Vault 101から姿を消した親父の背中を追いかけて、ウェイストランドを旅しているあいだに、キレイなお姉さんから故郷に手紙を届けてほしいという依頼を受けて、脇道に逸れてしまった101のワイ。前回はお姉さんの故郷を襲撃しているらしい The Family という組織と、襲撃の最中に忽然と姿を消してしまった Ian West という依頼主の弟らしき男の子を探し出すために、Northwest Seneca Station というロケーションまでやってきました。今回もここの探索を続けて、キレイなお姉さんの故郷のクエストを進めていきます。101のワイは優しさに満ちあふれた聖女だからね、まっすぐ親父のもとに行けないのは仕方ないね!

前回 Northwest Seneca Station のメトロで出会った ghoul の Murphy さんから、ここの地下通路を抜けた先に The Family のアジトがあると聞いていたので、マンホールを下りて進もうとしましたが、周辺は放射能汚染がひどくて、やむなく撤退していました。今回は再突入するにあたり、防護服みたいなものが手に入らないか、手持ちの荷物と Moira や行商人の売り物を確認してみることにしました。

Moira の在庫

やっぱり売ってないですね。1個ぐらい確保しといたほうがよかったかもしれません。あとの祭りです。仕方がないので、試しに Rad-X で放射能耐性を上げて、強行突破で一度突っ込んでみることにしました。案外トンネルの奥のほうは汚染されていないなんてオチはないかな……? 原子力発電関係の設備があったり、全体が不法投棄場になっていたりするわけでもなさそうだから、さすがにトンネル全体が汚染されているわけじゃないと思うんですよね。

Mirelurk

案の定、下りたハシゴから少し進むとバリバリ音が消えました。どうやら入り口だけだったみたいです。あれ、原因は十中八九、Murphy たちがマンホールのそばに置いていた黄緑色の発光液のせいですよね。

マンホールを降りた先にはバラモンの死体が転がっていて、マイアラークが2匹ぐらいいました。相変わらず強いけど、1匹ずつならやれなくもないかなぁ。だんだん Stimpaks が余ってきたので、今はまだゴリ押しできます。

突然の死

なんて、油断してたらフラググレネードが落ちてくるワナに気づけなくて、あっさり死にました。相変わらずうっかり死ぬ101のワイです。このゲームのいいところは、死んでもあんまりペナルティーがないところです。オートセーブ機能があるので、ハシゴを下りたところからやり直しです。お安い御用だ!

Meresti trainyard につながるの線路

また忘れかけていたワナから逃げて、天井が崩れてできた瓦礫を上ると、地下鉄の線路に出ました。地雷が仕掛けてあったり、Mirelurk の死体が転がっていたりします。知能がある住人が潜んでいそうです。

Robert

ちょっと進んだら Robert という見張りをしている男性と出会いました。いきなり発砲してこないところを見ると、なかなか平和的な人みたいです。少なくとも Raider の類じゃなさそうです。

Speech で奥に通してもらえないかとお願いできますが、見事に失敗しました。仕方がないのでキャップを支払ってカギを開けてもらうしかありません。雑談をして、話題を広げながら交渉できないかと思って「探索していただけなんだ、すまん」と言ってみたら、それであっさり会話を切り上げられてしまいました。容赦ねぇ!

Meresti trainyard

もう一度話しかける前に、まだ探索できていない場所をぐるっと回ってマップ全体を把握することにしました。ここから行けるほかの場所は、Meresti Trainyard という操車場みたいな場所だけでした。これが Murphy さんが言ってた場所かな? でも、さっきの Robert さんも気になるので、賄賂を手にもう一度話しかけることにしました。

Brianna

賄賂をあっさり受け入れた Robert さんに入り口を開けてもらって、奥に入ることにしました。そこでは数人の住人がグループを作って倹しく生活していました。どうやらここが The Family のアジトで間違いないみたいです。想像と打って変わって、まったく攻撃的じゃないし、なんかそこらへんの集団よりよっぽど統率が取れています。

ここの Brianna さんは話した感じ、この集団のなかで体を売るお商売をされている女性みたいなんですが、その服、そのタイツの破れ具合、101の聖女こと、ワイの服と同じじゃね? ワイはやはり汚れた女なのか?

Vance

入り口の Robert さんが、余計なことをする前に話しにいけと言っていた Vance さんを見つけました。ここのリーダーみたいです。語り口調がすごく……宗教臭いです。食人族扱いで地上の人間社会から迫害を受けてここに隠れ住んでいると言います。でも、本人ら曰く、ほしいのは肉じゃなくて血だけみたいですね。

選べる101のワイの選択肢がほとんど食人族と罵る口調か、理解できないと拒絶するものなので、ここの住民の話に一通り耳を傾けて、彼らの実態への理解を深めるといいといったことを Vance さんから提案されました。ご丁寧に共用ターミナルのパスコードまで教えてくれます。

みんなの話を聞いていると、ここの人間はみんな厳しいルールを自分に課して生活していることがわかります。口にするのは肉じゃなくて血だけだし、栄養源として必要最低限の量にとどめているし、同族は殺しちゃいけないと決めているし、自分たちの身が汚れている認識があるから、子供を作らず、外部から同胞だけを集めるようにしているらしいです。どうも中二病みたくバンパイアに憧れている連中というわけではなく、本当に放射能汚染による変異かなにかで血を吸いたい欲求に苛まれている人間の集まりなんですよね。それを自制して、人里離れた地下で暮らしています。Raiders よりよっぽど高尚に見えます。

ただ、食事の問題は根深いみたいで、Arefu みたいな小さな集落をあえて狙うという狡猾さもあります。犯行が知能犯寄りになっただけと言っちゃあ、それまでなんですけどね。

Arefu 襲撃事件について

ターミナルには Arefu 襲撃事件について語る Vance さんの手記もあります。バラモンを皆殺しにするなど、集落と敵対する行為は彼らのやり方に反しているようです。相当お怒りだったみたいですね。

吸血鬼認定

お前らの正体がわかったぞ!――ということで、もう一度 Vance さんに話しかけます。信じがたいけど、吸血鬼なんですねという話をしたら、ちょっと残念がられました。もっと中二病精神に共感してほしかったみたいです。すまんな。

ここの駅は先に外で見た操車場と同じ、Meresti という名前みたいなんですが、この名前ももともとあった駅名ではなく、吸血鬼で有名なルーマニアの都市の名前「メレシュティ」にちなんで付けられているらしいです。こだわる方向がさらにオタクっぽいですね。

彼ら独自の社会に対する101のワイの認識はこれ以上詰められないようですが、ここで行方不明になっていた Ian くんの話題を出すことができました。Ian くんについてはほかのメンバーにも尋ねることができて、彼がここにかくまわれていることはわかっていました。

お姉ちゃんからの手紙を持ってきたと言うと、Ian くんも彼らと同じ、血に飢える体質の持ち主で、West 家の両親を殺したのは彼だという話を聞けます。その件で彼は今混乱していて、隔離措置を受けているのだと言います。その後、また Speech チャレンジが挟まって、今回はうまくいったので、隔離中の Ian くんと話す機会に恵まれました。

Ian くん発見

先に進むと、ターミナルでロックされた隔離部屋に横たわる Ian くんと会えました。精神的に追いやられているらしく、ベッドでぐったり横たわっています。しかし、ゲームの仕様上の都合で、話しかけると律儀にキビキビ起き上がって話を聞いてくれる Ian くん。真面目! うつになるタイプだよ!

本人から話を聞いた感じ、血に飢える欲求は10歳のころからあって、お姉ちゃんの協力で長年抑え込んでいたようですが、最近になって両親相手に炸裂したようです。長年発作を抑える協力をしてくれていたお姉ちゃんが、故郷を離れて Megaton に移住してしまったのも大きな要因なんでしょうね。どうも Ian くんが両親を殺したのは自他共に認める事実みたいです。のどの渇きで本能的に両親に手を出してしまって、二人の死体を前に呆然としていたところを Vance さんに拾われたという流れで間違いなさそうです。

なんで Vance さんには Ian くんの犯行が察知できたんだろうかと疑問を投げてみたら、第六感みたいなカンだろうという話が Ian くんから聞けます。それ以外考えられないみたいです。それもそれでホラーだなぁ。仲間の存在を感じる能力があるのかな?

ルーシーの手紙

私個人は、似た性質の仲間と一緒にいたほうがいいのではないかという気がするんですが、101のワイの選択肢を見るに、どうもどうやっても連れて帰りたいみたいです。お姉ちゃんの手紙を見せると Ian くんも故郷を思い出して気が変わったのか、家に帰ると言い出します。そしてそっとベッドに戻ります。そんなんで大丈夫か? っていうか、こんなんに帰ってこられたら Arefu の人たちも正直、怖くない……?

Vance からの提案

Ian くんに「オレの決意を Vance に伝えてくれ!」と頼まれたので、代わりに101のワイが伝えにいきます。自分のことなのに責任をとるようなことを避けようとするのも、典型的なうつ症状ですよね。よくないよ! 自分の思いは自分で伝えようね!

幸いなことに、Vance さんは怒りませんでした。自分がしたかったのは迷える子羊を導くことで、人にはそれぞれの道があるみたいな、聖職者がいいそうな高尚な言葉をこれまた添えて納得してくれました。

また、Arefu の集落について、彼らを襲わなくても別の方法で食料を確保できるんじゃないかと提案すると、病院跡地などから拾ってこられる Bloodpacks には限界があり、持続的な食料には向かないそうです。そこで、Arefu の住人に献血あるいは Bloodpacks 集めをしてもらって、寄付する代わりに The Family には集落の護衛をしてもらう案はどうかと聞いてみました。Vance さんは101のワイの案を気に入ったようで、集落のリーダー的存在の Evan King さんに渡す提案書まで作ってくれました。さすが101のワイ、考えることが聖女やで!

Evan King

さっそく Arefu に帰って、護衛している Evan King さんに提案を持ちかけると、彼らは喜んでその提案を飲んでくれました。定期的な献血って、けっこう大変そうだけど、このウェイストランドで安全が確保されるなら安いもんなのかな? 続編が出て数年後の状態が描かれたら、また両者が不仲になって問題が噴出してそうだけど、とりあえず今はみんな満足してるからこれでいいかな。これにてキレイなお姉さんのお手紙配達クエストは終了です。101のワイ、マジ聖女。

レベル9にアップ

クエストを完了させた経験値でレベル9になりました。前回から引き続き、Lockpick で開錠できる難易度をひとつ上げるために50まで振って、同じく中途半端だった Medicine と Repair に振って50にそろえてみました。このふたつのスキルはこれくらいなら振ってもムダにならなさそうな気がします。残りはどれにしようか考えて、低さが目立ち始めた Small Guns を補うことにしました。

Fallout 4 をやったときに「今作はレベル上限がないからどこまでも強くできるぞ!」という話を山ほど聞いたので、今作はレベル上限があるはずなんですよね。そろそろ後戻りしにくいお年頃になってきた気がしますが、あんまりネタバレせずに勢いのまま初見プレイをする気でいるので、ものすごく中途半端な子が育ちそうな気配を自分でもプンプン感じます。でも、負けずに突き進みます。

Gun Nut

Perk は悩んだ末に、さっきなけなしのポイントを振った Small Guns を補うために Gun Nut をとっておきました。いろんな銃に適用されるから、ムダにはならんでしょ。しかも Repair も上がるので、お得です。

実家に戻った Ian くん

Arefu に来たついでに West 家をのぞくと、死体が片付けられていて、Ian くんが住み込んでいました。今のところ住民との関係は良好みたいです。いい話だけど、私にはその感覚がよくわかりません。よく平気でいられるなぁ……。時間空けて戻ってきたら、また事件起こってる系になりませんように……。

Hematophage

Arefu 側と話がついたので、もう一度 Vance さんのところに戻って、取り引きが成立したことを知らせにいきます。Vance さんは感謝してくれて、すぐに Alan さんを護衛として Arefu に送ると言ってくれました。

吸血鬼の生態を教えてくれという選択肢があったので、なにも深く考えずに選んだら、Vance さんが半吸血鬼にしてくれました。Hematophage という Perk が追加されて、Bloodpack を消費した際の HP 回復量が、20まで増加しました。

あと、15CAP で Bloodpacks も買い取ってくれるそうです。余ったらここに持ってくれば金策になるわけですね。

Hematophage

Hematophage って、つまり蚊ですよね。101の聖女から蚊になった101のワイ。英語の理解度が浅すぎて、てっきりなにか彼らの生きかたや慣習について説明があると考えてこの選択肢を選んだんですが、まさかの仲間入りがかないました。配信ではダークサイドに落ちたなとツッコまれていたんですが、別に完ぺきに彼らと一緒ってわけじゃなくて、血を飲みたい衝動まではないらしく、別に飲んでも飲まなくてもいいらしいです。じゃあ、回復手段が増えるだけお得っていうだけの話ですよね。

でも、よく考えると彼のおかげで吸血鬼に近い特質が手に入ったわけで、やっぱりこの人ってマスター・ヴァンパイアみたいな、始祖ポジションの人なんじゃないかな? Arefu の事件について述べたあとに、“Our time will come, I promise you.(約束しよう。オレたちの時代はくる。)”って言ってるし、実際はけっこう虎視眈々とチャンスを狙っている狡猾な人なんじゃないでしょうか? Ian くん、じつは最初から狙われていた説あったりしない……?

シシケバブ

Vance さんから提案書をもらったときに、クエストの課題が完了した報酬として、Shishkebab の設計図をもらっていました。私のシリーズ後続作品の知識が正しければ、炎が出る刀みたいな武器ですよね。あんまり強いイメージがないけど、どうかなぁ? でも、せっかく近接武器メインでポイントを振っているので、一度は作っておきたいところです。火炎の持続ダメージが入るなら、それはそれで重宝する場面もあるかもしれませんしね。

必要なパーツはバイクの燃料タンク、パイロットランプ、芝刈り機の刃、バイクのハンドルブレーキらしいです。今後の探索はちょっと意識してパーツを集めます。

Stimpack を貢がれる聖女

現場の話し合いが決着したようなので、依頼主の Lucy さんにも話を聞いておこうと思い、Megaton まで戻ってきました。到着してすぐ住民が Stimpak を恵んでくれました。

……えっ?

目の前におんの、アルコール中毒の蚊ですよ……?

Urban Avenger

ふと思い付いて自分のカルマを確認したら、Arefu の一件が無事に片付いたおかげで、カルマがもう一段階、善に傾いて Very Good の Urban Avenger になっていました。なにがどう違うのか具体的にわかりませんが、今のところはっきりしているのは、このレベルまでくるとアル中だろうが蚊だろうが、道行く人が Stimpak を恵んでくれることと、おそらく Jericho さんは一生ワイのコンパニオンになってくれないであろうことです。こんな聖人ぶった小娘、めちゃくちゃ嫌いそう。

さっぱり Lucy

Lucy さんに手紙を届けた報告をしてみましたが、「そんなこと忘れかけていたわ」とあっさり言われてしまいました。事件がどうこうより、「覚えておいてくれてありがとう!」ですって。なんか拍子抜けですが、お礼も言われたことだし、このクエストは本当にここで終わりみたいです。

あれかな? 気になっていたのは両親の安否だけで、弟のことは言うほど心配じゃなかったのかな。だって Megaton に出てきているくらいですし、弟の食欲を抑えるのは、義務感でやってただけで、内心うんざりしてたとかで、今さら関わりたくないのかもしれません。うっ……なんかちょっとさびしいけど、深く掘り下げずに次回はまた親父捜索に戻ろうと思います。

Twitch ほぼずっとメトロで迷ってた回に続く
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