アートさんは最初にナイト・シンの命令で話したときのことを覚えていてくれました。しかし、「おべっか使い」と言われてしまいます。まあ、あのときは必死で B. O. S. に入ろうとしていたときだから、それも仕方ないかな。少なくとも76のワイのことをきちんと覚えている点で、まだ彼がボケていないことがわかります。

念のため、キャシーさんのほかに行方不明になった人を知っているかと訪ねますが、人付き合いが苦手でほかの人間のことはわからないと言われました。こういうタイプって、意外と顔が広そうなのに、意外。

キャシー・ハロウェイさんについて

捜索対象のキャシーさんは彼の姪で、話を聞く限り利発そうなイメージです。ファウンデーションに移り住む予定でキャラバン隊を雇ったとのことでした。手紙にはなんどもこのキャラバン隊の名前が出てくるのに、実際に問い合わせるとすっとぼけられたので、このキャラバン隊が関与していることは間違いないと信じているらしいです。

「いえ、うちは荷物は運びますが、人は運びません」という答えに、「うちは奴隷商人じゃありません」と言いたげなメッセージが込められている気がします。

ファウンデーションには住みたい人が殺到していて、今じゃコミュニティにとって有益な人じゃないと住めないぐらいになっているはずだから、その点でもキャシーさんが聡明な女性なんだろうということがわかります。アートさんも早く姪に会いたいと猫かわいがりしていますしね。奴隷にされてしまったんなら悲劇だなぁ。

クエストの詳細

クエストの内容を見ると、ブルーリッジ・キャラバンでパラディン・ラフマーニと落ち合う流れになっていたので、今回はここまでで切り上げます。最後にウォールームに帰ってきているであろうマルシアちゃんに会いに行きます。

クレーターのヤオ・グアイ

クレーターにファスト・トラベルしたら、敷地内にヤオ・グアイがいて襲ってきました。あいかわらずだなぁ……。今となってはロクシーさんも自由に動けなくなったので、みんなノーリアクションでだれもヤオ・グアイの相手をしてくれません。パワーアーマーを着るのが面倒だったので、この場は逃げることにしました。

事後のマルシアちゃん

ウォールームに行くと、マルシアちゃんの雰囲気がだいぶと柔和になっていて、好意的な挨拶をしてくれます。ウォールームにはうまく馴染めているようです。やっと自分の肌が馴染む場所に住めるようになってよかったね。

つっけんどんなバーク

鳩のネックレスを返してあげたバークさんからは、どんなお礼を言われるのかと期待していましたが、放たれる言葉は「ここから出ていけ」といったかなり辛辣なもので、ネックレスの話など微塵もしてくれませんでした。「このことは忘れない」って言ってたじゃん……。

マーシャちゃんはシーナさんのお気に入り

シーナさんも相変わらず辛辣ですが、マルシアちゃんのことを尋ねると、「あの子はタフだ。気に入ったよ」と高く評価していることを教えてくれます。仲がよくてちょっとほっこり。

ピアースさんもマーシャちゃんを評価

ピアースさんがマルシアちゃんを評価しているのは、AMS 本社に行く前からハッキリしていましたが、「あのシーナが入れあげてるんだぜ。それだけで分かるだろ」と語っているので、マルシアちゃんのチーム内のポジションは安泰のようです。ならば76のワイが心配することなんて、なにもあるまい。

ウォー・パーティはもうちょっと頭のよさを発揮してストーリーに絡んで来てほしいんですが、もしかしてもう出番はこれで終わりかなぁ? またマルシアちゃん絡みで活躍してほしいんだけど、マルシアちゃんの動向がここで分岐してしまうと、開発チームがプレイヤーの分岐具合に合わせて物語の続きを作るのに消極的にならないかちょっと心配です。クレーターの連中が好きなので、ここでフェードアウトせずに、今後もどんどん前に出てきてほしいなぁ。

とりあえず、次回はブルーリッジ・キャラバンにパラディン・ラフマーニと殴り込みしてきます。向こうにも76のワイ好みの濃いキャラがいるかなぁ?

Twitch エリーズなの? アリエスなの? に続く
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